これまで職員の手製の木枠スクリーンを使って影絵を楽しんできた子どもたち。
先日、さらにダイナミックに影絵を楽しめるようにと大きなシーツを環境に用意しました。
すると「おっきい!」「なにこれ!?」「スクリーンだ!」と興味を持ち、子どもたちはさっそく体を動かし、影遊びを楽しんでいました。
いくらか遊んだ後、ある女の子が「先生、花吹雪の影写したい!」と勢いよく話してくれました。
「んー じゃあ何で作ろうか?」と尋ねつつ私は”紙を切る”この答えが返ってくるものばかりだと考えていました。
しかし女の子から返ってきたのは…
「んー そうだ!葉っぱは?葉っぱ飛ばしたら花吹雪みたいになるんじゃない?」という答え。
驚きました!
しかし同時に、一年間子どもたちが自然物に親しんできた姿が思い出され、その女の子の返答に嬉しさも感じました。
さっそく園庭にある葉っぱを使い飛ばしてみると…
「綺麗!!!」
葉っぱが舞うその影を見て女の子は飛び跳ねて喜んでいました。
その姿を見て他の子どもたちも集まり、葉っぱ吹雪に合わせたお話を考えながら「続きは明日やろ~!」と意気込んでいました。
翌日は子どもたちのアイデアの止まらないお話作り。
本当に本当に止まらず止まらず…
私がその勢いに追い付くことができず「それでどうなるんだっけ?」と聞き返してしまうくらいでした
これまで、一年を通して様々な遊びに取り組んできたてんのうせい組の子どもたち。
ひとつひとつの遊びに楽しさを感じ、とことん夢中になって遊んできました。
そんな充実した時間を過ごしてきたからこそ、一つの経験を他の遊びに結び付け、さらに遊びを深めていく子どもたちの姿が見られています。
卒園まであと約一か月…
この一か月で遊びを通してさらに子どもたちがどんな姿を見せてくれるのか、楽しみです!!
てんのうせい組担任 佐藤(千)