晴、9度、79%
香港から家に戻ってくると、たくさんの荷物が届いていました。その中の一つは箱いっぱいのトマトでした。 この小袋が10個。さすがの私でもこんなにたくさんのトマトは食べれないと思いました。お礼のメールには「友人におすそ分けしますね。」と書き添えました。
翌朝、早速義母に一袋届けました。家に帰ってトマトを食べてみてびっくり。甘くてそれでいて酸味も感じられる実に美味しいトマトです。三重県のトマトです。こんな美味しいトマトを人にあげるにはもったいないと、ケチな私は結局残りの9袋全部食べました。袋入りのミニトマトを買っても一粒一粒甘みや色にばらつきがあるのが当たり前です。ところがこのトマトどれを取っても同じ味、同じように真っ赤な可愛いトマトです。
ヘタを取ってお口に放り込みます。皮がしっかりしているので、歯で皮を破ったその瞬間に中の種が口中に破裂します。皮が硬いのがまた美味しく感じます。大きさもほぼ均一、食べながら思いました、「今年はトマトを作るのをやめようかな?」2年間トマトを庭で育てましたが、9割は酸っぱいトマトでした。しかも大きさも不揃い、色だってまばらです。
後日、贈り主に再度お礼のメールを入れました。お返事には「夏のここのトマトは皮が薄くなってまた美味しいです。」と書かれています。予約取り寄せができるのだそうです。夏、主人が戻ってくるのに合わせて送ってもらおうと思います。取り寄せをしない私がここまで思う驚きのトマトです。作る方のご苦労がそのまま反映するのが農作物です。日本の野菜、果物がお高いのは生産者のたゆまない研究の上に立つ値段なのだと納得しました。
家庭でのトマト作りに精進するか?全国の美味しいトマトを取り寄せてみるか?夏を前にして悩める私です。