数日前のことです。
パソコンの操作中に、いきなり警告音が鳴り響きました。
「えっ? えぇ~っ? 何、何・・?」
突然のことで訳が分からず、しかも、何をしてもな不気味な音は鳴り止むどころか音量は大きくなっていきます。
「どうしよう、どうしよう・・・」と、私がパニック状態に陥りかけたとき、画面の右側に『直ぐにサポートセンターに連絡を・・・」という表示が出ました。
「助かった~・・・」という思いで、私は表示された電話番号に電話をしたのですが、結論から言うと、これが『詐欺』だったのです。
電話の相手は「マイクロソフト・サポートセンターのジャック・ウイリアムズ」と名乗り、たどたどしい日本語で「あなたのパソコンはいま大変な状況になっている。それを修復するために、私の言うとおりにパソコンを操作して下さい」と言います。
この間も警告音は鳴り響いているため、早く何とかしなくては・・・という焦りから、私は言われた通りにパソコンを操作してしまいました。
そのうちに、『修理代』とか『サポート代』とかの名目の請求金額が示され、しかも、直ぐにコンビニに行き『アップルのギフト券』を購入してそれで支払うように・・・と。
ここまで来ると、さすがの私でもおかしいと気付き、まだ、相手が話しているのも無視して、パソコンの電源を抜き、強制終了させました。
(心臓が破裂しそうなほどバクバクして、身体は震えていました)
そして、直ぐに息子に連絡したのですが、息子も私の話を聞いて「これはヤバイ」と思ったのでしょう。
彼はすぐに警察に電話を入れ相談をした様です。
それから間もなくして、私の地元の警察署から担当の警察官が二名、我が家に駆けつけて来ました。
彼らは、私から事情を聞き、私のパソコンを調べてくれました。
私の場合は、コンビニに行ってギフト券を購入したわけでも無く、直接的に現金の被害は無かったのですが、それでも、相手(詐欺グループ)が私のパソコンを遠隔操作をした形跡があるので、パソコンを初期化したり、あるいはクレジットカード会社に連絡をしてカードを無効にしたりしなければならないようです。
警察の方から説明を受けても、ただオロオロとしているだけの私を見かねたのか、これらのことは、全て、彼ら(警察官)がやって下さいました。
(作業は3~4時間にも及びました)
仕事を途中で切り上げ、急いで家に戻って来た息子も、警察の方の対応に安堵したようです。
お陰様で、今日現在、銀行の口座残高の変動もありませんし、クレジットカードの不正使用も確認されていません。
多分、駆けつけてくれた警察官が、速やかに対処してくれたおかげだと思っております。
(もし、対処が遅れていたら・・・と考えるだけでもゾッとします。)
それにしても・・・・。
日頃から、特殊詐欺については息子達からもきつく言われていましたし、私自身も充分気を付けているつもりでしたのに・・・。 (×_×)
今の時代、パソコンやスマホ、それにカードが無ければ何も出来ません。
それだけ、それらのアイテムは便利で必要な物ですが、反面、リスクも大きいことを忘れてはならないのだと、今回の出来事で、改めて肝に銘じました。
『詐欺師は善良な人の心の隙を突いてくる』というのは警察の方の言葉です。
皆様も、どうぞ、ご注意のほどを・・・!
そして、何かあったときには、迷わず警察に連絡を・・・!
(これも、警察の方の言葉です)