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音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

第6回 伊藤公一フルートセミナー

2019-09-19 21:32:41 | レクチャー、マスタークラス

明日から23日まで、
飛騨高山で 開かれる 伊藤公一 フルート セミナーに参加します。

伊藤先生 富久田先生 山腰まり 先生の マスタークラスレッスン。
ピアニストは石橋尚子先生 水野久美先生です。

ウォーミングアップ基礎講座
伊藤先生による
特別講座「フルートの運指について」

講師コンサートも あります。
今年は伊藤先生、水野先生のメル ボニスのソナタ、ショッカーのグリーン プレイス
富久田先生のデュティユー ソナチネ
ピッコロで山腰先生による仮面舞踏会による幻想曲 ジュナン
お二人で軍隊風アレグロ
ピアニストは 石橋尚子先生 などなど

アンサンブルコースもあって 楽しみが増えました。

フルート調整も受けられます。


今日は早く寝なくてはいけませんが、ドキドキ ワクワクで 眠れそうにありません😅

演奏のためのバロックダンス

2019-09-17 22:10:32 | レクチャー、マスタークラス

今日はオーストリアの ウィーン出身の エリカシュトローブル先生のバロックダンス講習会でした。

一緒に受講する S さんと 京阪関目駅 ランチをしてから 行きました。
喫茶 クラウン。
懐かしい昭和の空気のする落ち着いた喫茶でした。

会場は関目駅の近くのエリカ先生のレッスン場です。

ギターが二人、フルートが二人、ピアノが一人。

初めは
Allemandeアルマンド
ゆっくりと、フランス語でドイツという 意味だそうです。

ダンスの前に 必ず挨拶をします。
女性は膝を折って 少し下に 下がります 実は節目 男性は 片足を グルっと回して後ろに下げて 膝が床に付くぐらい深くおります。

4拍子でフランス語で「Double(ドゥーブル) Double Simple(サンプル)」
ステップを 覚えて それから バロック時代の CD に合わせて踊ります。
その あと 私の フルート、市川さんのギター伴奏で 演奏し、みんなはそれに合わせて 踊りました。

今日は後2つ SarabandeサラバンドとMenuetメヌエットをしました。

踊ってから、踊りに 合わせて 演奏すると 呼吸が合うというかとてもなめらかに演奏できて 気持ちよかったです。
これはとってもお勧めです。
来月も開講します。

バロックダンス講習会

2019-08-07 21:38:12 | レクチャー、マスタークラス

サラバンドってどういうリズム?
ジーグとは?

踊ってみることで、演奏が変わります。

エリカ シュトローブル先生の演奏のためのバロックダンス開講します。

第1回
9/17(火)13:00~15:00

会場 京阪野江駅300m
地下鉄関目高殿徒歩5分

1回3000円(3回か4回シリーズ)
持ち物 飲み物 動きやすい服 幅の広いスカートなら綺麗 しっかりした靴下 鉛筆 タオル もしよかったら楽器

エリカ先生(ウィーン生まれのギタリスト)はダンスの専門家ではありません。
目的はバロック音楽のリズムと特徴を身体で体験することです。

私がお願いして開講して下さいました。
一緒に参加しませんか?

先着8名まで申込みは久米メッセンジャーか、チラシのアドレスまで

I先生のマスタークラス

2019-07-29 21:49:28 | レクチャー、マスタークラス

土曜日はI先生のマスタークラスでした。


ジュリアーニの デュオコンチェルタント OP 85。

先月1楽章に続いて、今月は二楽章です。

pで入り、sfの後のdimは、sfの為のdimで大きくはdimではありません。
ターンは四分音符の半分、八分音符に5連符を均等に入れます。
11小節目のF♯は少しtenutoで。
13小節目のターンは下の音はD♯で。15小節目のターンも半分に入れます。
17、18小節目のトリルは書いてある音から始めます。ロマン派は上の音から始めるときは、楽譜に書いてあります。

17小節目の ディスのトリルは 左の人差し指を上げた方が 音程がいいです。

21 小節目の十六分音符は 正確に 。
23小節目の付点四分音符の後でブレス。
27小節目の 十六分音符の リズムを正確に。

29小節目の装飾音符は 鋭く前打音で。

31小節目のターンの後の付点八分音符、十六分音符は正確に タンギング します。

32小節の16部休符の後正確に入る。
A の 音程 気をつける。

33小節目の32分音符、正確に

37小節目の2個目の付点八分音符 でブレス。

38小節目Eから pで
51小節目の四分音符の 後でブレス。
56小節目の スラーの切れ目にEで 少しtenuto。

57小節目の64分音符 は正確に

59小節目の付点四分音符 の後でブレス。

できたら 64小節目の1拍目まで 続けブレス。

音程 リズム 小さな ズレも先生の耳は 逃しません。
自分の耳がどんなに 粗いのか…。
稲庭うどんを食べながら 反省。
めげずに 頑張ります。

カトリーヌ カンタンマスタークラス

2019-05-24 20:50:49 | レクチャー、マスタークラス

カトリーヌ カンタンさんの マスタークラスのレポートです。

曲はライネッケの コンチェルトです。

この曲はオーケストラとフルートのために書かれた曲なので コンクール色を出してはいけません。
テンポ8分音符一拍が176 ということを意識しましょう。

A の入りはメゾフォルテです。 ピアノではない 十分な大きさを持って演奏しましょう。

三連符の 前で短くブレスしましょう 十分なレガートで一つ一つ区切らない。 息で操縦しましょう唇ではありません。

音楽を意識して本を読むようにイメージをつかんでから 始めましょう。

un poko slentando
からの付点四分音符を短くしないたっぷりとって。
41小節目の 八分音符 時間とってもいい ゆったりと。


Hから、 ロマン派は 大きな 流れを大切にしますがここは 細かく音を変化させましょう。
このフルートの入りは低音をしっかり。
ここはオーケストラの色を表現します。

フルートは柔軟性のある楽器です。
ヴィブラートで音色を変化させて。
テクニックは音楽のために、思いを表現するために 使いましょう。

もう一曲は

ボザのイマージュ。

始まりは 息が出てから音が乗る レガートで 休符のところまで一息に 行けるような大きさで始めましょう。

休符の前のAは、余韻を残して 急ぎすぎないで。

休符の後の音は 切らないで繋がりを意識して 演奏しましょう。Lent からのEの 連打は 切りすぎないで、 一つの長い音を 舌できるだけ。

6/8からは 拍をしっかりと押さえてアクセントがつかないように
音楽性ばかりでなく リズムのキャラクターを考えましょう。

フェルマータの音 フォルテ出入り少しデミュニエンド。
下り切った後、休符の後の音は力を入れすぎない。
一つずつキャラを変えないで 大きなフレーズで。



空気のかたまりを美味しく食べるように、 体の中心に 息を取り込むように喉を開けて吸う= 空気を受け入れる。

それから カデンツを始めましょう。

カンタンさんの話では、
結核で 何ヶ月か療養されたそうです。
その後 やはり うまく吹けなかったそうです。

ランパルに 倍音を使うようにと言われ、そして体を使って地道に やるしかない と思ったそうです。

息を安定させハーモニックスを 自然な速さで吹きます。
ソノリテのロングトーン、2音繋げて ハーモニクスと高低で演奏し 音が合っているかどうか確かめましょう。

女性の体、 強靭な身体を持っているわけではない 彼女がどのようにして 今の 音楽性を 手にしたかという話は とても 感銘を受けました。

エリカ先生レッスン

2019-04-23 21:25:36 | レクチャー、マスタークラス

今日はエリカ シュトローブル先生のレッスンでした。

守口駅でギターの市川さんと待ち合わせ。
車で先生のところまで連れて行ってくれました。

この写真はエリカ先生の部屋に貼ってあります。
素敵です。

「ジュリアーニ、ごめんなさい。今回はちょっと大変でしたね。」
と、迎えて下さいました。
デュオ コンチェルタント25番は全部やったら30分以上かかる大作です。
今回は4楽章のRondoだけですが、大曲の終わりにふさわしく華やかで、ヴィルトーゾチック。

原曲はヴァイオリンなので、フレーズが長くて息をとるところが少なく、 下の Gから 上の E まで フルートの音域外の音まで出てきます。
そして重音のピチカート問題。

どうするか?エリカ先生と相談して重音は下のAですが、上にオクターブ上げて単音で、ピアニッシモで吹くことにしました。

ジュリアーニといえば、ウィーンにいて、ベートーベンやモーツァルトの影響を受けたロマン派よりの古典というイメージで作っていきましたが、

エリカ先生、初めのギターの刻みで両手を上げてスナッピングしながら踊り出しました。

「 ジュリアーニは ウィーンに住んでいました ウィーンで流行っていたハンガリーの音楽。 踊りの音楽です。それも 男の踊りです。」

なるほど‼️
そう聞くだけで、ギターの刻みが全然違って聞こえてきます。

軽快さの中にも、力強さ、哀愁を感じるのはハンガリーの影響だったのです。

ジュリアーニのいたウィーンはボヘミア、ハンガリーを含む大帝国の首都でした。

オーストリア出身のエリカ先生は、そういうことが感覚でピンと来るように思います。


お部屋にこんなものが貼ってありました。
細かくてよくみえないかもしれませんが、ヨーロッパの音楽家の樹像図です。これを見ると同時代にどの作曲家が活躍していたのかが一目でわかります。

急に 視界が開けたような気がしました。

これだから音楽おもしろい!

5/12(日)
西宮ギター発表会
夙川公民館ホール
11:00開演





I先生マスタークラス

2019-04-08 22:12:22 | レクチャー、マスタークラス

土曜日9:30から、梅田でI先生のマスタークラスでした。

バッハのソナタBWV1035
先月やり残した4楽章。

初めの8分音符が違います。
どうも自分が思っているより短く切るようです。

tr.は、ラシラソラ 5連符で。スラーで最後は切る。
次のスラーはdimで、そしてスタカート。
スラーは滑らかに、3小節目は拍頭に重さを置いて、跳躍も滑らかに。

14小節目の最後のtrの#ファ#ソ#ファミ#ファは、初めのF#を薬指で次のF#を中指で最後のF#は薬指で、吹いた方が滑らかに演奏できます。

16小節目AISレバーを使う。trは、ファソファソファでとめて16分音符に行く。

17、18小節目の拍頭は全てスタカートではなく、アクセント。
8分音符は均等に切る。
35、36小節目は拍頭に重みをおきながらcresc
37小節目の3拍目はミスプリ#FA#GAに訂正。

43小節目は2拍目から次の小節の頭までのフレーズで頭の音は軽く抜く。

49小節目の頭はアクセントでスラー、dim、次の8分音符pで。

52小節目の最後の16分音符Hに向けて、Hの音響かせブレス、ritで。

さて、もう一度初めからでした。

その日は2:00からピアノ合わせもありました。

中崎町のプラグで人気のカルボナーラライスを食べて備えました。

チーズの入ったソースの中はサフランバターライス。トッピングは卵で、とろりと溶けて美味しかったです。

I先生マスタークラス

2019-03-22 22:49:27 | レクチャー、マスタークラス

16日にはI先生のマスタークラスでした。

レッスンの後、西宮でピアソラとジュリアーニの本番でした。
レッスンはバッハのフルートソナタBWV1035

今回は3楽章から

初めのGからC#の跳躍。
C#が上ずりがち。
これを解決するためにC#の運指に左手の1 2を押さえます。
これは上から下への跳躍の時だけ使います。

スタカートは、テヌートの意味です。
装飾音は、小さな音符の方が大きく、次の音はdimで。

スラーはなめらかに
繋げて吹きましょう。


初めのターンは5連符で、終わりの音はdimで切る。
2つの音にかかっているスラーはdim。
スタカートは均等に

吹いたつもりではなく明確に

有田正広 ベームフルートの登場前夜

2019-03-19 22:19:06 | レクチャー、マスタークラス

月曜日の夜は、梅田のドルチェ楽器で有田先生の音楽講座に出席しました。

『ベーム システム フルートの登場前夜!
そして今日までの流れの中で…』
フルートの歴史を5期に分けて、解説。
1)Renaissance Fluteの時代 15世紀末~17世紀中頃 (音楽のルネッサンスはミケランジェロの百年後)円筒管 key無し 唄口1つに6穴
2)Baroque Fluteの時代17世紀後期~18世紀中頃
円錐管 1~2keys 3-4pieces (バッハ  ビヴァルディ)
3)Classic Fluteの時代
18世紀中頃~19世紀初期
円錐管1~8keys 4pieces 内径が細く テーパーが鋭く 
倍音が出やすく、高音が出やすくなる
(ハイドン ベートーベン モーツァルト)
4)Romantique Fluteの時代19世紀初期~20世紀初期 円錐管 4~多鍵(8keys以上) 3.4pieces
 a)1831年システム~『1832年ベームシステム』円錐形 リングキー3pieces
 b)『1847年 ベームシステム』木製or金属製ベームキーシステム
(マーラーの死まで)
5)『1847年ベームシステムフルート』は世界に広がる。
  1888年 W Haynes
  1923年 村松孝一ー1957年法人化
  1927年VQ Powell
など

全ては書けません。

手前から、1~10番まで数字が振ってあります。
1)Godfroy clair aine(Vincent Hypolite)
8keys 1929 Paris

2)Godfroy Vincent Hypolite et Louis-esprit Lot
1832 system Boehm 1838 Paris

3)Tulou Jean-Louis
Flute Perfectionee
1840 Paris

4)Lot Louis-esprit
Silver Boehm 1847 system flute No.136
1856 Paris

5)Boehm Mendler
Silver Boehm 1847system flute ca1880

6)Lot Louis=Ernest Chambile
Silver Boehm1847system flute
No.8618 1913 Paris

心に残ったエピソードは、Tulouが学長だったパリ音楽院では、1839年から40年にかけてベーム式フルートを入れるかどうか4回も審議され、結局は退けられ、Tulouが退官する1858年まで採用されることはなかった。

理由は音程はより正確ではあるけれど、「音楽的」ではない。ということでした。

これは結構有名な話ですが、旧態依然としたTulouを初めとした頭の固い人たちの功罪だろうと思っていましたが、演奏を聞いてびっくりしました。

多彩な音色、柔軟な表現力、発音の良さ。
と先生はテキストに示していますが、どこまでもppに吹け、ポルタメントのための指使い。
胸を打つ繊細で複雑な美しさ。

木は有機物で250年乾燥させたものを使います。
その木の持つ複雑さが、複雑な音色を作るのです。

金属のフルートにすることによって、得たものがありますが、失ったものもある。ということが、実感を持って迫ってきました。

Boehm自身も、その事に気づいていて、合金の純度で複雑さを出せないかとルイ ロットに発注依頼し続けていたそうです。

2番、4番のフルートも不純物の混じった金属で作られていて、何が混ぜられているのか、謎だそうです。

過去のものへの尊敬、リスペクトと先生は言って おられました。

私は、過去、多くの人がこのように繊細な違いを聞き分け楽しんでいたことを思うと、今と比べて豊かになったのかどうか?
衝撃を受けました。

I先生のマスタークラス

2019-02-20 21:56:33 | レクチャー、マスタークラス

たねやさんのひなの節 春三色。
夫が近江八幡に仕事に行き、お土産に 買ってきました。

梅の花がついていました。
グラスに差しておくとほころんできました。


父のところへ行くと、雪でも降りそうな雲。
しっかりしてきました。
3月には病院をでて、家で暮らす方法を探ります。

土曜日はI先生のマスタークラス
バッハのフルートソナタBWV1035のレッスンは、アーティキュレーションが命。

ずっと課題だったタンギング、直されなくなってきました。

ただ場所によって、まだどれぐらいの強さでタンギングしたらいいのかわからないので 所々 やっているつもりでもやっていないと指摘されます。

録音したものを後で聞いてみると I 先生の フルートの音は 地鳴りのように低音が響いています。

音はかなり大きくなったつもりですが 、先生と比べるとやはりまだまだ…。

それでも ここに来ると 「ああ、こちらの方向に歩いて行けばいいんだ。」と 希望 をもらい、 元気が湧いてきます。

まだまだ私は上手くなれる そんな事を信じられるのです。


午後はコンサートもあって、帰る頃には真っ暗。

御堂筋を歩いて帰り、充実した週末でした。