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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

沈丁花の香り

2022年02月28日 | 

晴、3度、60%

 昨日は朝から異常なまでに温かな一日となりました。座敷の雨戸を朝開けると、春の気配の中甘い香りがふっと鼻を掠めます。「咲き始めた!」沈丁花です。

 低木、しかも大きなマキの木の後ろにある沈丁花は私が立っている縁側からは姿が見えません。昨年末、いえ、十一月には花芽をつけていました。緑の花芽が次第に赤く染まり、寄せ集まりの小さな花がひとつふたつと開きます。花が開き切るともっと香りは高くなりますが、咲き始めは薄ピンクと濃いピンクののコントラストが可愛い沈丁花です。 白花もあります。香りの良い花木の3つのうちの一つに数えられます。沈丁花、クチナシ、金木犀。それぞれの香りは季節を知らせてくれます。

 この家の庭には小さい頃からクチナシがありました。私がこの家にいなかった40数年の間にキンモクセイが植えられていました。沈丁花は私の帰国後、私が穴を掘って植えました。5年目の沈丁花、木の大きさは3倍近くになりました。3大香木が全部庭に揃いました。

 帰国後、造園の人たちが作っただけの庭は索漠としたものでした。一年経ちまた一年経ち、庭の緑が濃くなり、全体が調和し始めています。今少し暖かくなると庭仕事再開の季節です。

 北側の庭には梅が香っています。家の中にはヒヤシンスが3つ咲いています。 父母に沈丁花を供えました。玄関には梅の花をいけました。家の中も外も春の香りで満たされています。


ヒヤシンス

2022年02月20日 | 

曇、6度、64%

 ヒヤシンスの球根を園芸店でもらったのはつい3週間前のことでした。「売れ残りですが、おひとつどうぞ。」といつものお兄さん。球根はネットに入ったままいろんな種類がありました。チューリップ、水仙、ヒヤシンス、クロッカス。どれも秋の終わりには植え付ける球根たちばかりです。緑の小さな芽が出ているものもあります。欲張りなので、5個入りのヒヤシンスを選びました。お兄さんのお勧めで家に帰りすぐに水栽培にしました。

 5個はミックスで色は何が出るかわかりません。赤が3個白が2個。まあゆっくりと待つつもりです。「咲くのは五月ごろかなあ。」二日もすると、白い根が球根の水際に目立ち始めました。そして白い球根2つの水が濁ります。朝一番水を換えても数時間で濁ります。白い球根一つは三日目で水際にカビが発生しました。カビを取ってもすぐに生えてきて腐り始めました。すぐさま捨てました。カビは伝染します。今までの経験からもヒヤシンスの白い球根は傷みが出やすい品種です。

 白ひと玉はカビがあるものの、芽が出ています。赤玉の根の発育は順調です。真っ白な勢い良い根を、緑の芽もぐんぐん大きくなりすぐに葉と花芽に分割しました。花芽は最初緑で何色に染まるかわかりません。2日前、一番大きな花芽が開き始めました。紫です。しかもグッと深いビロードのような紫です。 昨日全開しました。朝起きてくると部屋の中がヒヤシンスの匂いで満ちています。赤玉残り2つも今朝は花芽が頭一つ出てきて開花間近です。

 園芸やのカゴの中で放って置かれた球根たち、じっと球根の中の栄養で春の準備を進めていたのでしょう。幾度お客さんの手に取られたのか、結局私のところで花開きました。まさかの3週間目です。生き物の持つ生命力を信じています。家の中にも春の訪れです。


レンズを通して見る花

2022年02月16日 | 

晴、4度、58%

 一昨日あまり暖かかったので庭の花たちを一つ一つ見て回っていました。思ったより早く咲き始めた花もあれば固い蕾ですでに数ヶ月過ぎた花もあります。記録として写真に撮ります。

 風景もそうですがカメラのレンズを通すと、肉眼で見ている景色とは違って見えることがあります。レンズで切り取られた空間です。花や昆虫を近くでカメラに収めようとする時、レンズの中で花が全く違った表情を見せてくれることがあります。驚くような雄しべの数、羽毛が生えていたことなど肉眼では見えなかったものを発見します。美しいものもあれば時にはグロテスクにも感じます。

  一年のうち8ヶ月は庭で咲いている小さな花「ローズマリー」です。小さいので花姿にも気を止めないのですが、接写するとこんなに可愛い花です。 雨上がりの「ビオラ」雨滴に気付きます。 数ミリの「セダム」プクプクと摘んで食べたい様子です。 これも「セダム」 「ラベンダー」は一つの穂に花が集まっています。一見紫ですが実は花色はグラーションがかかっていました。 椿は豪華に見えましたが、花芯は乱調の美を持っているようです。 花びらとも見えるがくの縁取りの緑のラインがくっきりと見えた「クリスマスローズ」です。花芯の薄緑、雄しべたちをふくめてバランスの良い花姿です。見出し写真も「クリスマスローズ」です。花びらの色が違うと同じような花芯が際立ったコントラストを見せてくれました。

 すっかり庭で長居をしてしまいました。昨夕から福岡の冬の北風が吹き始め、この数日は寒さが戻り庭に出るのすら億劫になります。暖かくなると花を見るのも、花をカメラに収めるのも楽しみです。


白梅が満開

2022年02月15日 | 

晴、6度、54%

 昨日の福岡地方、一枚上着をを脱ぎたくなるような暖かな昼間でした。暖かさが嬉しいと身体も心も寛ぎます。道行く人の表情も心なしか朗らかです。日差しに誘われて庭にいる時間が長くなります。一昨日まで小さな蕾だった白梅が見上げると満開でした。

 梅はうっすらと香ります。気付かない人もいるようです。強い香りではありません。一瞬、鼻を掠めるともう匂いません。この一瞬の香りがなかったら、白梅を見上げることがなかったでしょう。「木が古いほど、花が少ないほど」良いと言われる梅です。苔むした枝にポツポツと咲く梅の花は風情があります。我が家の梅は私よりご高齢です。「おいくつですか?」と尋ねてみたい。私が伐採いしますが、剪定し良い枝ぶりをつけてやりたいと毎年思います。梅にしては高木となりました。

 この2年、「ウグイス」がやって来ません。動く気配に見上げてもいるのは「メジロ」です。 鳴き声が違います。「梅に鶯」と言いますが、色合いからすると緑の綺麗な「メジロ」の方がお似合いです。昨日はつがいで頻りに幹をつついていました。

 我が家には2本梅の木がありました。父の好きな梅の花です。ともに白梅、枝ぶりのよかったもう一本は私がこの家にいなかった40数年の間に姿を消していました。梅が咲くと一番に父に供えます。 お香、「水仙」を始め香りの良い花、香水が好きな父でした。「今年も咲きましたよ。」

 「梅の花数が少ない方が良いなんて、そんなんことないわ。」私の思いです。今年は梅の生り年です。昨年は数が少なく「梅仕事」ができませんでした。今年は収穫が多いと思うと、何を作ろうかと思い巡らします。初めの年に作った「梅酒」を料理に使っています。考えたら私は甘いお酒が苦手でした。「梅酒」を料理に使うと甘味料代わりにもなります。「梅酒」だけで炊き上げた昆布は最高に美味しい。 

 今日から気温が下がり明日は真冬日になると予報が出ています。束の間の暖かさを満喫した昨日でした。


クリスマスローズ 咲きました。

2022年02月06日 | 

曇、4度、67%

 年末に小さな蕾を見つけたクリスマスローズが開きました。蕾が膨らみ、今か今かと待ちます。すぐに消えてしまう雪が舞う昨日、3株のうち2株が開花しました。

 5年前、帰国と同時に友人の庭から送られて来た「クリスマスローズ」です。「クリスマスローズ」は種植えから開花まで数年かかります。いただいた株には花芽がついていました。年々株が太りました。花数も多くなりました、

 帰国前から自分の庭には「ラベンダー」と「クリスマスローズ」を植えると決めていました。でも、庭のどこに何をとプランができないまま、庭仕事をスタートさせました。「3年はかかるわね。」「いや5年かな。」庭土をいじりながら、植物相手の庭造りの先を思いました。

 「ローズマリー」もはじめに植えたところから移植しています。私が育った家ですがこの家を出て42年ぶりの帰宅です。季節による日当たりすらつかめません。はじめの1年は日の射し方を探りました。

 昨年いただいた「黒いクリスマスローズ」は鉢植えです。地植えの3株は、5年前いただいた2株に私が一株買い足しました。毎年色が若干ですが変化します。親株の脇の地面から新しい芽が出て花をつけたこの真っ白は、 一重です。

 昨年の残暑で根腐れを起こして半分になった赤い「クリスマスローズ」は今年はやや紫がかかった濃い色です。 今日明日中に開くでしょう。見出し写真の八重咲きを4年前買い足しました。薄黄色の花びらのリムにうっすらピンクが入っています。

 枯葉を摘むくらいで特に手をかけているわけではありません。地植えにすると水遣りも真夏ぐらいです。今から数ヶ月次々に咲き続ける「クリスマスローズ」です。

 黒い「クリスマスローズ」が小さな株なのに花をつけたことを不思議に思い調べてみました。やはり品種改良が進んでいるようです。しかも交配で新しい品種を作るのが容易だそうです。素人でも受粉によって花色、花の形や株の大きさを新しく作ることができると聞きました。

 心に決めていた5年目の庭造りに入ります。 我が家の庭は友人たちから送られて来た草木が一年一年大きく育っています。ありがとうございます。


色づき始めた蕾たち。

2022年01月31日 | 

雨、5度、60%

 明日から「春節」を迎える香港の主人が香港の街中の様子を写真で知らせてくれました。政治的には変換期を迎えている香港ですが、写真で見る限りには一番大きな祝日「春節」前の様子は変わらなく私の目に映ります。写真の一枚一枚から永年住んだ香港のこの季節の匂いがして来そうです。中国のお正月です。街には臨時で花市が出来ます。縁起が良いとされている花たちが鉢植え、切り花とズラリと並ぶ様子は見事です。

 主人の送ってくれた写真の一枚に「合想樹」があの黄色い花をいっぱいにつけています。「アカシア」です。地元の「アカシア」が咲くのは4月です。春節のために特別に仕入れた「アカシア」に違いありません。「アカシア」が咲き始めるとその香りの中を走ったことを思い出します。「香る?」と主人に尋ねました。いい香りだそうです。我が家の「アカシア」の開花が待ち遠しいと主人にメッセージすると「写真を送って。」と来ました。こちらの「アカシア」が咲くのも4月です。「まだよ」と言ったものの気になって「アカシア」のある北庭に出ました。寒いとこの北庭には足が向きません。4年前、私の誕生祝いにいただいたアカシアは今では私の背丈の倍ほどに成長しました。見上げると枯葉色にも似た薄黄色の小さな蕾が付いていました。 咲き揃うまでには時間がかかりますが、蕾が色づき始めています。見落とすところでした。北庭の花木を見て回るとどれも蕾が大きくなり先がほんのり色づいています。

 足元を見ると、 「マーガレット」「デイジー」もポツポツ咲き始め花芽がたくさんです。 葉の色がシルバーのこの「マム」も蕾の先がピンクに。「ビオラ」もやっと葉の下に蕾をつけました。 「スノードロップ」はたったひとつ。「あれ?こんな所に植えてたかしら?」

 銀色の小さな蕾の「花桃」はひとつ二つとほころび始めています。 寒さで家に籠っている間に草木は一歩一歩春に向かっていました。「春節」の花、「花桃」です。香港では木ごと切られた「花桃」が商業施設や大きなマンションの入り口に立てられます。我が家の「花桃」はモモの記念樹にいただいたものです。もうすぐ5年、大きく育ちました。「花桃」は私にモモと香港を思い出させてくれる花です。明かりが灯ったように花咲くのはひと月先でしょうか。庭の花たちと春を待ちます。

 


黒いクリスマスローズ

2022年01月26日 | 

曇、8度、80%

 昨年10月に入った頃でしたか、「真奈さん、珍しい黒いクリスマスローズの苗です。」とお手紙付きで友人から小さな苗が送られてきました。クリスマスローズの特徴ある葉っぱは4枚、手のひらの乗るサイズにポットに植わっていました。クリスマスローズが花をつけるのは発芽から2、3年かかると聞いています。「黒いクリスマスローズの花を見れるのはまだ先のことだな。」と思い、地植えの大きく育ったクリスマスローズたちとは別の場所に鉢植えにして置きました。

 地植えのクリスマスローズたちは帰国後すぐに別の友人からいただいたものです。我が家で5年目を迎えます。きっと7歳8歳のクリスマスローズです。株は充実してきて、すでにたくさんの蕾をつけています。  昨年は株分けもしました。新しい株元から花芽付きの新芽が地面に見えています。 毎朝、寒くてもクリスマスローズの顔を見に裏庭に出るのが日課です。冬はほとんど水遣りをしません。2日前、ふと、黒いクリスマスローズの鉢に目をやりました。「??」「えっ?花?」黄色い花芯がはっきりと見えました。まさかの黒いクリスマスローズの開花です!

 小さな苗に開いた花がひとつ、蕾がふたつ。私は全く気付いていませんでした。なんという不覚。小さい苗ですから花も小ぶりです。「かわいい。」鉢を手に取りまじまじ眺めます。花を正面から見ると、黒くは見えませんが、花弁に見えるガクを外側から見ると確かに黒い花です。 黒い花は存在感が違います。小さければ小さいほど黒い妖精のように見えます。黒百合、黒いアミガサダケ、どれも私の憧れの花です。

 嬉しいので送ってくれた友人に知らせました。彼女の家のはまだ蕾もないそうです。「ブラックパールっていう名前だったわよ。」と教えてくれました。改良が進む花たちにはそれぞれ立派な名前が付いています。バラもクレマチスもホトトギスですらそれぞれに名前があります。覚えるのが面倒なので私は一絡げに「バラ」「クレマチス」「クリスマスローズ」です。

 鉢をデッキのベンチの上に置きました。ここに置けば居間から私がいつでもガラス越しに見ることができます。先日作った「セダムの寄せ植え」と一列。 もうすぐ2月、地植えのクリスマスローズも花開くはずです。黒のクリスマスローズ、この秋には地植えにしてやりましょう。


真冬に咲く花

2022年01月14日 | 

晴、3度、64%

 寒さがひとしおです。ただ今ほとんど庭仕事はお休み、それでも一日に一度は庭を回ります。ひっそりしている庭ですが、小さな変化があります。 「シンビジューム」の蕾は色をつけ始めました。「そうだわ、ピンクだったわ。」と思い出します。 「沈丁花」の蕾は小さい花ですがはち切れんほど膨らんでいます。ある朝、雨戸を開けるとふっと香る日がもうすぐそこまで来ています。

  唯一、色あざやかなのが「オキザリス」人目に付かずに木の根元で、日が当たる時間だけ漏斗状の花を開いています。この「オキザリス」をかがんで見ていたら、微かにいい香りがしました。「なんだろう?」横のフェンスに這わせるために昨年植えた「カズラ」は葉が枯れています。でもよく見ると白い小さな花が咲き、枝には小さな蕾がついています。 微かないい香りは「カズラ」でした。冬咲の「カズラ」を植えていたのです。2メーターほどに伸びるそうですが、まだ60センチの子株です。成長したら、真冬にこの花の香りが辺りに漂うだろうと想像します。 「ラベンダー」は花芽を伸ばして咲き始めました。満開は春になりますが、ポツポツ咲きながら一斉に咲き揃うと見事です。

 心待ちにしているのは、「クリスマスローズ」です。 5年前、寒さの中友人からいただいた「クリスマスローズ」は毎年花を付け、株は成長しています。深紅の花も真っ白な花も蕾が一日一日、大きくなって来ました。 株脇には新しく子株が芽吹いて花芽までつけています。 今年は花数が増えそうです。

 一見何もない庭ですが、具に見ると葉も根も何かしら動きがあります。北風の中、地面を見つめます。カチカチの私の身体が花の小さな変化で緩むのを感じます。


玉有明 椿

2021年12月24日 | 

晴、6度、78%

 庭の草花の水遣りは、鉢植えのものにたまにあげるくらいになりました。寒いので北側の庭には落ち葉を集める時にしか行かなくなりました。昨夕、ゴミ出しのために落ち葉掻きに行くと、葉陰に隠れて椿が咲いています。「玉有明」という種類です。もうかれこれ3ヶ月、大きな丸い蕾をつけていました。一つが見事に咲いています。花の少ないこの時期、艶やかな花が庭にあると舞い上がるほど嬉しくなります。3本の椿、どれも蕾をつけています。一番古株の「玉有明」は今年で4年目です。花をつけなかった昨年、その前年には実をつけました。実から採った種が庭の片隅で5センチほどに育っています。植物の命の巡りです。今年の花は一回り大きくなりました。

 「玉有明」の花を見た途端、元気になって植物たちの様子を見て回りました。庭のかしこに植えたままの「オキザリス」も年々大きくなり花をつけています。

 毎日見ているつもりでしたが、「シンビジューム」の花芽が急に膨らみ始めています。 春に株分けをしました。2株それぞれに花が咲きそうです。昨年より早い開花だと思います。

 ラベンダーの早咲の株の蕾が薄紫に染まっています。 雨が多かったこの夏、もうひと株のラベンダーは弱りました。花のついたこの株も弱った株も暖地にしては大きな株で一年中緑です。

 「花が庭にない。」と口にするのですが、 裏庭のど真ん中の「ローズマリー」は真夏を除いて小さな花をつけています。「ローズマリー」に花があるのが当たり前になって、すっかり忘れていました。

 クリスマス明けには雪の予報です。花たちは雪を被って咲き続けます。お正月の花に「玉有明」を飾ります。


ヒイラギ

2021年12月07日 | 

晴、8度、70%

 早朝走っていると、フッと鼻をかすめる優しい香りがあります。一瞬です。立ち止まり周りを見回しますが、この季節花らしいものが見えません。夕方の散歩時にこの香りに立ち止まりました。やや高めの木に小さな花が咲いています。 葉を見ればなんの花か一目瞭然、「ヒイラギ」です。「そうだった!ヒイラギの花は香るのよね。」と思い出します。白い小さな「ヒイラギ」の花が香ると知ったのは帰国してからでした。

 クリスマスの飾りに使われる赤い実のついた「ヒイラギ」をすぐに思い浮かべます。ところがこの香る「ヒイラギ」は立春に角先に飾るイワシの目を刺す「ヒイラギ」です。クリスマスの「ヒイラギ」は「西洋ヒイラギ」、イワシの「ヒイラギ」は日本ヒイラギです。黒っぽい実を付けます。「ヒイラギ」のトゲのある葉は和洋どちらにしても魔除けに使われていることに興味を覚えます。

 この香る「ヒイラギ」は「金木犀」と同じ仲間だそうです。「金木犀」ほど強い香りではありません。フッと香ったらおしまい。寒さの中の花の香りには敏感になります。そして、数日もすれば香りがなくなります。花の香りの乏しいこの季節の貴重な贈り物です。