玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

他の嫌がることをすること

2008-07-30 09:46:28 | 海外ニュース
小学校では 「皆が仲良くする」 ことを教えられた。

いや、仲良くするために どのような問題を解決する 能力が必要かではない。

仲良くすると こんなに いいことが的な 学ぶ必要もないことだったかもしれない。

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ジュネーブで開かれていたWTOの新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)を巡る非公式閣僚会合

が決裂した。ラミー事務局長が示した妥協案は アメリカと中国、インドの対立により

拒否された。国際交渉では 自国の利益が最優先されることを また 米国、中国、インドが

しめした。日本は自国に不利な条件を 合意形成を優先して 受け入れたが 交渉力の無さだけが目立った。

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これまで アメリカは圧倒的な経済力を武器に 日米間でも セーフガードを連発してきた。

価格が安い日本の工業製品をターゲットに 米国産業を保護するためである。

鉄鋼、半導体 ・・ 。 その結果として 日本企業の米国進出が進み、 現地生産が増えた。

農産物は どうか。 牛肉、オレンジ、小麦、トウモロコシ・・

市場開放により ほとんど国内農業は 破壊され 食糧自給率は著しく低下した。

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交渉力は 相手が納得して どう双方のメリットを見出せる ゴールを探すかである。

突き詰めていえば、「皆と仲良くする」ためには 相当の技術が必要ということになる。

小学生的にいえば 「皆と仲良くする」ことは 非常に難しいことなので これから いろいろ勉強しましょう となるはずである。

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いま 振り返ってみれば 日本の学校って 人間が生きていくために 必要な 重要なこと

を避けて 奇麗事ばかり 教えていたように ニースに接して 感じるのである。

自分を守るために 「NO」も必要なときもあるけど 自分だけを主張すると孤立する。

その微妙な境目を 学校は訓練する 場所でもあると思うのだが・・