英プレミアリーグのチェルシーのオーナーはユダヤ系ロシア人の
石油王アブラモビッチ(42)氏であることはご承知のとおり。
・・
・・
ついこの間サンフランシコで、$4.80/ガロンのガソリン代を支払った。
しかし、再現なく値上がりするガソリン代が問題なのではない。
アメリカにとって最も深刻な問題は、原油高騰によるアメリカからの富の流出なのだ。
それも、アメリカに敵対する国(ロシア、イラン、ナイジェリア、ベネズェラ)へ
富が蓄積され、反米パワーが増大していることである。これらの国のリーダーは
個人的に蓄財をかさね、力を蓄え、そして 反米、反民主主義へと導くのである。(1)
・・
これは BusinessWeek誌にハーバードビジネスクールの教授 ビル・ジョージが寄せた
「Follow the Oil Money」の冒頭から引用したもの。
・・
サブプライムローン問題から始まった原油高騰。
米国の証券会社、銀行、投資ファンドは 自らの失敗を
原油先物、穀物市場で価格を吊り上げ 穴埋めを庶民にさせようとした。
そして、ブッシュは原油高騰で巨額の利益を上げて大統領とおさらばを決め込んだ。
・・
ところが、石油を含めた大量消費社会が前提の米国経済の土台が原油高騰で
ゆらぎはじめたことをビルは指摘している。冒頭で述べた サッカークラブだけでは
ない。 石油会社(BP)の子会社TNK-BP、ゼネラルモータース(GM)などもロシアに
乗っ取られるかもしれないのだ。
・・
アメリカ式経営がもらした目先の利益至上主義が、米国に長期のエネルギー政策を立てる
こと許さなかったともいえるし 省エネ技術に投資することもなかった。
議会もまったく時代遅れの政策(省エネ、環境にかんして)しか考えなかった。
・・
すでに終わりは、始まっている。
沈む船に ノー天気に 頼り切っている 日本も 同じ 運命をたどるのは自明の理。
気がついたときは 船から 海に投げ出されるのである。
「自分の国と国民は自分で守れよ」、当たり前のことを言われて 突き放されのである。
参照
1)「Follow the Oil Money」,Businessweek,July 11, 2008
石油王アブラモビッチ(42)氏であることはご承知のとおり。
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ついこの間サンフランシコで、$4.80/ガロンのガソリン代を支払った。
しかし、再現なく値上がりするガソリン代が問題なのではない。
アメリカにとって最も深刻な問題は、原油高騰によるアメリカからの富の流出なのだ。
それも、アメリカに敵対する国(ロシア、イラン、ナイジェリア、ベネズェラ)へ
富が蓄積され、反米パワーが増大していることである。これらの国のリーダーは
個人的に蓄財をかさね、力を蓄え、そして 反米、反民主主義へと導くのである。(1)
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これは BusinessWeek誌にハーバードビジネスクールの教授 ビル・ジョージが寄せた
「Follow the Oil Money」の冒頭から引用したもの。
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サブプライムローン問題から始まった原油高騰。
米国の証券会社、銀行、投資ファンドは 自らの失敗を
原油先物、穀物市場で価格を吊り上げ 穴埋めを庶民にさせようとした。
そして、ブッシュは原油高騰で巨額の利益を上げて大統領とおさらばを決め込んだ。
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ところが、石油を含めた大量消費社会が前提の米国経済の土台が原油高騰で
ゆらぎはじめたことをビルは指摘している。冒頭で述べた サッカークラブだけでは
ない。 石油会社(BP)の子会社TNK-BP、ゼネラルモータース(GM)などもロシアに
乗っ取られるかもしれないのだ。
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アメリカ式経営がもらした目先の利益至上主義が、米国に長期のエネルギー政策を立てる
こと許さなかったともいえるし 省エネ技術に投資することもなかった。
議会もまったく時代遅れの政策(省エネ、環境にかんして)しか考えなかった。
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すでに終わりは、始まっている。
沈む船に ノー天気に 頼り切っている 日本も 同じ 運命をたどるのは自明の理。
気がついたときは 船から 海に投げ出されるのである。
「自分の国と国民は自分で守れよ」、当たり前のことを言われて 突き放されのである。
参照
1)「Follow the Oil Money」,Businessweek,July 11, 2008