
JR呉線は、瀬戸内海のすぐそばを通って行きます。
竹原市は三原と呉の間にある塩田で栄えた街です。
街並みを保存して小京都とも呼ばれているそうです。

福山の次男を訪れたついでに足を伸ばして竹原まで行きました。
そこの古民家で

二弦琴に会いました。
八雲琴二弦琴は、1820年出雲の国に始まり、古くは竹を2つに割った胴を使っていたそうですが、杉や桐を使うようになりました。
節が2つかいてあるのは、竹の名残りだそうです。
胴の裏側には、太陽と月の形の穴が開いています。
絹の糸が2本かかっていて、頭の部分で糸巻きがついていてそこで調弦します。


柱が2つついていて、左右につけ、その間
左手人差し指に嵌めた管で押さえて音程をつけ、右手の管で爪弾きます。
明治初期に隆盛を迎え、改良された東流の琴が現れ、廃れていきました。
大正琴の前身とも言われています。

竹原には3面の琴があることがわかっていましたがこの琴が笠井亭で見つかったのは、2003年のことです。
後の2面は、松坂亭で公開されていました。それも見てきました。

そこのお琴は、弾く人もなく、どんな音がしたのだろう?と思っていたら、You tubeで公開している人がいました。
二弦琴動画で検索すると出てきます。
興味のある人は探して見て下さい。