今日のフォト。 この舞踊のフリにも、意味があること、わかりますか?
種明かしは、あとで。
劇団九州男3月公演・朝日劇場、3月7日昼の部、続き。
先の舞踊の人が、曲の終盤を迎える頃、緞帳(どんちょう)の後ろの
暗転幕が閉まると、次は良太郎座長の登場だな?という予感で待つ。
普通は暗転幕を劇団員が、左から右へと開けてゆくのに
この日は座長自身が、両手で幕を開けて、中央から飛び出した。
その瞬間、客席は絶叫マシーン。
真っ黒な幕をじっと見つめていた目に、真っ白なプリンス現れる。
色の明暗、このショッキングなほどの歓喜、わかりますか?
観客の意表を突く登場、これも座長が考える演出か。
♪Wherever You Are
君がどこにいても 僕は君を笑顔にするよ
君がどこにいても 僕はいつもそばにいるよ
君を思う気持ち それは「永遠」だと約束するよ
この曲をもう一度YouTubeで聴く。
撮った写真を見ながら、曲と舞踊を心の中で再生してゆく。
バラードが、沁みて来る。
歌っているONE OK ROCKのTakaさんは、森進一&森昌子の長男。
花道のセリが開いて 出て来た。
舞踊のフリを見ていると、言葉の意味を「手」で表現している。
落語家が扇子と手ぬぐいで、幾色にも仕草をするように。
良太郎座長の手のフリは、まるで手話のように伝わって来る。
この写真は、「縦の糸はあなた」と・・・。
この写真は、「横の糸は私」と・・・。
作詞・作曲・歌=中島みゆき。 ♪糸。
スモークが流れ始めた。
こんな写真が撮れる、劇場での公演に感謝しよう。
朝日劇場の舞台は、横幅に比べて奥行きがある。
動きによって、焦点距離とISO感度を変えると
素敵な写真が何枚も撮れる。
縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます