痴識の泉

８日の読売の「日本の革新、第一部識者に聞く」で山崎正和氏（劇作家。阪大教授、東亜大学長など歴任）が「膨張中国の抑止必要」の見出しで寄稿し、戦後左翼識者の軽薄をさらけだしていた。

・・要約すれば

・工業化が進み経済的に自立すれば市民が育ち中国が民主化するという幻想は中国文明の異質性にある。

・ローマ帝国がギリシャやユダヤから影響をうけ移動混合し「雑種強勢」したのに、中国文明は他の影響を受けないで生まれた。

・中国文明の特徴は官僚支配と皇帝独裁。官僚は漢字を使うことで情報統制（庶民はまったく読めない）してきたが、簡体字とITの発達により情報統制ができなくなってきた。

・アメリカも日本も他の文明を混合して雑種強勢したローマ帝国型。日米同盟により中国の冒険主義を抑止する必要がある。

・日本は製造業で中国などの新興国にぬかれても「知識基盤社会」を目指ことが大切だが、戦後一貫して「高学歴低学力教育」で中学程度の大卒アホ人間を多量生産。知識基盤社会を目指すためには小中学での落第をみとめ基礎学力をつけなければならない。

・ITの進歩により、大量生産された低学力しかない人がブログやツイッターで気軽に情報発信することが「新聞や本」の軽視につながり国民の知的低下に拍車をかける。責任をもって編集・情報選択するマスコミが権威を持つ社会にしていく必要がある。

・・

いや開いた口が外れそうです。ＧＨＱの犬となって学力の低下させてきたのは大学じゃないですか。入試がピークで大学で遊ばせて高額授業料を詐欺同然でだまし取ってきた元大学教授がいうことでしょうか？

また、中国が他の文明の影響を受けないでうまれた？なわけないでしょう。北方からも南方からも民族移動・混合はつねにおきていたけど独裁者が変わるたびに破壊してきただけじゃないですか。

小中学の問題じゃなくて、大学から痴識人を叩きだすのが先でしょう。ザキヤマ先生。