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どうしたら暴力を減らせるか?

2010-09-03 20:44:36 | 子ども
オシロイバナ 白粉花 夕化粧 江戸時代に日本に入ってきました。メキシコ原産。子どもの頃、これでよく遊びました。種をつぶして白い粉をままごとに使ったり、花をつぶして爪に塗ったり。最近あまり見かけなくなりました。

1年生の男子Aくんが三つ又の木を拾って、友達に向けて追い掛け回します。部屋には大人がたくさんいますが、ここは運動場の端で、周りは子どもばかりで誰もいません。
仕方ない、一人でなんとかしなくてはいけません。
「それは危ないから、こっちに渡してください。」もちろん無視。

取り上げようと近寄って、枝をつかんだら、グーでみぞおちを思いっきり殴られました。ゲーッとなったのは、後のこと。
とにかく、三つ又をとりあげました。するとAくんは走って、1mの鉄の棒を拾ってきます。木で子どもを傷つけないようにしながら鉄の棒を取り上げると、今度はわき腹をグーで思いっきり振りぬかれました。
一安心と思いきや、今度は4mの棒を握って天に向かって突き上げます。
他の子ども達が逃げてしまったので、もう追いかけません。
意を決して「ひろってくれてありがとう。こんなところにあると危ないから、校長先生のところに持って行こう。きっと、お礼を言ってくれるよ。」といってみました。

『どうするかな?』と見ていると、木を持ってついてきました。

二人で、運動場を木を持って歩きました。長い距離、ゆったりと穏やかに声かけながら歩いていますが、内心は気が変らないかと、アンテナを張り続けたまま。

なんとか、職員室棟まで歩いてきたら、Aくんは棒を渡してくれました。私は一人で、職員室に行き、「子どもが振り回すので、持ってきました。」と言うと、「?」の顔で「はい。そこ置いといてください。」
こんな時、学校の先生との温度差を感じます。

授業は、静かに出来ても、運動場で、多くの時間、自由に過ごす児童会とは、子どもの見せる面は違うということなんだろうな。

落ち着いたので「Aくん、殴ったり、棒で追いかけたり、暴力はだめだよ。」と言うと、「ええねん。」
「なんで、友達も先生もAくんに何かした?何か嫌なことがあったら言って。」
「ううん。」
「じゃあ、暴力はやめて。」
「・・・。」

この後、Aくんは、1年生6人で遊びましたが、中の1人Bくんを何もしていないのに殴ります。
そのつど注意しましたが、何度も繰り返すので、「みんな、こんなこと良いと思う?」と、問いかけてみました。
「ええねん。Bはよく嘘つくから。」
「それ、今日のこと?」
「違う。」
「暴力を奮うのをどう思う?」
「あかん。」「いやや。」
「じゃあ、なんでとめへんの?」
「とめたら、次は自分にきそうやから。」
「そう、あかんし、いややけど、自分にきそうだから、黙ってるんだね。」
「・・・。」
Aくんも、Bくんも、何も言いませんでした。でも、その後、このグループでは暴力は二度と奮われませんでした。

毎日毎日、頭がショートするほど、考えます。どうやったら暴力は減らせるか?何が暴力の原因か?自分の態度がきっかけになっていないか?子どもの表情はどうか?それでも、暴力は消えることはありません。

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