◎2015年9月5日(土)─ハイトスさんと
折場登山口(7:02)……入渓(7:17)……伐採地(8:03)……沢終点(10:08)……登山道合流(11:10)……前袈裟丸山(11:17~11:56)……小丸山(12:41)……折場登山口(14:13)
目覚ましでたたき起こされた。頭がガンガンし、立ち上がると身体がふらついた。昨夜、家で飲み過ぎた。完全な二日酔い。いつもの一人歩きなら寝なおしでヤメとなるパターンだが、今日はハイトスさんがお連れだ。折場登山口で7時の待ち合わせ。よほど断ろうかと思ったが、二日酔いでキャンセルというのもどんなものだろう。まして、今日は久しぶりの好天が約束されてもいる。歯を磨いたら吐き気がし、トイレに入ると何も出ない。頭がぼうっとしたまま折場登山口に向かった。これは明らかに酒気帯び運転だろう。
ハイトスさんのブログ記事のアップがここ一か月以上ない。どうされたのか。九州遠征には行かれたのか。気になってコメントを入れてみると、おK3さんがヒザを痛めて、山歩きから遠ざかっていらっしゃるとのこと(吾妻山にはご一緒に行かれたようだが)。でしたら今度の土曜日は天気もいいし、いかがでしょうかということになり、ハイトスさんのご予定は根本沢ということで、ご一緒しましょうかとなったのだが、ハイトスさんご自身は根本沢にさほどの執着もなく、逆に他に手ごろな沢はないかと打診され、遠出をしたくもなく、沢も大して知らない。では、ヒライデ沢から前袈裟に行ってみましょうかとなった次第。
ハイトスさんには初めての沢だが、こちらは去年、前半の1/4程度は歩いている。このヒライデ沢、ななころびさんの沢デビューで想定していた沢なのだが、そのままになり、結局、押溜沢デビューとなった経緯もある。
かくいう自分もまた8月は尾瀬に行っただけで、土日のほとんどが仕事やら自宅看護中の父親の様子見通いでつぶれ、さらにその父がとうとう亡くなって、葬儀が入りこんだりと慌ただしく過ぎ去り、ようやくほっとしたところではあるが、気分的には積極的に山歩きを楽しみたいといったレベルからは程遠く、突然沸いたハイトスさんとの歩き、気分転換にでもなればと楽しみにした。実は、衝動的なものなのか、なぜか猛烈なヤブこぎをしたい気分が続いていて、今回のヒライデ沢のことがなかったら、湯沢峠から燕巣山に向かうつもりでいた。ここは喪中につき、やさしい沢歩きが無難だろう。
折場登山口には6時40分に着いた。車が1台。かろうじてトイレは途中で済ませられたが、車から出ると相変わらずふらついた。やはりダメかなと思ったが、そのうちに回復もするだろう。タバコを吸ったら、余計に気持ちが悪くなった。間もなくハイトスさんが到着し、出発。
(ヒライデ沢)
(入渓)
すぐに右手に枝沢があった。なるほどこれか。登山道から見下ろす連瀑帯に続く沢は。堰堤を4つばかり越えて入渓。もう9月だ。水の冷たさがじんわりとくるが、すぐに慣れ、何も感じなくなった。
水量が多いのかどうかはわからない。昨年の6月に来た折とさして変わらない。ただ、ずっと雨続きだったし、むしろ多いのかもしれない。流れに勢いもある。
この沢の経験者だしと先行するが、すぐにハイトスさんに引っ張られる形になった。やはりハイトスさんは沢好きなんだなと感心するし、前回の押溜沢の時に比べて嬉々とした感がある。押溜沢の時は林道歩きも長かったが、ここの沢は即で入渓できるといったところもあるのだろうか。
(その1。まずは)
(その2。続いて)
(その3)
(その4。その3をアップで)
(その5。軽く巻く)
(その6。いい雰囲気の渓相)
まずは簡単に越えられる小滝が出てくる。簡単とはいっても、自分の場合、体調がかなり不安定なままだから、ちょっとしたはずみにくらっときたらどうしようもないので、やたらと慎重になってしまった。この状態はしばらく続き、無理な滝越えはほとんどしなかった。
次の滝、ハイトスさんもしばらく考えていたが、右からあっさり巻く。きれいな小滝が次々に現れる。水かぶりで直登もしたいところだが、水流は強い。危ういところは巻きとなる。釣り人が設置したのか、ブヨンブヨンの危ういトラロープが垂れていたりもする。前回は大きく高巻きをした滝も、よく見ると小巻きで十分に登れるのではないか。2回目ともなると、少しは冷静にもなってくる。
(その7。水勢が結構ある)
(その8)
(その9。へつるが途中であきらめて巻く。自分は最初から巻いた)
(その10)
(その11)
(その12。垂れたロープが見えている)
(その13。攀じ登る)
(その14。なかなか楽しい)
(その15。これはいい)
(その16。気持ちがいい)
続く滝の様子をだらだらと拙く記しても仕方もないので、どうしても写真の掲載でごまかすことになる。ハイトスさんは楽しそうだし、自分もまた体調が戻りつつあり、気分が少しは良くなって、次第に楽しめるようになってきた。
(その17。左上に伐採地が広がっている。前回はここまで)
(その18。まだまだ続く)
(その19)
(その20)
前回、前袈裟の南東尾根に向かった伐採地に着いた。ここまであっという間に過ぎた。「いやぁ、ヒライデ沢は楽しめますね」とハイトスさん。つまらないと言われたら、選んだこちらの立つ瀬がない。
ここから先は未知だが、楽しめる小滝越えが続いていた。ナメ状の滝もある。傾斜は至って緩やかだ。つまりは大きな滝がないということでもあるが、これで存分に楽しめるのだから、これはこれでいい。
(その21。沢の二股。左に入る)
(その22。次第に細くなるが)
(その23。まだある)
(その24。流れも緩やかになる。傾斜はずっとこんな感じ)
8時11分、明瞭な分岐。今日の予定は本流詰めだから、左の水量の多い方を選ぶ。右股の沢を登れば小丸山のかなり手前に出るのだろう。沢幅が次第に狭くなり、丸味のある大きな石がゴロゴロしてきた。だが、小滝はまだ続き、飽きることはない。大滝が一つでもあればほっとするところだが、この沢にその期待は無理だろうし、このままでもいい。要注意は、次第にヌメリで滑るようになってきたこと。
1373m標高点付近を8時45分頃に通過。明瞭な目印のようなものはない。相変わらず地形図通りのなだらかな勾配。登山道を登るよりも、むしろ沢伝いが楽に山頂まで行けるのではないのかと思ってしまう。まだまだ楽しんでいる。
(その25。これがラストだった)
(その26。左右からササが覆うようになる)
(その27。そしてとうとうこんな感じに)
4、5m級の2段滝を過ぎると、沢は一時的にヤブめいてくるが、水流は依然として続いている。ところどころで休んではタバコを吸って一服。汗をほとんどかかないのが不思議な程で、それでいて、体調もすっかりと戻った。自分がタバコを吸うと、ハイトスさんもつられて一服。ハイトスさん、長年の禁煙も、仕事が半リタイア状態になってからすっかりと復帰してしまったようで、それなりのストレスもおありなのだろう。
(沢の終点付近)
(右手の先に登山道があるはず)
右手にある登山道の稜線らしき尾根が接近し、周囲の景色がなだらかになる。背丈程のササヤブが広がっている。左手前方には前袈裟か小袈裟山らしきピークが見える。さっきまで青空が覗いていたのに、今はガスの中だ。
水流がか細くなり、それでも水流を辿る。もう変化のない水の流れになってしまった。ヤブこぎの合い間に水が見え隠れし、伏流になって消えてはまた現れる。とうとう水は消えた。本来なら、この辺から避難小屋を目指すものなのだろうが、少しでも登山道歩きを回避したい気持ちがあるので、かまわずに地形図に合わせて、沢筋を北西に向かう。
ここで先を行くハイトスさんが突然大声を上げた。「コラッ、クマゴロウー!」(だったかなぁ)と。黒い大きな物が走り去ったとのこと。この先、要注意だ。
(明瞭な道型になっていた)
とうとうヤブこぎになってしまった。これでは、このまま沢型を辿っても仕方がないだろう。ここは、北上して登山道に出るのが無難だろうが、道型のようなものが目に付いた。西に向かっている。これを辿ってみればどんなことになるのか。この道型、よく見ると、ササを刈った跡があり、どうもシカ道の類ではなく人為的な道のようだ。ヤブから抜け出して休憩。ここでハイトスさんは登山靴に履き替える。
(道型を拾いながら登るがやがて見失う)
(小尾根に乗るとかなりのヤブだった)
突然現れたこの道型、いったいどこに通じているのか。戻って先の様子を見ると、どうも、北側稜線の登山道から通じているようだ。あるいはショートカットルートではないのかと辿ってみることにした。だがこの道型、小尾根に近づくと、消えてしまった。こうなるとしょうがない。小尾根伝いに前袈裟に登るしか手がない。
きついヤブだった。腰から背丈。自分としては、ヤブこぎをしたかっただけに、待ってましたとばかりのことだったが、ハイトスさんにはどんなものだったろうか。しばらく先頭はハイトスさん。途中から、このままではハイトスさんでは気の毒で、ましてヤブへの慣れはそれ程でもないだろうからと、自然に交代となったが、その時はヤブもヒザから腰程度におさまってしまった。
ヤブが途切れた樹の下で地図を広げる。この小尾根。やがては南東尾根(小袈裟尾根)に合流する。あそこはさほどのヤブを感じなかったから、合流までの辛抱だろう。もう少しだ。
(小袈裟尾根に合流。赤テープが見えている)
(こんな展望が待っていた)
(登山道に入る)
赤テープが見えた。小袈裟尾根に合流したようだ。踏み跡がうっすらと見える。ここを歩くマニアックなハイカーもいるようだ。尾根伝いに登ると、トラロープが巡らされた登山道に合流した。沢の水切れからほぼ1時間のヤブこぎだった。自分にはあまり苦痛感はなく、ハプニングとしてむしろ楽しいものであった。
(前袈裟丸山に到着)
(先ずは)
(地下足袋に履き替える)
薄いガスの中を前袈裟に向かう。むしろ登山道の歩きの方がきつく感じられるから不思議なものだ。ここでようやく汗が出てきた。ヤレヤレと前袈裟丸山に到着。5人(3人+2人)が食事、お休み中だった。
樹の下で腰をおろしてゆっくりした。沢とヤブ、両方満喫した気分でいるから、いい気分でくつろげる。ここで沢靴を履き替える。このままの通しでもいいのだが、そろそろ靴底がすり減ってきている。その大方は林道歩きによるものだが、少しでも長持ちさせたい。どうせ下りは一般道だ。地下足袋をザックから出す。スパイクもついてない、布製でコハゼ付きの普通のクッション地下足袋。昨日、物置をごそごそやっていたら、もう5年ほど前に買ったまま履いていない地下足袋が出てきた。今日は、これを下りの足にする。親指と第2指(正確には「第二趾」と言われるらしい。つまりは人差し指のことだが)の間に、痛み止めのテーピングをする。靴下もチェンジして、これでばっちり。フィット感は抜群で極めて爽快。後は、指の間に挟まる枝葉をまめに落とせばいいだけのこと。
(後袈裟丸山)
(登山道を下る)
食事をし、後袈裟丸山を見に行く。ハイトスさんはここからの眺めが好きだそうだ。後袈裟丸山は正面にありながら、かろうじてシルエットが覗いているだけだった。ましてや、県境尾根はまったく見えない。テント泊で皇海山に行っているかもしれないみー猫さんはあのガスの中、どういうことになっているのだろうか。晴れが保証された天気とはいっても、決して晴天を意味しているわけではないということだ。
2人連れが先行して下る。こちらもそろそろ下山する。山頂にうだうだと40分ほどもいた。1人なら15分も持つまい。若い3人組は前橋からいらしたのか、地元の高校の話が伝わって来た。あの名門高校のご出身か。下る。ガスは切れないまま。
(色づき)
山頂でもちらっと見かけたが、秋の色づきが始まっている。気の早い木の葉を見る限りは、あと2週間もすれば真っ赤になるのではないだろうか。ここのところ春と秋の季節感というものがなくなってきたような気がする。紅葉のタイミングを逃すと、すぐに雪になってしまいそうだ。
下りのハイトスさんはお速い。こちらは地下足袋で足を打たないように注意して歩いているから、ついて行くのがきつい。先日の押溜沢時の下りとは大違いだ。おK3さんのヒザ痛めは、山の下りを無理すると、だれでもなりやすいとおっしゃっていたが、あのスピードを毎回やっていたら、おK3さんどころか、ご本人も危ないのではなかろうか。まして上背、体重ともにある。単独氏が登って来た。疲れているのか、ガスの景色を眺めている。
(ななころびさんのストック探し)
(避難小屋)
押溜沢から尾根に出た際、ななころびさんがストックを紛失していた。尾根に出た時点ではお持ちだった。上がったところでストックをくまなく探してみたがやはりなかった。だれかが拾っていったのだろう。
避難小屋で休憩。小丸山の方から話し声が聞こえる。ヘルメットをかぶった3人組が下って来た。聞けば、ヒライデ沢を登って来たとのことで、途中から別の沢に入ったのだろうが、途中に10m滝があったそうな。おかしな話だが、我々先行グループがいるようだとわかったようだが、どうやって気づいたのだろうか。今思うと、石の上に付いた濡れた足跡だろうか。3人組はここからまたヒライデ沢に下るとのこと。3人ともにガチャガチャの完全装備をしていたが、一人は女性であった。すごいものだ。
(小丸山)
(袈裟丸連峰)
(皇海山方面)
小丸山に到着。さっきよりは視界も少しは良くなったか。鋸山と皇海山がかろうじて見える。その先は雲の中だ。12時半を過ぎているのに、前袈裟方面に向かう単独氏がいる。かなりバテ気味で、この先、どうするんだろうかと心配になってしまう。避難小屋泊まりなのだろうか。ここでまたダベって休憩。ハイトスさんは下りは快走だが、ちょっと登りになるとスピードダウンするようになってきた。こちらもそうだが、久しぶりに歩いたため、ちょっときつくなってきている。
(ここにも紅葉の気配)
この辺の色づきも早いようだ。ちらちらと色ぼけのモミジが目に付く。ここでおかしなことに気づいた。ハイトスさんのことだ。よく鼻をかむのだが、最初はテッシュでかんでいるのかなと思っていたら、どうもそうではない。ササの葉をちり紙代わりにしていた。痛いのではと思ったが、手鼻はうまくかめないのだそうな。むしろ、自分にはササの葉は無理だろうな。
(賽の河原)
(ササダニ)
賽の河原。ここからもう登山口まで1時間程度のものと思っていたが、標識では30分となっていた。もう終わりかとあっ気ない気がしないでもない。先行下りのお2人連れが休んでいた。我々も休む。後は下るだけだ。地下足袋もここまで一回、木の切り株に右腹をぶつけてしこたま痛かったが、それ以外のものはない。ただ、やはりスパイク付きだろうな。平らな石の上は滑ってしまう。
ここで立ち上がると、手に動く小さなものがいた。よく見るとダニ。ハイトスさんがおっしゃるにはササダニとのこと。まだ付いてやしないかと、全身を叩いた。2人連れが下り、3人組も下って来た。我々も最後の下り。
(伐採地からの眺め)
(振り返る)
(階段を下って)
(折場登山口)
伐採地の眺めはいい。袈裟丸の景色の中でもここは自分の好きなところだ。ここを雪のある時期に歩くと最高の気分に浸れる。階段道を下って登山口に到着。その間に2人連れを抜き、ハイトスさんにはえらく離された。お疲れさんで、着替えをしがてら東屋で休む。
今日は沢とヤブ、両方ともに楽しんだ。一人なら安易な歩きもしていただろうし、沢も終点までは行かなかったかもしれない。その点は二人歩きの強みだ。紅葉の頃にまた訪ねたいところだが、ここばかりを歩いているわけにもいくまい。紅葉はどこでもきれいだ。沢はこれで今年は終わりになるだろう。水も日増しに冷たくなるはず。だが、沢の紅葉も体験してみたいというのが本音のところではある。
時間は2時を過ぎたばかりだが、今日は変化のある7時間歩きを楽しんだ。これで十二分に満足した。
(本日の軌跡)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
折場登山口(7:02)……入渓(7:17)……伐採地(8:03)……沢終点(10:08)……登山道合流(11:10)……前袈裟丸山(11:17~11:56)……小丸山(12:41)……折場登山口(14:13)
目覚ましでたたき起こされた。頭がガンガンし、立ち上がると身体がふらついた。昨夜、家で飲み過ぎた。完全な二日酔い。いつもの一人歩きなら寝なおしでヤメとなるパターンだが、今日はハイトスさんがお連れだ。折場登山口で7時の待ち合わせ。よほど断ろうかと思ったが、二日酔いでキャンセルというのもどんなものだろう。まして、今日は久しぶりの好天が約束されてもいる。歯を磨いたら吐き気がし、トイレに入ると何も出ない。頭がぼうっとしたまま折場登山口に向かった。これは明らかに酒気帯び運転だろう。
ハイトスさんのブログ記事のアップがここ一か月以上ない。どうされたのか。九州遠征には行かれたのか。気になってコメントを入れてみると、おK3さんがヒザを痛めて、山歩きから遠ざかっていらっしゃるとのこと(吾妻山にはご一緒に行かれたようだが)。でしたら今度の土曜日は天気もいいし、いかがでしょうかということになり、ハイトスさんのご予定は根本沢ということで、ご一緒しましょうかとなったのだが、ハイトスさんご自身は根本沢にさほどの執着もなく、逆に他に手ごろな沢はないかと打診され、遠出をしたくもなく、沢も大して知らない。では、ヒライデ沢から前袈裟に行ってみましょうかとなった次第。
ハイトスさんには初めての沢だが、こちらは去年、前半の1/4程度は歩いている。このヒライデ沢、ななころびさんの沢デビューで想定していた沢なのだが、そのままになり、結局、押溜沢デビューとなった経緯もある。
かくいう自分もまた8月は尾瀬に行っただけで、土日のほとんどが仕事やら自宅看護中の父親の様子見通いでつぶれ、さらにその父がとうとう亡くなって、葬儀が入りこんだりと慌ただしく過ぎ去り、ようやくほっとしたところではあるが、気分的には積極的に山歩きを楽しみたいといったレベルからは程遠く、突然沸いたハイトスさんとの歩き、気分転換にでもなればと楽しみにした。実は、衝動的なものなのか、なぜか猛烈なヤブこぎをしたい気分が続いていて、今回のヒライデ沢のことがなかったら、湯沢峠から燕巣山に向かうつもりでいた。ここは喪中につき、やさしい沢歩きが無難だろう。
折場登山口には6時40分に着いた。車が1台。かろうじてトイレは途中で済ませられたが、車から出ると相変わらずふらついた。やはりダメかなと思ったが、そのうちに回復もするだろう。タバコを吸ったら、余計に気持ちが悪くなった。間もなくハイトスさんが到着し、出発。
(ヒライデ沢)
(入渓)
すぐに右手に枝沢があった。なるほどこれか。登山道から見下ろす連瀑帯に続く沢は。堰堤を4つばかり越えて入渓。もう9月だ。水の冷たさがじんわりとくるが、すぐに慣れ、何も感じなくなった。
水量が多いのかどうかはわからない。昨年の6月に来た折とさして変わらない。ただ、ずっと雨続きだったし、むしろ多いのかもしれない。流れに勢いもある。
この沢の経験者だしと先行するが、すぐにハイトスさんに引っ張られる形になった。やはりハイトスさんは沢好きなんだなと感心するし、前回の押溜沢の時に比べて嬉々とした感がある。押溜沢の時は林道歩きも長かったが、ここの沢は即で入渓できるといったところもあるのだろうか。
(その1。まずは)
(その2。続いて)
(その3)
(その4。その3をアップで)
(その5。軽く巻く)
(その6。いい雰囲気の渓相)
まずは簡単に越えられる小滝が出てくる。簡単とはいっても、自分の場合、体調がかなり不安定なままだから、ちょっとしたはずみにくらっときたらどうしようもないので、やたらと慎重になってしまった。この状態はしばらく続き、無理な滝越えはほとんどしなかった。
次の滝、ハイトスさんもしばらく考えていたが、右からあっさり巻く。きれいな小滝が次々に現れる。水かぶりで直登もしたいところだが、水流は強い。危ういところは巻きとなる。釣り人が設置したのか、ブヨンブヨンの危ういトラロープが垂れていたりもする。前回は大きく高巻きをした滝も、よく見ると小巻きで十分に登れるのではないか。2回目ともなると、少しは冷静にもなってくる。
(その7。水勢が結構ある)
(その8)
(その9。へつるが途中であきらめて巻く。自分は最初から巻いた)
(その10)
(その11)
(その12。垂れたロープが見えている)
(その13。攀じ登る)
(その14。なかなか楽しい)
(その15。これはいい)
(その16。気持ちがいい)
続く滝の様子をだらだらと拙く記しても仕方もないので、どうしても写真の掲載でごまかすことになる。ハイトスさんは楽しそうだし、自分もまた体調が戻りつつあり、気分が少しは良くなって、次第に楽しめるようになってきた。
(その17。左上に伐採地が広がっている。前回はここまで)
(その18。まだまだ続く)
(その19)
(その20)
前回、前袈裟の南東尾根に向かった伐採地に着いた。ここまであっという間に過ぎた。「いやぁ、ヒライデ沢は楽しめますね」とハイトスさん。つまらないと言われたら、選んだこちらの立つ瀬がない。
ここから先は未知だが、楽しめる小滝越えが続いていた。ナメ状の滝もある。傾斜は至って緩やかだ。つまりは大きな滝がないということでもあるが、これで存分に楽しめるのだから、これはこれでいい。
(その21。沢の二股。左に入る)
(その22。次第に細くなるが)
(その23。まだある)
(その24。流れも緩やかになる。傾斜はずっとこんな感じ)
8時11分、明瞭な分岐。今日の予定は本流詰めだから、左の水量の多い方を選ぶ。右股の沢を登れば小丸山のかなり手前に出るのだろう。沢幅が次第に狭くなり、丸味のある大きな石がゴロゴロしてきた。だが、小滝はまだ続き、飽きることはない。大滝が一つでもあればほっとするところだが、この沢にその期待は無理だろうし、このままでもいい。要注意は、次第にヌメリで滑るようになってきたこと。
1373m標高点付近を8時45分頃に通過。明瞭な目印のようなものはない。相変わらず地形図通りのなだらかな勾配。登山道を登るよりも、むしろ沢伝いが楽に山頂まで行けるのではないのかと思ってしまう。まだまだ楽しんでいる。
(その25。これがラストだった)
(その26。左右からササが覆うようになる)
(その27。そしてとうとうこんな感じに)
4、5m級の2段滝を過ぎると、沢は一時的にヤブめいてくるが、水流は依然として続いている。ところどころで休んではタバコを吸って一服。汗をほとんどかかないのが不思議な程で、それでいて、体調もすっかりと戻った。自分がタバコを吸うと、ハイトスさんもつられて一服。ハイトスさん、長年の禁煙も、仕事が半リタイア状態になってからすっかりと復帰してしまったようで、それなりのストレスもおありなのだろう。
(沢の終点付近)
(右手の先に登山道があるはず)
右手にある登山道の稜線らしき尾根が接近し、周囲の景色がなだらかになる。背丈程のササヤブが広がっている。左手前方には前袈裟か小袈裟山らしきピークが見える。さっきまで青空が覗いていたのに、今はガスの中だ。
水流がか細くなり、それでも水流を辿る。もう変化のない水の流れになってしまった。ヤブこぎの合い間に水が見え隠れし、伏流になって消えてはまた現れる。とうとう水は消えた。本来なら、この辺から避難小屋を目指すものなのだろうが、少しでも登山道歩きを回避したい気持ちがあるので、かまわずに地形図に合わせて、沢筋を北西に向かう。
ここで先を行くハイトスさんが突然大声を上げた。「コラッ、クマゴロウー!」(だったかなぁ)と。黒い大きな物が走り去ったとのこと。この先、要注意だ。
(明瞭な道型になっていた)
とうとうヤブこぎになってしまった。これでは、このまま沢型を辿っても仕方がないだろう。ここは、北上して登山道に出るのが無難だろうが、道型のようなものが目に付いた。西に向かっている。これを辿ってみればどんなことになるのか。この道型、よく見ると、ササを刈った跡があり、どうもシカ道の類ではなく人為的な道のようだ。ヤブから抜け出して休憩。ここでハイトスさんは登山靴に履き替える。
(道型を拾いながら登るがやがて見失う)
(小尾根に乗るとかなりのヤブだった)
突然現れたこの道型、いったいどこに通じているのか。戻って先の様子を見ると、どうも、北側稜線の登山道から通じているようだ。あるいはショートカットルートではないのかと辿ってみることにした。だがこの道型、小尾根に近づくと、消えてしまった。こうなるとしょうがない。小尾根伝いに前袈裟に登るしか手がない。
きついヤブだった。腰から背丈。自分としては、ヤブこぎをしたかっただけに、待ってましたとばかりのことだったが、ハイトスさんにはどんなものだったろうか。しばらく先頭はハイトスさん。途中から、このままではハイトスさんでは気の毒で、ましてヤブへの慣れはそれ程でもないだろうからと、自然に交代となったが、その時はヤブもヒザから腰程度におさまってしまった。
ヤブが途切れた樹の下で地図を広げる。この小尾根。やがては南東尾根(小袈裟尾根)に合流する。あそこはさほどのヤブを感じなかったから、合流までの辛抱だろう。もう少しだ。
(小袈裟尾根に合流。赤テープが見えている)
(こんな展望が待っていた)
(登山道に入る)
赤テープが見えた。小袈裟尾根に合流したようだ。踏み跡がうっすらと見える。ここを歩くマニアックなハイカーもいるようだ。尾根伝いに登ると、トラロープが巡らされた登山道に合流した。沢の水切れからほぼ1時間のヤブこぎだった。自分にはあまり苦痛感はなく、ハプニングとしてむしろ楽しいものであった。
(前袈裟丸山に到着)
(先ずは)
(地下足袋に履き替える)
薄いガスの中を前袈裟に向かう。むしろ登山道の歩きの方がきつく感じられるから不思議なものだ。ここでようやく汗が出てきた。ヤレヤレと前袈裟丸山に到着。5人(3人+2人)が食事、お休み中だった。
樹の下で腰をおろしてゆっくりした。沢とヤブ、両方満喫した気分でいるから、いい気分でくつろげる。ここで沢靴を履き替える。このままの通しでもいいのだが、そろそろ靴底がすり減ってきている。その大方は林道歩きによるものだが、少しでも長持ちさせたい。どうせ下りは一般道だ。地下足袋をザックから出す。スパイクもついてない、布製でコハゼ付きの普通のクッション地下足袋。昨日、物置をごそごそやっていたら、もう5年ほど前に買ったまま履いていない地下足袋が出てきた。今日は、これを下りの足にする。親指と第2指(正確には「第二趾」と言われるらしい。つまりは人差し指のことだが)の間に、痛み止めのテーピングをする。靴下もチェンジして、これでばっちり。フィット感は抜群で極めて爽快。後は、指の間に挟まる枝葉をまめに落とせばいいだけのこと。
(後袈裟丸山)
(登山道を下る)
食事をし、後袈裟丸山を見に行く。ハイトスさんはここからの眺めが好きだそうだ。後袈裟丸山は正面にありながら、かろうじてシルエットが覗いているだけだった。ましてや、県境尾根はまったく見えない。テント泊で皇海山に行っているかもしれないみー猫さんはあのガスの中、どういうことになっているのだろうか。晴れが保証された天気とはいっても、決して晴天を意味しているわけではないということだ。
2人連れが先行して下る。こちらもそろそろ下山する。山頂にうだうだと40分ほどもいた。1人なら15分も持つまい。若い3人組は前橋からいらしたのか、地元の高校の話が伝わって来た。あの名門高校のご出身か。下る。ガスは切れないまま。
(色づき)
山頂でもちらっと見かけたが、秋の色づきが始まっている。気の早い木の葉を見る限りは、あと2週間もすれば真っ赤になるのではないだろうか。ここのところ春と秋の季節感というものがなくなってきたような気がする。紅葉のタイミングを逃すと、すぐに雪になってしまいそうだ。
下りのハイトスさんはお速い。こちらは地下足袋で足を打たないように注意して歩いているから、ついて行くのがきつい。先日の押溜沢時の下りとは大違いだ。おK3さんのヒザ痛めは、山の下りを無理すると、だれでもなりやすいとおっしゃっていたが、あのスピードを毎回やっていたら、おK3さんどころか、ご本人も危ないのではなかろうか。まして上背、体重ともにある。単独氏が登って来た。疲れているのか、ガスの景色を眺めている。
(ななころびさんのストック探し)
(避難小屋)
押溜沢から尾根に出た際、ななころびさんがストックを紛失していた。尾根に出た時点ではお持ちだった。上がったところでストックをくまなく探してみたがやはりなかった。だれかが拾っていったのだろう。
避難小屋で休憩。小丸山の方から話し声が聞こえる。ヘルメットをかぶった3人組が下って来た。聞けば、ヒライデ沢を登って来たとのことで、途中から別の沢に入ったのだろうが、途中に10m滝があったそうな。おかしな話だが、我々先行グループがいるようだとわかったようだが、どうやって気づいたのだろうか。今思うと、石の上に付いた濡れた足跡だろうか。3人組はここからまたヒライデ沢に下るとのこと。3人ともにガチャガチャの完全装備をしていたが、一人は女性であった。すごいものだ。
(小丸山)
(袈裟丸連峰)
(皇海山方面)
小丸山に到着。さっきよりは視界も少しは良くなったか。鋸山と皇海山がかろうじて見える。その先は雲の中だ。12時半を過ぎているのに、前袈裟方面に向かう単独氏がいる。かなりバテ気味で、この先、どうするんだろうかと心配になってしまう。避難小屋泊まりなのだろうか。ここでまたダベって休憩。ハイトスさんは下りは快走だが、ちょっと登りになるとスピードダウンするようになってきた。こちらもそうだが、久しぶりに歩いたため、ちょっときつくなってきている。
(ここにも紅葉の気配)
この辺の色づきも早いようだ。ちらちらと色ぼけのモミジが目に付く。ここでおかしなことに気づいた。ハイトスさんのことだ。よく鼻をかむのだが、最初はテッシュでかんでいるのかなと思っていたら、どうもそうではない。ササの葉をちり紙代わりにしていた。痛いのではと思ったが、手鼻はうまくかめないのだそうな。むしろ、自分にはササの葉は無理だろうな。
(賽の河原)
(ササダニ)
賽の河原。ここからもう登山口まで1時間程度のものと思っていたが、標識では30分となっていた。もう終わりかとあっ気ない気がしないでもない。先行下りのお2人連れが休んでいた。我々も休む。後は下るだけだ。地下足袋もここまで一回、木の切り株に右腹をぶつけてしこたま痛かったが、それ以外のものはない。ただ、やはりスパイク付きだろうな。平らな石の上は滑ってしまう。
ここで立ち上がると、手に動く小さなものがいた。よく見るとダニ。ハイトスさんがおっしゃるにはササダニとのこと。まだ付いてやしないかと、全身を叩いた。2人連れが下り、3人組も下って来た。我々も最後の下り。
(伐採地からの眺め)
(振り返る)
(階段を下って)
(折場登山口)
伐採地の眺めはいい。袈裟丸の景色の中でもここは自分の好きなところだ。ここを雪のある時期に歩くと最高の気分に浸れる。階段道を下って登山口に到着。その間に2人連れを抜き、ハイトスさんにはえらく離された。お疲れさんで、着替えをしがてら東屋で休む。
今日は沢とヤブ、両方ともに楽しんだ。一人なら安易な歩きもしていただろうし、沢も終点までは行かなかったかもしれない。その点は二人歩きの強みだ。紅葉の頃にまた訪ねたいところだが、ここばかりを歩いているわけにもいくまい。紅葉はどこでもきれいだ。沢はこれで今年は終わりになるだろう。水も日増しに冷たくなるはず。だが、沢の紅葉も体験してみたいというのが本音のところではある。
時間は2時を過ぎたばかりだが、今日は変化のある7時間歩きを楽しんだ。これで十二分に満足した。
(本日の軌跡)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
お言葉、ありがとうございます。
雪田爺さんのコメントを拝見し、いろいろと混乱が生じました。
「その2」といったら、ヒライデ沢に入って間もなくですよね。そこから支尾根で林道(作業道)といったら右岸側となるでしょうが、かなりの距離はありますね。それどころか、ヒライデ沢はほんのさわり部分だけで終わったようですね。
その林道、おそらくあそこかなと思うところはあります。下りの登山道から見える対岸に林道があります。
そこから尾根といったら、やはり、前袈裟の南東尾根に乗り、小袈裟山(標高1750m)を経由されたのでしょう。
袈裟丸の紅葉はきれいです。特に後袈裟側ルートはすばらしいです。
また秋田の紅葉を見たいなと思っているのですが、見ごろの時期に長期の出張やら仕事が立て込んで、今年はもうあきらめています。少しはヒマになる11月中旬に行っても、酸ヶ湯か乳頭温泉で終わってしまってはどうにもならないし。
ヒライデ沢、結構楽しそうです.小滝が多いですがどれも写真撮影など楽しそうです.おっしゃる通り秋は良いでしょうね.機会があれば行ってみたいです.
袈裟丸山は2009年に一度登っています.私が計画したのではなく山仲間が連れて行ってくれたものですからルートはあまり良く覚えてません.
取り付きは同じで「その2」の小滝下を横断し支尾根を登って林道に出ました.林道横断まで取り付きから45分かかっているのでそれなりに登っていると思うけど地形図にそれらしい林道は見当たらない様です(?) 私が勘違いしてるのかも知れませんが、写真にそう写ってます(笑)
更に尾根を登り膝上の笹藪を漕いで、たそがれさん達が出た登山道(多分同じ所)に出ました.アカヤシオの季節でも同じルートを登ってる人は無く、山頂のごった返しとは雲泥の差がありましたよ.
アカヤシオの季節に、喧噪を避けて沢を登りツツジを観ながらのんびり下りるのも良いかな~と、レポを拝見しながら思いました.
せっかく誘ったのに仕事では残念だったな。
あずま山岳会、何あれ?
見たけど、支離滅裂っぽいフェイスブックだな。
BBQやって、楽しそうではあるけどな。
雨乞山も行きたかったのに…。
またいずれな。
後日、NYAAさんご一行がヒライデ沢を歩かれたことを知り、奇遇だなと思った次第です。
なかなかの装備ですね。我々はそれぞれロープ1本のみの持参でした。そのロープすら使うことはなかったのですが。
昨年の記事、拝見いたしました。3段10mですか。観測所に出るのですね。
いずれ歩いてみたいと思っております。
我々の沢登りは、危険もないヒライデ沢で十分に楽しめましたし、エスカレートすることもないでしょう。
あの後、ヒライデ沢を下降しましたが、同行者には、イマイチ不評でした(泣)涼しかったこともあり、沢を下降するメリットがなかったです。
右俣の10m滝ですが、そんなに大した迫力はないですが、それなりに快適に登ることができます。今回のレコはまだアップしておりませんが、昨年7月のレコに載っています。
ななころびさんのオヤジさんの方が一足お先でしたが、ありがとうございます。
さて、ヒライデ沢ですが、こういった沢で、素人にもなかなか面白い沢でした。
確かに押溜沢は行き着くまでが長いし、その先も長かったですね。今回は前袈裟山頂からの下りでしたが、前回のまだかまだかのとてつもなく長い感じはなかったです。
右股の滝はもうちょっと調べますよ。タイミング良ければ紅葉見物も兼ねてということで。
ストックは2人で探してなかったということは、すでにだれかが持ち去ったということですね。あきらめてください。
さてヒライデ沢とは、近場で面白そうな沢をご紹介いただきありがとうございます。もし、右股の滝を見に行かれる場合は、私も参戦希望です。
7時間の歩きもちょうどいいですね、この前の押留沢の時は、長すぎでしたから・・・。
ストック捜索もありがとうございました。
先日はおかげさまで楽しい沢とヤブ歩きを体験し、久しぶりに充実の歩きを満腹させていただきました。
一人では、おそらく、いろんな面でなんだこりゃといったところだったかもしれません。
欲を言えば、沢、ヤブともにもう少しあったらなと思っていますし、大きな滝がなかったのは心残りです。
確かに、あのグループの歩かれた10m滝、気になりますねえ。
今回のことで、ヒライデ沢もいろんなルート取りができることを知りました。次回は10m滝を含めて歩いてみましょう。
私は筋肉痛はありませんでしたけど。
沢も楽しかったし、藪もあの程度であれば苦痛ではないので丁度よい添え物?でしょうか。(笑)
右股の10m滝のルートが気になりますね。
次回訪問時は山頂をパスして右股と本流の組合わせも良いかもと思っております。
久しぶりに歩いたので両足の筋肉痛が少しあります。
納得の心地よい痛みではありますが。
お心遣いありがとうございます。
ヒライデ沢、ちょっと瀑泉さんのお気に召さない歩きになってしまいましたか。
2回目ですので、むしろ荒っぽくも歩けるはずなのですが、どうも体調が整わず、かなり慎重になってしまいました。
私が気分も良ければ、ハイトスさんをも祭り上げることもできたのですが、こちらがゲンナリではねぇ。
そうですか。瀑泉さんもヒライデ沢のファンでしたか。確か、最初は避難小屋上がりでしたっけ。それが無難でしょうね。それにしてもきりんこさん、瀑泉さんといい、あんな平凡な沢でもプロ受けするところが何とも不思議というか、魅力がある沢なのでしょうね。
あの道型については、いずれハイトスさんのお師匠さんが調べるかもしれませんよ。ハイトスさんが聞いてみるようなことをおっしゃっていましたし。
足尾奥ですか。いいですね。私もボチボチとそちら方面に戻ろうかと思っていますが、その前に、きりんこさんが歩かれた庚申山付近の古道がえらく気になりだしたりしていましてねぇ。
で,ヒライデ沢,期待している身としては,チョット残念ではありましたが,さすがに2回目ともなると,とんでもな行動をされることも無く,今回は無難なお歩きでしたネ(笑)。
それに水量も十分といった感じで,ハイトスさんにもご満足いただけたようで,また一人,この沢を気に入っていただけた方が増えたのは嬉しい限りです。
それにしても,(その12)にロープが設置されてましたか。う~ん,釣り師でしょうが,此処は要らないと思うんだけどなぁ。。。
それと,ヒライデ沢を詰めて,袈裟丸山南東尾根の一つ北側の尾根を歩かれるなど,さすがは藪山のエキスパートのお二人で,オマケにそんな処に道型とは,興味をそそられましたヨ。もしかして,道はヒライデ沢まで続いているんですかネェ。
沢,今年は此れで終わりですか。一応,自分もこの日は,宿題の足尾の奥地を片付けて来て,もう一つ二つは・・・と考えているのですが。何にしても,季節の移ろいが早すぎて,悩ましいですヨ。
ありがとうございます。
長くは持たないと思ってはおりましたが、意外にもあっさりと逝ってしまい、ちょっと面喰ったところもあります。
まだ2週間程度しか経っていないのですが、今回の歩きは気分転換としても最高でした。
ヒライデ沢も、特徴のない沢と言ってしまえばそれまでですが、平凡な割にもなかなか楽しめる沢だと思っております。危険個所はまったくありませんしね。
きりんこさんレベルでも楽しめますか。紅葉のヒライデ沢、ぜひ写真で見せてくださいな。
濡れた足跡、やはりそうなんですね。当初、私らが残したタバコの臭いがずっと漂っていたのかなと思ったりもしていましたよ。
何だ、そんなことでしたか。
だったらお声をかければよかったですね。お待ちになっていたとしたら大変失礼いたしました。
私らはてっきり、皇海山のテント泊か中央アルプスとばかりに思い込んでおりましたから。
あのご三方、NYAAさんグループですか?
だとしたら、何というか、奇遇なものですね。
なかなか精力的なグループメンバーでしたよ。ガチャガチャしていてもムダがないスタイルでした。
私らは登山靴と地下足袋になっていましたから、沢を歩いていたとは思われなかったようです。
この度はご愁傷さまでした。まだまだ落ち着いて生活できる状況ではないかと思いますが、気分転換も必要ですからね。結果的には満足なお歩きができたようで何よりでした。
ヒライデ沢、自分も今年はじめて遡行しましたが、アプローチも詰めも短く、明るくて雰囲気のいい沢ですね。また秋にでも再訪したいと思っていたところでした。
沢で先行者がいるかどうかは、濡れた足跡でわかりますね。日陰であれば1時間くらいは残っていますから。釣り師が入る沢だと、先行者がいるかどうか神経を使うので、入渓後しばらくは結構足元を気にします。
ヒライデ沢、いかがだったでしょうか。当日、日曜の天気を警戒して足尾は中止しました。さらに関越の向こう側は雨で一日コースの第一希望、第二希望とも悪天で断念し転進を重ねてしまいました。ガチャの御3方はNYAAさん達では?実はなんと当日、お声をかけていただいてたのですが、ハイトスさん達からいずれ声がかかるのでと、ごめんなさいしたのでした。こんなこともあるもんですね~(笑)…足尾泊まりには良い天気の時に入りたいと思ってます。
お言葉ありがとうございます。
でんさんもここのところ記事のアップがないようですが、しばらくお休みですか?
もしくは土日で歩かれたとか。まだ記事にはなっていないようですが。
雨の休日は、歩きのできないいい言い訳にもなりますが、こう長くてもまたうっとうしいものです。
ササダニの件、調べてみるとササダニ(マダニ)とありますね。マダニとは違った特別種のダニかと思っていましたよ。
ダニに遭遇したのは2回目ですが、これでも確率は低い方でしょうね。
この度はご愁傷様でした。
色々とお忙しい8月だったようですね。
この夏は暑さ続きの後には、すぐに秋雨前線とお休みするにはちょうど良い感じだったのではないでしょうか。
秋雨前線の居座るさ中、5日は貴重な歩けるお天気でしたね。
ところで「ササダニ」、これは方言といいますか地方での言い方で「マダニ」と同じものだと認識してます。