曇、28度、90%
孫娘が滞在中は外食も多くもちろん孫娘のご要望に応えます。私は外食すら滅多にしないので喜んでお供します。「お昼何食べたい?」「ラーメン」「東京のラーメンと違うよ。」「うん、でもいいよ。」とこんな感じでラーメンを食べに行きました。
博多はご存知のように「豚骨ラーメン」です。私もこの「豚骨ラーメン」で育ちました。大学の頃までは帰省すると「豚骨ラーメン」を食べたいと思いました。ところが30歳あたりで「豚骨ラーメン」はもういいやと思いました。なぜか?匂いが強い「豚骨ラーメン」ですが、それぞれの店で長時間スープを取るところは少なくなり、時代の風潮で軽く匂いのない「豚骨ラーメン」に変わりました。それでも食べたいとは思いません。福岡のラーメン好きは皆さんそれぞれ贔屓の店があります。どこの店が美味しいかを聞けば、皆さん違う店の名を言うはずです。
向かったのは長浜、魚市場の町です。有名店も多く、長蛇の列を覚悟です。食券を買い待ちます。息子一家の好きな店で以前にもお供しました。コロナで席数が減らされて並ぶ時間も長くなったようです。麺の硬さも選べます。細麺、硬いのが博多ラーメンです。思ったより大きいお椀がすぐに出て来ます。ここはシンプルに「煮肉」「ねぎ」のみですが、「焼き豚」「キクラゲ」「のり」がついてくる店もあります。テーブルの上には「紅ショウガ」「ゴマ」「胡椒」が置かれています。相席ですので、大きな入れ物です。 私は「紅ショウガ」「ごま」ともに大量投入。ご覧のようにスープは白濁しています。さらりと臭みのないスープです。小さい頃はドロっとしてました。スープは美味しい、麺はかなりの量です。ここの「煮肉」は塩っぽく、私は好きでありません。孫たちも相席の人たちも似たり寄ったりのトッピングで食べています。
孫娘の食べる勢いのすごいこと、驚きます。スープを飲まず麺をガツガツ食べています。挙句に「煮肉」のおかわりです。博多ラーメンは「替え玉」と言って麺を足すことができます。当然のように息子は「替え玉」です。その時少なくなったスープを足してくれます。久々の「博多ラーメン」私も周りの勢いに乗って食べました。「紅ショウガ」の酸味がないと食べることができなかったと思います。
8歳の孫娘、完食しました。この私、お腹いっぱいで苦しかった。でもみんな口々に「美味しかったねえ。」このラーメンを懐かしく思う人、博多の思い出と重なる人、その土地その土地の食べ物は記憶に残ります。孫娘が来たらまたお供させてもらいましょう。