玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

末期癌の永田町

2011-05-04 22:35:27 | 左様出尾蛇瑠
この大震災でまったく機能しない政府を、菅直人の無能が原因としただけで片づけていいのか?

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すでに紹介した「自主防衛を急げ!」(李白社刊、日下公人、伊藤貫 共著)をこの連休に何度か読み返していると、戦後日本がおかしくなったのは吉田茂からだと伊藤さんが指摘しています。

その吉田茂(第一次内閣 1946-05-22~1947-05-24、第二次~五次 1948-03-10~1954-12-10)はどんな男だったのか、伊藤さんの言葉を借りると、

・「負けっぷりを良くする」などの奇妙なことを口走りマッカーサーに媚びる。朝鮮半島情勢がおかしくなると平和憲法を盾に再軍備の要求を拒否する。
・吉田はキャリア外交官で駐英大使をつとめた。最初に吉田がマッカーサーに会いに行ったとき吉田の英語がまったくダメで通訳をつけなければだめだったが、吉田はマッカーサーに媚びに媚びを売り通訳はとても見るに堪えない男だったと証言する。

もちろん吉田だけがこの破廉恥な媚をうったわけではない。マスコミ(護憲左翼の朝日、毎日、親米保守の読売、日経、産経)も掌を返して媚びる。学者(東大、京大、一橋が特に)も占領プロパガンダによる教育政策を丸呑みした。

この徹底的な隷属により、国家の三本柱である①安全保障政策、②経済成長、③価値規範のうち2つを捨て経済だけでつきすすこととなり、米保護領の管理人として蓄財だけの卑しい政治家が威張る国に貶めてきた。その道をつくったのが吉田だ。

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吉田茂→池田隼人→佐藤栄作→田中角栄→・・・・小泉→安部→福田→麻生→鳩山→菅

すべて売国の系譜は脈々と受け継がれて来たわけで、菅直人がその頂点として無能を晒しているのでございます。

さらに言えば、明治以降の官僚制度の権化といえば山縣有朋。彼の亡霊に取りつかれた官僚は権力闘争にあけくれるのを伝統とし、戦後は権力への媚びの吉田茂をして日本を屈服させつづけているのかもしれない。

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これは根は深い。永田町に小型核ミサイルを打ち込んでもらわないとなおらないほど重症なのかもしれない。

ちなみに吉田につぎにバカなのは佐藤だったらしい。

政治家・官僚にとりついた癌は東京をお覆っていて、福島からの放射能治療ではまったく効かない状態。