音楽の喜び フルートとともに

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ドタバタ高松紀行4

2013-08-30 23:11:19 | 紀行

朝、ホテルをチェックアウトし、荷物を全て持ってコンベンション会場に向かいました。スーツケースを会員特設の荷物預かりに預けました。
10時からのマスタークラスに間に合うように30分前に6階会議室についてみると、コンチェルトが聞こえてきます。なんかおかしい。
「ちょっと早く来すぎたかも。」外で、待つことにして、コンベンションのレジメを見たら、マスタークラスは11時から。あら、またやってしまった。
一時間半も時間を無駄にはできません。かといって、途中退席の失礼はもう避けたい。

探してみると、ありました。9時半~10時15分大ホールで、「富久田治彦のウォーミングアップ講座」。
始まってしまっていますが、これなら入れるかも。
3階まで降りて、大ホールに入ってみますと、舞台にたくさんの会員がフルートを持って座っています。
座席にも楽譜とフルートを持った人達が。
富久田先生が指揮台で、声をかけておられます。
「それでは、行きます。1.2.3.4。4拍目で息を吸う人がいますが、3拍目で吸って、4拍目では、息をとめて次で入ります。はい、1.2.3.4」
変形スケールと、アルペジオ。
私も、慌ててフルートを出して、構えます。
よく見ると、みんな楽譜を持っています。「楽譜はもう切れたみたい。後ろから見てもいいですか?」と
他にも楽譜を持っていない人がいて、何人かで楽譜を見せ合っています。

私も、4人で見ている後ろに入れてもらい、吹いてみました。
さすが、日本でもっとも大きなフルート協会の会員たちのスケールは、大人数にもかかわらず、そろっていて気持ちいいです。
最後に、ラジオ体操の曲を演奏しました。さわやかなスタートが切れました。

終わると同時に移動。「デニス・ブリアコフの公開レッスン」は、立ち見ができるほど一杯。
ライネッケの協奏曲。

そして、13時から15時に「循環呼吸講座 小池郁江」を引き続き同じ部屋で受けました。Iさんと合流。同じ時間にやっていた古武術の講座は、とてもよかったらしい。
Iさんによると、「これを先に受けていたら、受けた人全員、コンクールの成績がアップすると思う。」
気になるでしょう。すごい聞きたい。また、今度会った時に聞かせてくれるそうです。

循環呼吸・・・できるようになりました。講座の中味は後日、投稿します。

その後、昼食。ここで食べないと、今晩8時20分の電車で帰ると、牧野着が、12時前。
コンヴェンションのすぐ前のセルフのうどん屋さんを見つけて入ると、Iさんが「こういうシステムは初めてなのですが、教えていただけますか?」と店の人に聞いています。
私は知ってるけど・・・。牧野のうちのすぐそばの香の川製麺。四国のうどん屋さん方式です。よく行ってます。食べ盛りの男の子を連れて行くには最適のお店。
でも、聞いちゃったので、私も初めての顔をして、説明を聞いて、回りました。
大阪と違うのは、さつま揚げの種類が多いこと、じゃこ天と赤天を取りました。
食べていると、ヴァンサン・リュカさんが美しい奥様を伴って、入ってこられました。
目礼すると、ニコッと笑って返礼してくださいました。コンベンションならでは。

食後1階の展示ルームに入ったら、入り口のそばに、パウエルフルートのリペアマンのKさんが座っています。
私のフルートもいつもお世話になっています。「こんにちわ。」と挨拶すると、「調子が悪くって、また、F#の音域が狭くなっちゃった。2週間前にみてもらったんだけど。」と相談してみたら、「今から食事なんで、明日なら、見れるのですが。」
「えっ、見てもらえるですか?でも、明日はもういないんです。今晩帰るから。」と言うと、時計を見て「わかりました。今見ましょう。」って・・・本当ありがたい。
「いつも、Kさんにそばに居て欲しいなぁ。」というと、「韓国支店勤務になったから、」うーん。残念。

それでも、フルートは元気回復!本当にありがたいです。
ナガハラのフルートと、ブランネンの600万円のフルートを試し、いい音です。
ナツキフルートのフォルテ2はコルクの代わりにヘッドを金属の反響板に替えるというので、14kを入れてもらったらすごい響きます。頭部管を買うより安上がりで、音が変わります。誘惑されました。
プラスティックのフルートのメーカーも増えています。goやhoscoなど、品質も良くなっているみたい。吹きやすくて、カラフルでいいですよ。

16時からは山野楽器のショーケース。富久田治彦さんが、ナガハラフルートを曲によって吹き替える
というコンサートをしていて、音の違いを楽しみました。
17時から同じ部屋で村松フルートプレゼンツで、小山裕幾フルートリサイタル。ボルヌのカルメンやジョリベの協奏曲を素晴らしい演奏で聞いて、お腹いっぱい。

しかし、これで、終わりではありません。
大ホールに移動して、18時からヴァンサン・リュカ リサイタル
19時からサミュエル・コールズ リサイタルを聞き、ついに、帰宅の時間です。

「帰ります。」とIさんに言うと、「僕も出ます。」というので「いやいや。あなたは、あさってまでいるんだし、最後まで楽しんで。」と言いましたが、「お腹減ったから。」と一緒に出てきました。
「2年後は、浜松だそうです。次は早めに準備してやりましょう。すぐに楽譜を送りますよ。現代曲はいかがですか?ジョリベとかは?」
「ジョリベは、ちょっと・・・。近代は私はフレンチコンポーザーくらいまでがいいかな。いや、まだ決めなくていいよね。」
「楽譜おくりますよ。」
ということで、2年後もデュオチャレンジすることになりました。

荷物預かりに行ったら、ちょっとした奇跡。
番号札を渡して、荷物を受け取ろうとしたら、カバンを持ってきてくれた人が、「私です。」
「えっ?」誰?と思っていたら、その人が名札を見せて、「Aです。」もしや?一気に思い出が蘇ってきました。
1989年7月8月に一緒にニースサマーアカデミーで勉強した高知在住のAさん。
「うっそー!久しぶり!」と手を握り締めました。89年に別れたきり。
懐かしかった。しかし、会ったと思ったらすぐに、お別れ。残念でした。メールを交換したら、後で連絡がありました。Aさんも浜松にくるそうです。浜松で会いましょうと、約束しました。

楽しかったコンベンションも私は終わり。
お土産は1階の四国物産館で、夫に魚肉ソーセージと、甘党の次男に灸まんというお饅頭を買って、帰りました。
しかし、紀行と書いたけど、今気がついた。
琴電志度線と、行き帰り以外は、コンベンション会場の中とホテルのそばだけの、お話でした。ごめんなさい。来週は、受講の中身を出来る範囲で、投稿しますね。


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