晴、18度、77%
山梨からさくらんぼを頂戴しました。 息子の高校時代の友人の農園からです。家族ぐるみのお付き合いをさせて頂いて長い月日が経ちます。息子たちは家庭を持ち、子供もできました。昨年のクリスマスには、ご夫婦揃ってちょうど主人が帰っていた我が家に来てくださいました。日本のさくらんぼは色も可愛く、ほのかな甘さです。たくさん頂いたので、気が大きくなって「さくらんぼのクラフティ」を焼きました。お値段がお高いさくらんぼです。
クラフティは簡単に焼けます。粉、ミルク、卵、お砂糖、クリームを合わせた生地をタルト型に入れたさくらんぼに流して焼くだけです。ふんわりしたスポンジのようなカスタードにさくらんぼが浮かびます。さくらんぼの種取りが厄介です。さくらんぼの種取り専用の器具があります。「さくらんぼクラフティ」のお国フランスのもので、さくらんぼを挟んで種を取る仕組みです。形が綺麗なので幾度も欲しいと思いましたが、お値段がうんと高い、それに、めったに登場することはない器具です。そこで、 こんな小さなくり抜きを使って種を取りました。タルト型一杯にさくらんぼを敷き詰めて、クラフティの生地を流します。
生地にはさくらんぼのお酒、キルッシュを入れました。焼くと、クラフティはスフレのようにどんどん膨らみます。さくらんぼなんか3センチほど型から持ち上がっています。大丈夫、冷めると型に収まります。カスタードの香りのそばから優しいさくらんぼが匂います。
生で食べる分も取ってありますが、まだたくさんのさくらんぼ。そこで私専用のコンポートも作りました。毎朝焼くフランスパンにのっけるつもりです。 コンポートにもキルッシュを少し。瓶の中の色が素敵です。
さくらんぼに始り、桃、ブドウと収穫にお忙しい時期が続きます。お忙しい中、ありがとうございます。ご無理なさらないでくださいね。