玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

オーナー気分でしょうが

2009-04-03 12:20:22 | 海外ニュース
今や独裁者のように首を挿げ替えることもできるオバマ大統領。

GM会長の首を切り、破産こそベストな再生方法といわんばかりの政策決定。

レーガン大統領が1981年に航空管制官のストに激怒1万人を解雇したり

サッチャー首相が炭鉱を閉鎖したとのように支持率アップといくだろうか?(1)

・・

レーガン政権について5冊の著書があるL. Cannonは、トルーマン大統領が

鉄鋼のUSスチールを潰したときと比較するのは適当じゃないと思う

むしろ、パウエル国務長官がブッシュ大統領がイラク戦争をなにがなんでも始めることに

反対して「ヤルなら、始末はご自分で」といって辞めたときを引き合いに、

「GMのオーナーになる気なら、GMの成功も失敗もご自分で責任をとってよ。」という。

GMが潰れかけているのに会長は政府に甘えて改革を進めようとしないことへのお灸は

必要だが、政治権力で一企業の人事を支配するのは、いかに経済危機とは云えやり過ぎではないか。

経済がまったく分かってなかったルーズベルトが政策の失敗により結局短命に終わったことを忘れるな!

ということだ。

・・

AIGの幹部ボーナスが大統領の給料より高いのは納得いかないでしょう。

政府から支援を受ける企業の幹部の給料が、大統領より高いのはおかしいですもん。

ボーナス返還させ、GMの会長のクビ飛ばして、こんなことで庶民の喝采を受けても

長くは続かないとおもいますが、図に乗るのも100日まではね 許さないと。

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やっと我が家のまわりの桜も7部咲き。

良い週末を。



参照
1)Now, Obama 'Owns' General Motors,Businessweek,Apr-1-2009