AccessとLinux

中小企業での販売管理プログラムの作成についての所感

AutoCADと図脳SKETCH 4

2007年09月10日 23時09分05秒 | Weblog
2.パラメトリック移動
図脳SKETCHで重宝していた機能にパラメトリック移動という機能があります。この機能はAutoCADにはないように思いました。パラメトリック移動というのは正方形を長方形にする機能です。
CADを使っていると、「この位置は原点から100の位置だな」と思って作図して寸法を入れる段になって、実は原点から98しかなかったといったことがあります。100の位置の直ぐ近くに何らか交点などがあって、縮尺が小さかったために、間違った交点を選んでしまったという場合です。
図脳SKETCHなら領域を決めて(複数の交点を決めて)移動元、移動先を指定するだけで、この2ミリの補正ができます。AutoCADではどうやってやるのでしょうか? メニューを見るかぎり、こういった機能はないように思いました。

3.φがでない
図面ではφはよく使用しますが、AutoCADでは「の」の字を突き出して、逆さにしたファイしかででこないのですが、やり方が悪かったのでしょうか。

4.円の寸法線が円の外側にしか記入できない
これもやり方が悪かったのかもしれませんが、円に直径寸法を入れる際、円の外側から→←の記入しかできないようでした。図脳SKETCHではケースバイケースで←→と→←を選択できます。

5.図面の縮尺
図面を1:1で書ければ一番良いのですが(制作時にワークの大きさを図面と比較できるので)、実際には多くの場合で尺度が必要です。図面の尺度は1:2ならワークの2分の1です。図脳SKETCHでは尺度を決めるだけでこうなります。AutoCADの場合は表示の縮尺と印刷の縮尺を別々に設定できるので、実際に印刷されたものをワークと比べると、二つの縮尺の積になっています。これは場合によっては便利でしょうが、こと作図についていうと複雑だと思います。
最近はWordなどの文書に図面を直接コピーペーストして文書を作成することも多いようですが、こういった場合は図面の縮尺は意味がなく、単に形状を示せばこと足りるのでしょうが、肝心の図面の印刷で尺度の設定が複雑になるのはいただけない仕様と思いました。

6.数字入力で式が指定できない
図脳SKETCHでは数字を直接入力して位置を決める際、「64/2」などといった式を指定できます。AutoCADではできませんでした。
通常、円筒状物の寸法を図面に記入する際、半径を記入することはありません。直径を指定します。
ほぼ左右対称のもので、中心線上に円筒物がある場合、中心に原点をおいてCADで作図するなら、半径を指定することになります。例えば、直径64ミリのものなら32,-32と指定して直線を引きます。しかし、図面上には32という数字はありません。
入力時、式を指定できるのなら、64/2、-64で済みます。これは意外に便利なんですが、AutoCADでは指定できないようでした。

まあ、とにかく私は図脳SKETCHを使い続けることにしました。
Vistaでも問題なく動作します。
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AutoCADと図脳SKETCH 3

2007年09月10日 23時08分40秒 | Weblog
1.補助線という認識がない。
CADで図面を書く際、AutoCADで言うオブジェクトスナップは必須です。交点を求めてを引きます。その交点を決める際、図脳SKETCHなら補助線を使用して交点を決めます。AutoCADでは構築線です。(AutoCADではこういった書き方は本当はしないのかもしれません。)
「1mの間に50ピッチでキリ穴を空ける」としたら、図脳SKETCHなら補助線を引いて中心点を決めます。両端を含めて21本補助線を引きますが、図脳SKETCHなら簡単です。「補助線を引く」というコマンドが保持されているので、2本目移行は相対座標を指定するだけです。
「+50Enter」、「+50Enter」、「+50Enter」、・・・・・を入力すれば良いです。AutoCADで同じことをしようとすると、まず、補助線機能を1回ごと選ばなければなりません。また、確定クリックも必要です。この作業をしなければならないとわかって、AutoCADの使用をあきらめました。
構築線を引くのが面倒なら、50ピッチハッチングを引いて交点を求めればよいのではと思い、実行してみるとハッチングの交点はオブジェクトスナップの対象からはずれています。どちらにしても上記の作業をしなければなりません。アー面倒。

元々AutoCADの構築線はこういった使い方はしないのかもしれません。だから、構築線(補助線)一本引くのに何度もクリックを必要とするのでしょう。

図脳SKETCHでは補助線は一度にクリヤーできます。AutoCADではレイヤーを分けてかいたとしても、構築線が残ったレイヤーはそのまま一括削除できません。いちいち、そのレイヤーの構築線を削除していかなければなりません。その他のレイヤーを編集不可にしてから不要な構築線を削除するといった手もありそうですが、それにしても図脳SKETCHのような手軽さはありません。
もともと図脳SKETCHでは補助線のレイヤーと図そのもののレイヤーは分けて管理されています。AutoCADでは構築線も図と同様な立場で操作します。チャント構築線を書いて、最後に非表示、印刷ということなのでしょう。
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AutoCADと図脳SKETCH 2

2007年09月10日 23時08分17秒 | Weblog
やっと慣れてき図脳SKETCHですが、最近AutoCADに移行しようと思いました。そのきっかけはバルブ図面がメーカーからAutoCAD形式で提供されているのを知ったことでした。バルブを使った図面を書くことが多いのですが、バルブを書くのが非常に面倒で、そのくせバルブを省略して三角二つ並べたように書くと図面らしさが全くない、さえない図面になってなってしまいます。そのバルブの図面がAutoCAD形式で提供されるのなら、AutoCADに移行しても良いと思いました。46歳であまり使用頻度のない新しいソフトの使い方を覚えなければならないかと思うと、さすがに暗然としましたが、バルブ図面を書かなくてもよいのなら仕方ありません。

しかし、結果的にAutoCADはあきらめましたし、移行の必要もありませんでした。図脳SKETCHでもメーカー提供の図面の取込みができました。

AutoCADはというと、「どうしてこれが業界標準なんだ!」と思うほど使い勝手が悪いという印象です。

以下はAutoCADをあきらめた人間を言うことですから的外れないしは、AutoCADの機能も知らずになんてことを言うんだ、という思われても仕方ありませんが、どうしても書かずにはいられない。
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AutoCADと図脳SKETCH 1

2007年09月10日 23時07分41秒 | Weblog
最近、図脳SKETCHからAutoCADに移行しようとして、あきらめました。

元々、専攻は機械で、仕事で図面を書いていたことがあります。比較的簡単な図面ですが、組立図を書いて、部品図にばらすという一連の流れで図面を作成していました。部品点数で20~30位だったでしょうか。
その頃はドラフターを使用していて、学生の時はT定規だったので、会社に入ってドラフターを使い始めた時は「えらい便利なものがあるんだな。」と思ったものでした。
(同期入社の人に聞くと、学生時代からドラフターを使っていて、「T定規を使ってたんだ」という話をすると、逆にビックリされてものでした。日頃、教育、教育と言っているわりには社会を知らず、学生のこと考えない先生ばかりの大学でした。)
その会社をやめて、図面を書かなくてもよいのかと思えば、やはり設備を持って商品を売っていくとなると、設備設計、メンテナンスは小なりと言えども必要でした。個人でドラフターを購入してまた図面書きです。
図面はドラフターで書くものだと思っていると、Windows95が発売され、工事業者に聞くと、図面はCADで書いているのとこと。「CAD? 一千万するじゃなかったのか!」実際、学生の時、見本市ではCADは1000万円以上するものでした。以前の会社ではやめる、半年前にCADが導入されましたが、それも500万円程度だったように思います。それが、ごく数人規模の工事業者がCADで図面を書いているというではないですか。約10年前のことです。
早速、家電屋に言って、CADソフトを捜しました。その時AutoCADもありましたが、10万円以上したと記憶しています。個人で10万円は出せないので、安いものはないかと捜してみると、Photoronの図脳SKETCHがありました。当時1万円だして少しおつりがくる位の金額でした。
「まあ、とりあえずこれを使ってみてそれから考えよう。」と使い初めて10年経ちます。今、図脳SKETCHはバージョンが6に上がっています。たまに図面を書く程度の使用量なので、なかなかマスターできませんでしたが、最近はチョットしたものなら直ぐ書けます。以前なら、「ドラフターならあっさり済むのにな。」と思うこともありましたが、今はドラフターなんてとんでもない、図脳SKETCHでサッサッと図面が書けます。
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