曇り、27度、82%
綴目もはずれかかった6冊のノートがある。
結婚して以来、書き留めてきたレシピ。
図書館で借りてきた、ホルトハウス 房子さんの『西洋料理控え』の丸写しから始まっている。
30年ほど前のこと、出てくるスパイスを紀伊国屋でそろえながら、一つずつ作っていった。
ローストチキンのさばき方まで、図入りで写している。
パンもお菓子も焼き時間の違いや分量の変更やら細かにメモが入っている。
当然、しみもイッパイ付いている。息子の落書きまである。
友人からもらった彼女たちの手書きのレシピも挟まっていたり、20年前の香港ではカステラが手に入らなかったので、手つくりするしかなかった事を思い出したりする。
このノート、最近は開くことが少なくなった。
このノート以外にも、スクラップしたもの、70冊はあるかと思う料理の本がある。
それでも、時折出してきてゆっくりとページをめくる。
若かった頃の夢や欲しかったたくさんの物が、ページの間から顔を出す。
欲しかった食器、欲しかった鍋など。 そんなものが、充分に手に入った今、
このノートは、私に自分の原点を教えてくれる。
お鍋や、食器以上に、サアー、今日も何か作ろーって、励ましてくれる。
とっておきの宝物。
綴目もはずれかかった6冊のノートがある。
結婚して以来、書き留めてきたレシピ。
図書館で借りてきた、ホルトハウス 房子さんの『西洋料理控え』の丸写しから始まっている。
30年ほど前のこと、出てくるスパイスを紀伊国屋でそろえながら、一つずつ作っていった。
ローストチキンのさばき方まで、図入りで写している。
パンもお菓子も焼き時間の違いや分量の変更やら細かにメモが入っている。
当然、しみもイッパイ付いている。息子の落書きまである。
友人からもらった彼女たちの手書きのレシピも挟まっていたり、20年前の香港ではカステラが手に入らなかったので、手つくりするしかなかった事を思い出したりする。
このノート、最近は開くことが少なくなった。
このノート以外にも、スクラップしたもの、70冊はあるかと思う料理の本がある。
それでも、時折出してきてゆっくりとページをめくる。
若かった頃の夢や欲しかったたくさんの物が、ページの間から顔を出す。
欲しかった食器、欲しかった鍋など。 そんなものが、充分に手に入った今、
このノートは、私に自分の原点を教えてくれる。
お鍋や、食器以上に、サアー、今日も何か作ろーって、励ましてくれる。
とっておきの宝物。