カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

自分の持っているマジックの道具をカップを中心に紹介。

2020 favorites 1: Presti Cup (Classic) by Edouard Boulanger

2020-12-24 08:36:00 | カップアンドボール

 今年も残すところあと少しとなりました。そこで、今年度最も気に入った(というか、いろいろ触っていたというか)カップについて年内で2つ紹介します。あくまで私が今年知って気に入ったということで、今年発売されたものではありません。

 1つめはPresti Cupです。現在も日本のお店(例えばGINさん)で購入することができる商品です。革製のカップ1つとウォンド、ボールを使って行うマジックです。

 ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、まずはPVをご覧ください。


 そして、こちらはフル手順の動画です。

 どうでしょう?魅力的でしょうか?いわゆるチョップカップのようなものですが、叩きつける必要はありません。カップもボールと共に手渡し可能です。ただ、マジックをされてる方にとっては、おおよそタネの推測もできるのではないでしょうか?

 私がこれを初めて見たとき、思い出したのは「Chop by Craig Petty」という商品でした。観客に借りた紙幣にペンでサインをします。その紙幣を丸めて紙コップを使ってチョップカップのようなマジックを行います。最後にはレモンが出てきて、そのレモンの中から観客のサインした紙幣が出てくるというマジックです。なかなかにうまく構成されています。ペンは紙幣にサインするために必要なもので、エンディングとしてレモンが出てくるが、その中からさらにサイン付きの紙幣が出てくる(いわゆるビルインレモン)となっているということで、無理やり感があまりありません。以前紹介したアマ―のCups and Lemmonでもビルインレモンとカップ&ボールと組み合わせでした。

 PVも紹介します。今でもマジックオフレコさんで購入できそうです。


 この「Chop」を知ったときは、面白いとは思うものの、紙コップを使うシーンは、私が実演する環境ではあまりないというのと、ビルインレモンは日本ではなかなかできないので、やはりレパートリーにはなりませんでした。

 ところが、今回のPresti Cupは、基本的に同じ原理ですが、革製のカップというところに惹かれましたし、実演動画の観客の手の上にボールが見える形で落ちてくるという演出や、カップの中の改めがきれいだったので、購入したところ、思ったよりボールが軽く扱いやすいのと、ウォンドが適度な大きさと長さでこれまた扱いやすい。演者視点のせいかもしれませんがウォンドがそれほど目立たない。扱うときに自然な形で扱える。手順もいろいろパターン作れそう。ということで、今年のお気に入りとなりました。

 付属のカップはいい感じの色なのですが、口径が私にとっては少し大きいのと、観客の手にボールが落ちてくるというのを大きなボール(私はビリヤードのボールとしました)でやりたかったので、そのボールがぴったり収まる家にあったダイスカップを使っています。ちょっとカップの厚みがあるので付属のカップよりやりにくいところもありましたが、今のところ、それで練習しています。より良いカップを見つけたらそちらを使うようになるかもしれません。 

 ペンギンマジックのレビューで低評価のレビューがあり、PKリングでいいし、新しいものではないという感じのことが書かれていました。私としては、PKリングで、ここまでの演出ができるのか?と思うところと、PKリングは外したい時外せない(力を無効にできない)ので、そこも使いづらいかなぁと思っています。

 その点も含めこのタイプの最もよくできたものの一つとしてAxel Hecklau氏のJUST A CUPという商品があります。これについては、また別の機会で紹介しようと思います。














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