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別称(蔑称)、「暇人地獄」。たぶん駄文。フリマ始めました。遊戯王投資額はフルタイム給料の4年分(苦笑)。

小説『僕が死にたくなるとき~そして誰もいなくなった~』

2014年01月20日 22時48分44秒 | 小説系
小説『僕が死にたくなるとき~そして誰もいなくなった~』

 いつもだ。
 いつもいつでもいつだっていまも昔も……
 ……そして明日だって。
 未来もずっと永遠に未来永劫――死にたい。
 でも、それはただの願望だ。望みだ。願いだ。
 自己中心的で馬鹿で単純で、明快で。
 そいで、そいでいて孤独で、孤高な。
 独り善がりだ。
 自分だけの世界。
 誰とも交わらぬし、信仰相手すらいない。
 かといって、己とも親交を。友好を。友愛を。
 築こうとしない。
 僕がこの世界で最も苦手なヤツ。
 それが、自分だ。
 自己について分かっているのはソレだけ。
 自信。
 自己を信頼している唯一の点。
 ナルシスト。
 いや――ナルシシスト、だったか?
 自分だけが特別な存在。
 まるで、小説における主人公か語り部。
 ―――あるいはそう。
 作者自身であるかのような。

 自分。この僕を、たとえて言うとするなら――黒い穴。
 ブラックホールのような「無」、だろう。

 だから本来、僕が語られることは、ないはずなのだが……
 キミの目には、見えているのかな?

「はじめまして、サヨウナラ」

 そしてまたひとり。
 彼の存在を見つけてしまった誰かは、殺された。





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