血沸き肉躍る

　デスノートを見た。
「デスノート見なきゃ死んじゃうからテスト勉強できないよ！」
　という、弟からのメールでデスノートが放送されていることを初めて知った。
　慌ててテレビをつけるとたしかにやっていた。
　アニメ版「デスノート」ディレクターズカット完全版（？）。
　金曜ロードショーなので、正直、実写映画版だと思っていた。驚愕である。
　火口がどうのこうのというところから見た。
　ミサミサがかわゆ過ぎて、最初から見れなかったことを後悔した。
　正直な話、最近の漫画→アニメ化の絵は好きじゃない。原作のほうが絶対にいい作画をしている。
　しかし今回、そうとは言い切れないことがよくわかった。
　デスノートの原作は本当にすばらしい絵だと思う。すばらし過ぎる。
　しかし今回、アニメ化されてもそこまで大きな遜色がなかった。
　あまりに驚いて「しかし今回」を２度も使ってしまった(苦笑)。
　さすが大ヒット漫画のアニメ！
　力の入りようが、半端ない。すごい！
　素晴らしいクオリティーだった。
　絵良し、デザイン良し、音楽良し。
　ただひとつ残念だったのが、ミサミサの声が想像とかけ離れすぎていたこと。
　もうほんっとに個人的な文句である。申し訳ない。
　たしかに平野綾はいい！　見た目も声もすばらしい！
　しかししかーし！　ミサミサ役はあの声じゃないだろう……うぅぅ(泣)
　平野綾じゃ、カッコ良過ぎるんだよぉ!!
　ミサミサはもっとかわいい激カワユスな声じゃなきゃ、納得できーんっ!!
　……ハッ！　ボクとしたことが……興奮してしまっていた。憤ってキモい発言をしてしまった……ふぐぐぅ(泣)

　それにしても、すごいことするな、デスノート。
　ラストでヨツヤの幹部(？)達を殺戮していくシーン。
　列車に撥ねられるのをただ横から見た映像ならまだしも、人間を手前に置いて列車を迫らせるなんて……字で読むだけではわからんだろうが、あの映像は正直キツいぞ？
　ちょっと……興奮しちゃったじゃないか!!
　緊張感と恐怖感とが高鳴り合う。
　死の絶望。死への快感(幻想)。
　体がゾクゾク震える。
　血管がドクドク脈打つ。
　血を見たくなる衝動。
　あぶない、アブナイ……
　もしもボクが一人前に一人暮らしをしていたら……
　また切っていただろう。
　手首をザシュッ！　血液がブシュッ！
　本当に危ないアニメだったな……