連休は美術館めぐり

連休の5月1、2日東京へ出かけました。初日は国立博物館平成館で開催中の東京国立博物館140周年特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」さらに渋谷ヒカリエで開催中の「二代目 市川亀治郎大博覧会」を、２日目は銀座の三井美術館で開催中の葛飾北斎生誕２５０周年記念「北斎展」、三越本店催事場での籔内佐斗司 彫刻展、東京丸の内の三菱一号館美術館で開催中のKATAGAMIStyle」展、丸の内ビルで開催中の「チャイコフスキーとロシア音楽展」と駆け足の２日間でした。浅草に一泊、朝の散歩は押上の東京スカイツリー、隅田公園周辺を散策しました。このあたりは江戸時代、水戸藩下屋敷であったこと、隅田川に架かる言問橋は在原業平の歌「名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと（古今411）・・「都」というその名を持つのに相応しければ、さあ尋ねよう、都鳥よ。私が恋しく思う人は無事でいるかどうかと。・・・に因んでつけられたこと。もちろん業平橋もそうですが、歩いてみないとわからないことがいっぱいですね。まさし　注）歌人・在原業平　　平安時代に藤原氏の摂関政治の下で、官位を取り上げられ無官の時期が10年も続きました。業平はこの時期に諸国を放浪し、東国滞留は数年におよびました。隅田川の渡船で業平が詠んだ歌は、江戸時代になり隅田川に架かる橋を詠唱の「言問わん」から言問橋と名付け、業平が遊歴彷徨した故事を偲びつけられた。