先日もお伝えしたてんとう虫…
朝登園し、いつものようにてんとう虫を観察していると…
「あれ?てんとう虫の幼虫みたいなのいる」「え?赤ちゃんじゃない?」
な、な、なんと
赤ちゃんを産みましたーっ
≪この日を待っていた!!≫
(小さいですが、見えますか?黒い小さな子です!)
「すごーいっ」と大興奮すぐに職員室に駆け込み、
みんなにも知らせ…「ほら!赤ちゃんだよ!見える?」と嬉しそう
みんなで新しい命を喜んでいると…
「赤ちゃんを産んで死んじゃったのかな…?」と話す子。
実は前日に、一匹のてんとう虫が死んでいるのを見つけ
「どうしてだろう?」「アブラムシが足りなかったかな?」
「お墓に埋めてあげよう…」と悲しんでいた子どもたち。
「ママてんとう虫は卵を産んだ後、力尽きて死んじゃったのかもね…」と声を掛けました。
「みんなのママはどうだったんだろう?」
登園してくるママたちにもお話しを聞いてみると、
「死ぬかと思ったよ」「痛くてたくさん泣いたよ」
「…そんなに大変だったんだ」と。
その子どもの一言に、
命について改めて考えさせられました。
大切な小さな命、守っていこうね
とみんなで決めました。
名前は『ななちゃん』
ナナホシテントウムシのママからうまれたので
『ななちゃん』になりました
そして頑張ったママてんとう虫…
お墓を作ってあげました
「ゆっくり寝てね…」「またね」と最後のお別れをしていると、
「アブラムシも入れてあげよう」
お空でお腹空かないように…と、
そんな気持ちにまた心が温かくなりました
夕方、雨があがった後に大きな虹が出ましたよ
きっとママてんとう虫、無事に空にのぼっていったと思います…
かいおうせい組担任 佐藤
去年のかいおうせい組に託されたてんとう虫…
今の年長組がかせい・もくせい組だった時、きゅうりの栽培に取り組んでいました。そのきゅうりに大量のあぶら虫が
あぶら虫がつくときゅうりが大きくならない、どうやってあぶら虫を退治しよう…と困っていました。
そんな姿を見ていた去年のかいおうせい組の子どもたちは、てんとう虫があぶら虫を食べてくれるということを調べ、
次に野菜を育てるときに困らないようにと、てんとう虫を育てていました。
そのてんとう虫を引き継ぎ、今のかいおうせい組が大切に守っています。
「お~い!テントウちゃん」と声を掛けながらお世話をしたり、
「僕もてんとう虫の研究したい!」と色々なことを調べました
あぶら虫を食べると卵をうむ力がつくことや、毎日たくさんのあぶら虫を食べること。
しかし…虫かごに入っているのは小さなりんご…「あぶら虫いないかな~」と話ていると
「あ、僕あぶら虫朝に見たよ」
と玄関の前にあるカモミールの花のところを教えてくれました。
早速行ってみると、「わっすごいよ~」「たくさんいる~」と大量のあぶら虫を発見
「テントウちゃんに食べさせてあげたいね~」「どうやって食べさせる」
「花を取ったらかわいそうだよね…」と色々と考えていました。少し悩んでいると…
「先生これ使っていい」とプリンのカップを2つ持ってきました。
どうするんだろう…と見ていると、
「この中にんとう虫入れて、花をこうやって挟むの。」
てんとう虫にあぶら虫を食べさせたい!という強い気持ち、
子どもたちの面白い発想…保育者も驚かされました
「わ~食べてる食べてる」とあぶら虫を食べてる姿を見て
嬉しそうな子どもたち
テントウちゃん、もっともっと元気に大きく育ってね
かいおうせい組担任 佐藤