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音楽の喜び フルートとともに

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エリカ シュトローブル先生の演奏のためのバロックダンス

2019-11-26 22:52:38 | レクチャー、マスタークラス
今日は演奏のためのバロックダンス 最終回。
ジーグとガヴォット。

ジーグは アイルランドや ケルティックから広がったと言われています。


6/8 拍子で 八分音符 三つずつで ステップが進みます。
わかりやすく日本的に言うと 横 スキップ。


フルートの曲で行くとヘンデルのソナタ fdur OP 1のNo.11 4楽章 Gigaは イタリア語で Gigue のことです。


今日はパウエルの 頭部管を木管にして 吹いて みました。
前に思っていたよりも 1拍目3拍目の頭をしっかりと踏みしめて演奏します。
その方が踊れます。

それからガヴォット。


4/4拍子で ジーグが 軽く飛ぶような感じ に比べて 強く踏みしめるような リズムです。
田舎風の ぽっちゃりした 重い目のリズムという感じです。


同じくヘンデルのフルートソナタ OP 1のNo7 第5楽章Tempo di gavotta
リズムを際立たせるために バイオリンの引っ掛けるような奏法を思い浮かべながら 演奏しましょう。

今日は復習で 前回のリズムも やってみました。
メヌエットとブーレ


ヘンデルのソナタ Gdur op 1No5 第4楽章と第5楽章
ブーレは歩くような 感じです 途中でBalanceと 流れるような動きで ポーズを決めます。

メヌエットは、 かかとをあげて歩き 4小節で 2回かかとをおろし リズムを作ります。


クーラントは 走るという意味で 途中でジャンプ。


アルマンドは ゆっくりとした動きの ドイツ人 のイメージです。


サラバンドは バッハのフルートソナタ 第3楽章 で踊ってみました。
庶民が踊っていて だんだん早くなってきましたが 途中で 王様に禁止されて ゆっくりと優雅に踊るようにまた戻りました。

バロック音楽と言うと きっちりとした真面目な 様式的な音楽 というイメージでしたが、踊ってみると 生き生きとした 楽しい 音楽に私の中で変わりました。
とってもおもしろかった!
エリカ先生 一緒に踊ってくれたみんな ありがとうございました!







エマニュエル パユマスタークラス②モーツァルト

2019-11-13 22:24:21 | レクチャー、マスタークラス
エマニュエル パユマスタークラスの2曲目はモーツァルトの協奏曲第一番Gdur K313
受講生は去来川萌子さん。



Allegro maestosoで 演奏しましょう。
威厳に満ちて という意味です。
キャラクターを大切に チャラチャラせずにシンプルで大きな動き で

mollは落ち着きを持ってしっかりとコントロールを保って演奏しましょう。

アポジャトゥーラ 装飾音符の 前打音 は少し残す感じで 。(長くする というイタリア語から出ています。)

36小節目 落ちていく ところを繊細に
36 37が質問で 38からが回答です。

40小節目の八分音符のアルペジオ 上がるエネルギーで 短くスタッカートで
41は 落ちていく形で 少し長く 4拍目急がない。
46からマイナー 悲しく 悲しくメロディックで
47は 音は長く テヌート 水平に吹き続ける。
息はゆっくり。
50では 新しいmoll。
46では付いている付点が 50では ついていない。
モーツァルトの時代はトラヴェルソ で 音量の大小があまりつきません。
アーティキュレーションによって 表情の変化をつけましょう。
クヴァンツの本はアーティキレーションの参考にできます。
オーケストラ譜にも フルート譜にはついていない アーティキュレーションがつけられています。

ブレスについて ゆっくりとると テンポも遅くなります。
ブレスにストレスを感じると指回らなくなりますオーケストラがやっている あいだ 自分が吹く 前で1小節はブレスに当てましょう。

ピアノを聴いていれば よくわかりますか61小節目からまたmollです。
悲しい表現です。
64小節目からの下降形は 落ちてくる表現ですが活性化 します。
ゆっくり丁寧に練習しましょう。
スラーでくくった二つの音をしっかりコントロールされたテンポで 何日も。
難しいことがあると 問題の箇所を見つけて 息をサークルのようにゆっくりとゆっくりと なんでも練習しましょう。
ファ# ラ の音は 指がバラバラになりやすいです 左が早く 右がゆっくり動きがちです そういうところを見つけるのです。

66から69 は一つの フレーズで。

72 からmollは長く durは短く表現しましょう。
70から73は 一つのフレーズで。
77 はフレーズの終わりではありません。 この後は オーケストラとtutti で吹きたいです。
それがこの時代の トラディショナルであると思います。

81はメロディック下がり、上がるメロディです。
8485はそのメロディー のの発展形です。
104の音階は フレーズ半ばの 上昇形の音は大きくしてもいいけれども 後のものは大きくしない。
105アクセントにしないで宙に浮くようなサスペンションで。
114のアルペジオは ジャグリング。
mollは長めにメロディック
柔らかく舌は 口の歯から遠く。
スラーの方に アクセントをつけず、 スタカートの方を大事に。

モーツァルトは音階と アルペジオでできています。
本当に純粋な音楽です慌てないでしっかりコントロールしましょう。
126 ソミシソミと 音楽的な構築を考えましょう。

mollに行きたいdurと軽く柔らかいmoll。硬いdurとのせめぎ合い。

トリルは基本上から ミニマムなロジックを考えましょう。
135からの トリルがあっても メロディーを考えましょう 同じ形が続きますが 人間は同じことを繰り返しません 2回目同じことをするのはマシーンです。
バロック クラシック ロマンティック 全て人間的です。
145で出てくる 三連符 です。
オーケストラと一緒です。
バスの音だけではなく ちゃんと三連符で吹きましょう。
ここで時間になりました。


エマニュエル パユマスタークラス①

2019-11-12 23:24:18 | レクチャー、マスタークラス
今晩はエマニュエル パユマスタークラス2019 11/12
ドルチェ楽器大阪店18:00~。



一曲目はジョリヴェのフルート協奏曲。
受講生は横井茂虎さん。

ピアノ伴奏がなく フルートソロでの受講でした。
パユ先生 曰く フルートソロで この曲を聴けるということは 詳細が聞こえる。
一人でやるので音質が良くなります。
練習の時 ピアノからフォルテシオモまで 音が美しくあることを目指す いいチャンスです。

クレッシェンドで 空気を 入れすぎると音質が壊れます。 徐々にするべきです。

Andante cantabile は激しくはありません。
エネルギーをキープする ことで3楽章の Allegro scherzando は興奮して 喜びに満ちます。

4小節ひとつのフレーズで吹きましょう。
大きなスラーがついているつもりで、 徐々に 膨らませ 減少 しましょう。

初めはただのpです。 音を投げつけないで ホールに合わせて 優しく。

スラーは きちっと 膨らませるとアクセントに聞こえます。

長い息遣い 水平な動きで。
プレスも水平に 吸って垂直な動きを避けましょう 体を使って できるだけ レギュラーに。

HIGH A は 右の小指 C#を押さえると 音程 が上がります。

三連符で 遅くなるのはよくあることです 二つ目の音を遅くなりすぎないで ここの三連符は動き始めるフレーズの最後です。
Question mark をつける感じで

フレーズの最後を 息を入れるのを止めると音が消えます 最後の方まで息を出しすぎないで。

こういうところはソノリテを練習しましょう。

ffの後のp はミステリアスに うんと差をつけて。

始めは pで ビブラートをかけて表情豊かにやわらかに しましょう。

気持ちとデュミナークが同じでない方がいいです。
fで大きく興奮し、p で何もなくなってしまう というふうじゃなく。

フルートという楽器は 同じ指で オクターブの 音が変わるのは 息のスピードが変わるからです。
基音 から特別な意思を持って 次の 音を出すハーモニクスの練習をしましょう。

大きくするのではなく スピードを早くして 音を変えましょう。

早いテンポのところは唇を安定させて DakaDakaと
舌が 息をブロックするのを避けて 喉の奥の方で dadada 固くもなく柔らかくもなく音の頭を出してあげるだけmf
pは 抑揚がある
ゆっくりと練習します。
p 表現が 深く、fは 解き放つ 感じ です。

クーラントとブーレ

2019-10-26 00:23:43 | レクチャー、マスタークラス
エリカ シュトローブル先生のバロックダンス講習会第2回目

まずは前回の復習から


🌗左足、🌓右足、🌕両足揃える。
アルマンドと言えばバッハの無伴奏フルートソナタの1楽章。


アルマンドは フランス語でドイツという意味です。
ドイツ人は昔ゆったりと動くと思われていて、 ゆっくりした リズムを意味します。

今日の課題。
クーラント。
クーラントは走ると言う意味です。
実際には、 クーラントはいろいろ種類があって リズムも複雑だそうです。
ジャンプ と言うかスキップ する感じで。


ダウランド、Hくんのギターで。

それからブーレ。


ブーレは有名なバッハの無伴奏チェロソナタ、フルートで吹きました。




薩摩つげの頭部管。
バッハに合います。


途中でバランス というポーズを取るところがあります。
踊れます。
踊りに合わせて演奏するととても気持ちがいいです。

復習で無伴奏フルートソナタでサラバンド。


次回、最終回は11/26
ジーグとガボットです。



エリカ先生バロックダンス講習会

2019-10-02 20:58:59 | レクチャー、マスタークラス


エリカ シュトローブル先生の演奏のためのバロックダンス講習会 第二回
10/22(火)13:00~です。
全部で3回~4回です。

今回はブーレとクーラントです。
前回メヌエット、アルマンドを学んで踊って から 演奏すると 音楽が変わりました。
次回も大きな成果が期待できます。
ぜひ楽器持参でご参加下さい。

申込は090-9702-8163
motokofl@ezweb.ne .jp
久米まで。

ウォーミングアップと替え指講習会

2019-09-23 20:48:10 | レクチャー、マスタークラス

今年は霧と雨の飛騨高山。
熱気と充実の3泊4日を終えて帰宅しました。


2日目、朝食前に山腰まりさんの ウォーミングアップ講習。


低音のCの指で中音のC、G、高音のC、E、Gを鳴らすトレバー ワイのメソッドの一部を使った ウォーミングアップ。
ゆったりと音をよく聞いて。

朝からみんなの音が 奏楽堂に響いてとても気持ち良かったです。


アルタス楽器の無料リペアコーナー。

着いた直後にお願いしたら、その日の内に調整しておいて下さいました。

快適な状態でセミナーにのぞめます。
Tさんのサポートに感謝です。

その日は富久田先生に「魔弾の射手」を見て頂きました。ピアノ伴奏は石橋尚子先生。
幸せです。

細かく曲のことを見て頂きましたが、基本奏法として低音を吹くときに下を向きすぎないで、唇の比較的上の方にトーンホールが来るように当てて、吹き上げるようにすると言うこと。

速いパッセージを練習する時に骨格となる音を取り出して吹くことから始めること。

速いタンギングはduで、吹きすぎない。

夕食後は、伊藤先生の替え指講習会。

トラヴェルソの頃は、穴が空いていて支えの親指を除いて9本の指で全音階を押さえ、半音は半分開けるというのが大ざっぱなフルートの原点で、

全音の間に穴を開けて、キーを押さえるようにメカニックの補助をつけたのが、ベーム式フルート。

なので、替え指を考えるときに、例えばF#は、右の4指で押さえるメカがついていますが、Gの次の穴だけを直接押さえても同じF#が出るのは、考えたら、当たり前のことなのです。

GF#EF#何て言う指使いのときは、右の4指を使わなくても、一つづつ隣のキーにずらして、左5指右1指2指で塞いでも音にとっては何も悪いことは無いのです。

という話は目からうろこでした。



伊藤公一 フルート セミナー1日目

2019-09-20 23:37:08 | レクチャー、マスタークラス

伊藤公一フルートセミナー 第1日目です。
Oさんに車に乗せてもらって 京田辺の実家を出発。

快調に飛ばしていましたが 一箇所道を間違えて なぜか白川郷まで来てしまいました。

白川郷の道の駅から撮った写真です。仕方ないのでここでランチ。

秋きのこうどんが美味しかったです。
すぐに折り返して 飛騨高山の ペンションオープンハート平川に到着。
余裕で着きました。

1年ぶり の 顔がたくさん。
みんな元気で良かった。
新しい仲間も何人か。
去年同室だった N さんと今年も 同じ部屋。

会うなり最終日のコンサートの 曲を二人で決めました。

リペアの T さん にもいきなり「 調整お願いします。 明日10時半のレッスンに間に合いますか?」
忙しい中、ちゃんと間に合わせてくれました。
そしてうまい‼️
本当に助かります。

フルートが使えない間 他の人のマスタークラスを見せてもらいました。
モーツァルトの Ddurのコンチェルト。
Aくん。

上手です。 この上手なものを 伊藤先生 の手にかかると もっと磨かれて レベルアップします。

先生久しぶりにモーツァルトを吹いたとおっしゃっていましたが、 本当に美しいです。
ほんの 数小節でも ため息が出ます。


飛騨牛ステーキ 地元の美味しい野菜

漬け物ステーキ… 地元のソウルフードらしいです。 初めて食べました。 
お酒のあてにぴったり。

食後は富久田先生と山腰まり先生、 石橋 尚子 先生 の コンサート。

柔らかい 山腰先生の木管ピッコロには 驚きました。
世界で11本しかないと言う ヘインズの 金のピッコロ。
そのうちの2本で テレマンは演奏されました。
本当にゴージャスでキラキラした音色で素晴らしかったです。

旧交を温め、 音楽談義に花が咲き 今宵は更けるのでした。

第6回 伊藤公一フルートセミナー

2019-09-19 21:32:41 | レクチャー、マスタークラス

明日から23日まで、
飛騨高山で 開かれる 伊藤公一 フルート セミナーに参加します。

伊藤先生 富久田先生 山腰まり 先生の マスタークラスレッスン。
ピアニストは石橋尚子先生 水野久美先生です。

ウォーミングアップ基礎講座
伊藤先生による
特別講座「フルートの運指について」

講師コンサートも あります。
今年は伊藤先生、水野先生のメル ボニスのソナタ、ショッカーのグリーン プレイス
富久田先生のデュティユー ソナチネ
ピッコロで山腰先生による仮面舞踏会による幻想曲 ジュナン
お二人で軍隊風アレグロ
ピアニストは 石橋尚子先生 などなど

アンサンブルコースもあって 楽しみが増えました。

フルート調整も受けられます。


今日は早く寝なくてはいけませんが、ドキドキ ワクワクで 眠れそうにありません😅

演奏のためのバロックダンス

2019-09-17 22:10:32 | レクチャー、マスタークラス

今日はオーストリアの ウィーン出身の エリカシュトローブル先生のバロックダンス講習会でした。

一緒に受講する S さんと 京阪関目駅 ランチをしてから 行きました。
喫茶 クラウン。
懐かしい昭和の空気のする落ち着いた喫茶でした。

会場は関目駅の近くのエリカ先生のレッスン場です。

ギターが二人、フルートが二人、ピアノが一人。

初めは
Allemandeアルマンド
ゆっくりと、フランス語でドイツという 意味だそうです。

ダンスの前に 必ず挨拶をします。
女性は膝を折って 少し下に 下がります 実は節目 男性は 片足を グルっと回して後ろに下げて 膝が床に付くぐらい深くおります。

4拍子でフランス語で「Double(ドゥーブル) Double Simple(サンプル)」
ステップを 覚えて それから バロック時代の CD に合わせて踊ります。
その あと 私の フルート、市川さんのギター伴奏で 演奏し、みんなはそれに合わせて 踊りました。

今日は後2つ SarabandeサラバンドとMenuetメヌエットをしました。

踊ってから、踊りに 合わせて 演奏すると 呼吸が合うというかとてもなめらかに演奏できて 気持ちよかったです。
これはとってもお勧めです。
来月も開講します。

バロックダンス講習会

2019-08-07 21:38:12 | レクチャー、マスタークラス

サラバンドってどういうリズム?
ジーグとは?

踊ってみることで、演奏が変わります。

エリカ シュトローブル先生の演奏のためのバロックダンス開講します。

第1回
9/17(火)13:00~15:00

会場 京阪野江駅300m
地下鉄関目高殿徒歩5分

1回3000円(3回か4回シリーズ)
持ち物 飲み物 動きやすい服 幅の広いスカートなら綺麗 しっかりした靴下 鉛筆 タオル もしよかったら楽器

エリカ先生(ウィーン生まれのギタリスト)はダンスの専門家ではありません。
目的はバロック音楽のリズムと特徴を身体で体験することです。

私がお願いして開講して下さいました。
一緒に参加しませんか?

先着8名まで申込みは久米メッセンジャーか、チラシのアドレスまで