夫が入院して、三カ月が過ぎました。
六月のはじめ、夕食後に嘔吐をしたため、大学病院の緊急外来を受診したのですが、『お腹の風邪でも引いたんじゃない? まあ、大丈夫だとは思うけれど、念のために検査をしましょう・・』 と、担当医に言われての入院でした。
それが、はや三カ月・・・。
うっとおしい梅雨も、この夏の酷暑も、夫は何も季節を感じることもなく、病院のベッドで過ごしていました。
そして、昨日。
入院後、初めて、外出許可をもらい、短い時間(半日ほど)でしたけれど自宅に帰ることが出来たのです。
久しぶりに我が家に戻った夫は、各部屋々々を見て回り、自分の仕事場だった診療室に足を踏み入たときは、さすがに目が潤んでいたように思います。 (きっと、元気で、忙しく立ち働いていたころのことを想い出していたのでしょう・・・)
せっかくの我が家に戻っても、いまだに厳しい食事制限が続いているために、熱いお茶の一杯も出してあげられませんでしたが、息子に付き添ってもらって、行きつけの床屋さんに行ったり、買い物に行ったりもできましたので、気分転換にはなっただろうと思います。
おりしも、昨日は私の誕生日。 写真のお花は夫が床屋さんの帰り、スーパーで買ってきてくれたものです。
『こんなお花でごめんね』 といいながら。。。(*^_^*)