makoの喜怒哀楽

俳句は自分史・転記は禁じます

野焼きの景を撮らせていただきました

2023-02-21 | 日記

♪♪・・・火事ではありません^^;

少し長くなりますが最後までお付き合いしてお読みくださると喜びます♪

過日(2/5)日に撮影に行った「野焼き」の景です。

どうしてもリアルで野焼きの景が撮りたくて友に連絡をしてみたら、ナイスタイミングでこれからその予定があるとのこと。早速アポを取って貰って撮影の許可をいただきました。友はどこでも顔が効く^^v

そもそもこの頃の野焼きは、周辺民家にその灰が飛んだりして苦情も多く、また警察だったか、消防署だったかに許可を得られないと出来ないことになっている。なので、もしや友の住む地域だったら・・と目を付けたのが正解だった訳で^^v 何故そこまでこだわるかと言うと、あることの準備に思い立ってのことでずっと思案していたことっだった。

入選句にこんな句があります。

一見して、「それがどうした?」の句に思えますが。「野焼き」はよく晴れて無風の日に行われる農業行事のこと。風の無い日の野焼きによって、逆に風が発生したという句。写生句そのもの。

私は山の谷合の小さな村に、もの心ついた折から住んでいました。長閑な田園地帯です。そこに住まいを構えることになった父母の経緯などは、断片的に話す父の情報を元にやがて後に繋がっていきました。前にも書いた記憶があります。母は所謂世間知らずのお譲さん育ちとも言えたのかな? 九州まで父を追いかけて行ったそうです。その後、私が生まれることになり故郷に戻ってきた。取り敢えづの住まいの積りが母が黄泉の国へ旅立ってしまったことにより、そのままそこに育つことを余儀なくされたことになる。

それはさておき、「今日は野焼きがあるから洗濯物はするな」ってことを父に言われた記憶があります。母亡き後に家事全般を担っていた私は父の言いつけを守っていました。家はちょっとした高台にあって、田畑は眼下に見下ろすような形でした。直ぐ後ろはもう山になっていました。前にある1軒の家も瓦屋根を見下ろしていました。

「パチパチ・・」という音が聞こえ始めたので外に飛び出してみると、野焼きが始まっており、熱風にも近い。火事ではないけど、発生した風邪の向きによっては時にもろにこちらに向かっているような感じさえも。ちょっと怖かったかも^^;今から思うと目の前の景ではなかったにしても強烈な景でした。

洗濯物を干すな、と言った父の真意は「藁屋根の家に飛び火がしないかと恐れていたのです」口にこそだ出さなかったように記憶してますが。帰った父の様子から感じました。屋根を見上げてチェックしていたからです。燻っている火種があったら、いつ燃えだすか判らないからでしょう。

ネット句会で学んでいた折に、「一」だったか、「村」だったか、・・という文字を使って1句をつくるように、という席題がありました。季語は自由。

その時に、この句が浮かんできて、すんなり出来た句。そして、それを角川俳句ではなく、中日新聞の俳壇に投稿。何故なら、角川は月刊誌だから月一の掲載でしかも入選していても向こう3ヶ月後の掲載になる。中日俳壇は毎週日曜に掲載だから入選すれば遅くとも2週間先には掲載される。句歴を積みたかった私は新聞投稿にもチャレンジしていた。どこかの結社に属していた訳ではないし、その入選句、今、ざっと数えたら並入選も含めると、25句になっていた。➡ 新聞入選句だけで。

ここにその時の栗田先生の選評も残してあります。入選句はファイリングして保管。誰が観るでもなし自己満足。もし、万が一にも私の後の子等の目に触れることになったら自分史にもなる訳で。なぜなら私の俳句は境涯句が多いので「自分史」ということになる。ブログのタイトルにも「俳句は自分史・転記は禁じます」と記しています。

そして、この句は、1席入選だけにとどまらず、年度に1回の「年間大賞」にも選んでいただきました。この句の掲載日は2010年3月のことですから、早、13年も前のことになる訳で。まだ初心の頃です。ただただ、「季語の持つ意味だけを頼りに」投稿していたことが思い出されます。ほんとに季語の手柄ですね。先生の選評からも季語の持つ意味を熟考することの大切さを学びました。

ということがあって、2/5の実際の野焼きの景は、先ずは事前の放水場面から始まったのでした。

池から汲み上げている機械。

そして最後に今度は野焼き跡の放水の場面に。そこで虹が出ているのを発見!

「わ!凄い!」って思わず声が出てしまって^^;

あ、そうそ。「撮影いいよ」までアポ撮ってくれた友がいつの間にか背後に立っていました。してこう言ったのでした。

「宇宙服着てるヤツがおる、makoやった~!!”」

あはは~言い得て妙だわ^^v 白いダウンコート、それもリアル毛皮が施されているフードを付けているコート。エスキモーさながら仕様^^v

だってさ、風邪でも引いて熱でも出たら、ややこしい話になる昨今だし。カメラ持って徘徊してても誰も褒めてくれないもんね。内に秘めたる俳句や写真に対する思いなど誰も評価してくれないもんね。持病のこともあるし。何やってんねんレベルの話やわね^^v

友達、心配してくれたのかな^^?? 身体のことじゃなくて「何かやらかしやしないかと」^^;

それどころか、友の知りあいの方が目ざとく私を見つけて「A氏の友達の方ですか?」って、とてもニコニコしてくださって、「ここらへん撮ったらいいよ!」ってとってもフレンドリーな方でしたよ。友のお陰とも言うことかしらん^^?

友よ、ありがとう~^^♪ 貴方のお陰で心置きなくあることに臨めることになりそうです^^v

ここにはUPしてない写真があり、そこに俳句を自分でレイアウトして書き込んで(PCで)写真俳句に使う予定です。野焼きそのものの写真と野焼きを詠んだのでは、本来は邪道。でも、どうしてもリアル写真が欲しかったのです。そしてもっと迫力ある写真を撮ったのでした。