goo blog サービス終了のお知らせ 

チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

香港のコブラ

2010年07月21日 | 香港
曇り、29度、89%、シグナル1

新聞に青竹蛇にかまれた、という記事があった。青竹蛇は毒がある。
私が毎朝走るボーエンロードにもいる。当然暑いうちは何度かお目にかかる。

香港にコブラがいるというと誰も信じてくれない。
私だってこの本を読んで知っているだけ。
  
コブラは、シンセンに近い田舎や島にいるのではなく。この香港島のピークの辺りにしかいないそうである。つまり、ボーエンロードもその範囲。
14,5年前まだ家人がボーエンロードを走っていた頃、何とまっ昼間に彼はコブラと遭遇したのだ。家人いわく、「僕も怖かったけど、コブラのほうがもっと怖がって逃げて行った。」と。
ところが誰に話しても信じてくれない。そこで、コブラの話の時にはこの本が登場する。

私が良く会うのは、

このハクビシンだ。これも、香港島にしかいないらしい。
親子三匹のハクビシンが、道をわたるのを走るのをやめて見守ったことがある。
尻尾が体と同じくらい長い。
こんな風に書くと、まるで、ボーエンドーロはジャングルの中みたいだけど、日が昇る前からたくさんの人が太極拳やジョギングをする香港島の中腹を東西にはしる片道4キロのただ、車が通らない道である。

世界一長いエレベーター

2010年07月11日 | 香港
晴れ、28℃、89%

時間に束縛されるのが好きでない。仕事の時間はきちんと守る。
だけど習い事など、とても長続きしない。

ところがひとつだけ、私の生活の中で気になる時間がある。

それがこの世界一長いと言われているエレベーター。
香港島のセントラルから山手に向かって800メーターほどあるエレベータである。
我が家がなんとこの一番上にある。そして、このエレベーターは一基しかない。
上り下りがなく、朝6時から10時までは下り、10時から夜12時までは上りに変わる。

つまり、朝10時この時間をはずすと下りは歩かなくてはならない。これができる前は難なく下りていた道なのにできた途端にこれにのって降りて市場に行くのが習慣になった。
下りだから歩いてもよさそうなのに、暑い時期はどうしても歩きたくない。
当然10時ぎりぎりに行けば、買い物が終わった頃は,上りになっている。

  
エレベーターができて、たくさんの飲食店ができ、sohoと呼ばれて隣接するランカイフォンとともに土曜の夜などの人出は、凄まじい。
ここより、西にもうひとつこうしたエレベーターを現在建設中。地元の人、特に年齢の高い人にはありがたい存在だ。
考えてみたら、こんな坂を重たい荷物を持ってよく上がっていたなと、14,15年前を思う。

定期検査と称して、上りの時間に部分的に止まっている。このときばかりは、坂の上を見上げ
誰もがため息を付き、横の階段を上がるのだ。

我が家からの夜景を

2010年07月03日 | 香港
晴れ、29度、81%

昨夜、すっきりと対岸のカオルンサイドの夜景が見えた。
やはり街中の眺めもきれいだと思い、カメラに収めた。
夜景を撮るのはほんとに難しい。

上の写真は中央がカオルンサイドのビル。両脇が香港サイドになる。

写真がうまく撮れずに悪戦苦闘。窓を開け放って撮ったのだが、その間、暑さもあいまって
我が家の下のほうにある、ソーホーの繁華街の夜の街のにおいを充分に楽しんだ。
町の夜のにおいは、甘くてやはり魅力的。
山や、早朝のにおいと一線を画しているようだ。

一夜明けて、朝から薄曇りながらカオルンサイドが見える。
ビクトリア湾をわたるフェリーが中央。
    
ここに住み始めた頃は、もっと海も空も見えたのに新しいビルの建設であっという間にこの状態。香港の不動産のうたい文句を借りれば、小海。

きのうのお買い物

2010年06月23日 | 香港
曇り、23度、93%

朝走りに行って、雨にあった。雷とともに急に振り出したけど、なんとも爽快。

昨日、久し振りに日系のスーパーマーケットに買い物に行く。
ローカルのマーケットと市場で用が足せるので、なかなか出不精になっている。

以前は日系のデパートがいっぱいあった。
今はそごうだけ。西武は名ばかりで、実際にはローカル企業の持ち物。
スーパーは、アピタにジャスコ、シティースーパー。

おしゅうゆは、キッコーマンならシンガポール製も日本製もローカルで入手できる。
おしょうゆはとても大事。好みの銘柄が見つかるまでも時間がかかるし、使う量も加減があるし。我が家は、フンドーキン。
こんなにいろいろの銘柄を選べるようになったのもつい最近のこと。
薄口しょうゆもフンドーキン。濃い口をたくさん使わなかったのに、家人が病気以来
ビタミンkの補給のため、ひじきを常備するようになった。煮物をすると、しょうゆの消費は瞬く間。ひじきは、あらめしか手に入らない。
ひじきの煮物に入れるためのこんにゃく。歯ごたえが良くおいしい。
そして、大好きなエシレのバター。カルピスの箱入りバターも売っていたが、あまりの高さに買う人がいなかったのか、売られなくなった。

日本食品は、えり好みしなければ大体揃う。鮨の流行のおかげで、わさびの売っていないローカルスーパーはないといってもいいくらい。
肉も魚も切り身で買うことができるようになった。
ほんとに生活し易くなったものだ。

やっとやってきました

2010年06月21日 | 香港
曇り、29度、81%
やっと本来の暑さがやってきた。
香港は、沖縄より南。当然暑い。でも35度などにはめったにならない。
なぜ暑いのか?まず、湿度の高さ。次に、最低気温と最高気温の差が少ないこと。
朝の心地よさなど望めない。つまり、疲れが取れないことだろうか。

その上、ここ数年空気汚染が取りざたされている。中国華南地区からの工場排気だ。
せめても朝のうちはいいが、午後になると、気管支系の弱い人たちには外出禁止のニュースが流れる。以前、東京の大田区に住んでいた頃、川崎からの光化学スモッグ注意報が出ていたことを思い出す。玉川台公園などで遊んでいると、大田区からのお知らせがスピーカーから流れる。子供たちに帰宅するように促すものだった。でも、息子がそれで戻ってくることは滅多になかったけど。

暑さが戻ると、パグ犬モモには辛い散歩となる。要するに、テクテク。
そのおかげで、珍しい虫に出会うことも。
極彩色の2センチほどのこの虫は、ライチーバグ。ライチーの木にいる。
オスは、地味な色をしているらしく、このきれいなのは女の子。

このテントウ虫、10星テントウ。1センチ弱の大きな虫。
朝の走る道にも、野生のヤモリが出始めた。日本のヤモリの4倍くらい。
なかなか、凄みがある。

朝 走ること(1))

2010年05月28日 | 香港

うす曇、26度、77%

毎朝、雨が降らない限りは
走りに出る。朝といっても朝の5時。この時間は最近大気汚染が問題になり始めた香港でも空気が清々しい。家を出て一時間半、いろいろなことを考えながら走る。

毎朝ほとんど同じところで同じ人たちに出会う。「チョウサン」と挨拶を交わしながら
西に向かって、日の出に向かって走る。

この道は、走ったり、散歩をする人たちの道。
香港島の北側のほぼ中腹にある寶雲道。車は途中までしか入れない。
香港島の中心部を下に見ながら、片道4キロ。

香港といえば、林立するビルを思い浮かべる方のほうが多いだろう。
山頂までの中腹にはこうした緑が多い。
ここで会う人、野良猫、ハクビシン、蛇、鳥。
この道を走ることで、教えられたこと朝ごとに元気をもらうこと
緑の中を走るたび、足の下に香港の土地を感じるたび
幸せになる。

 写真は、昨日花市で求めた、アダブカダブラ。固いつぼみが開いてきた。


乾物市場 香港

2010年05月26日 | 香港
晴れ、27度、70%

桜海老を求めに、上環にある乾物市場に行った。
乾物といっても、町は、干し魚のにおいでいっぱいである。
つまり、海鼠、干し魚、干しえび数々の中国薬湯の元になる
朝鮮人参などを売っている町なのだ。

店の数、大小合わせると50件以上もあるらしい。
旧正月の前になると、ことさらに人出が多くなり
祝儀物は値段も通常より高くなる。

香港は、同じものを売る店が一箇所に固まって店を出している。
商売が成り立つものかといぶかしく思うこともしばしば。

海鼠、しいたけ、干し貝柱の一等品はみな日本のもの、なぜか誇らしく感じてしまう。

目当ての桜海老は、上物ではないせいかとても安く買えた。
さすがににおいが強いせいか、観光ルートには入っていない。
リヤカーや搬入のおじさんたちに「どいてくれ」と言われながら歩くのも一興だ。

天気がいい日は、道端にとてつもなく大きい海鼠や魚の肺を干してある。
写真が重くて載せられないのが残念。

上の写真は、モモがてんぷらを食べてもいいかと待っているところ。

蝉時雨 香港

2010年05月25日 | 香港
快晴、29度、50%
二日続けての快晴。昨日とは違って風がない分ほんとに暑い。いよいよ、夏到来。

除湿機は必要ないものの,クラーはフル起動。

前の車のレアウィンドウに映る空のきれいなこと。この町では普通の目線では空が見えない。
あごを上げてみるか、街中ではもう少し上向きに見上げるか。

今年は蝉の鳴き始めが3月23日。例年より若干早かった。
涼しかった4月が過ぎてやっと蝉の最盛期。

車の窓を開けて走っていると、このセミたちの鳴き声が木々の間のこもれ日とあいまって
にぎやかさを増す。この暑さが10月頃まで続くのは分っているけど、いつも言葉とは裏腹に
夏の暑さを待ちわびている。

クーラーの聞いた部屋でも寝苦しいのか、パグ犬モモは顔をうずめて昼寝中。
4月ごろ、土から出てきたセミたちが
天気の不順で雨に当たったり、急に寒くなったりで、死んでいるのを見た。
長いこと土の中にいて出てきたらすぐに死んでしまうものたちの哀れ。

日本の蝉よりもっやや大きく、鳴き声もうるさい。日本でも子供たちは蝉取りなどしないのかしら。こちらに来て一度も虫かごや網を持っている子供を見たことが無い。
大きな蝉なので、すぐに捕まえることができそうに思う。

そんな不埒なことを思っているせいか、走っているとき天罰のようにおしっこをかけられる。

気が付いたら

2010年05月22日 | 香港
曇り、29度、80%

いつも見慣れている窓からの景色それがいつの間にか空も海も小さくなってしまってビルが林立してる中に住んでいる。

夜になるとビルのイルミネーションがきれいとはいえ、緑の深さ、空の広がりが欲しくなる。

早朝の清んだ甘い香りの水君子、今朝は道に散っていた花を拾ってきた。
小さな花ながら、姿もそそとして愛らしい。
木に咲いている様はとても控えめで、匂わなければ花があるとは気づく人も少ないのではと思ってしまう。

今年は、アカシアがすぐに散ってしまった。水君子が終わる頃はフランジパンが咲き始め夏中
花の優しげな様子と香りで楽しませてくれる。

 明日は大雨と天気予報。水君子が散ってしまう前にモモを連れて写真を撮ってこよう。