フィリピンのシブヤン海の海底約1000mで
戦艦「武蔵」を発見したというニュースは
当時の事を知る関係者や遺族に驚きと戸惑いを与えている…
そんな記事を目にするに当たり
ふと、以前読んだ本に書いてあった
日本人の死者への弔いの概念が海外のそれと異なるという事を思い出しました。
米の大富豪による引き上げの話が出た時
、海底に沈んだ武蔵の艦内にある
乗組員の遺骨をどうするか…が問題になるのは
はやり、日本人の宗教観が原因だろうと思うからです。
他国の人から見れば、
日本人の遺骨への拘りが不思議で仕方ないらしく
死後何十年も経っているのに
遺骨収拾に行くという事は、考えられないのだそうです。
死者の魂はすでに亡骸を離れているという思想によるものです。
もう一つ、引き上げに反対する人たちに共通するのは、
興味本位で人目に晒されることへの抵抗感です。
戦艦武蔵と一緒に海底で眠っている日本海軍の英霊たちを
今更、起こしてどうする…
そっとしておいて欲しい…という思い、
私が遺族なら、その考えは自然だと思うのです。
元海軍の実父は、
昭和19年の夏頃?呉の第4ドックに、
まるで、高射機関銃をハリネズミのようにたくさん付けた武蔵が、修理の為に入っているのを見たと言っています。
武蔵は当時としては、最新鋭の軍艦だった事は間違いないようです。
今後の武蔵の、処遇に注目しつつ
生々しい記憶を呼び覚ます事で遺族の方々が傷つくことがないよう
静かに見守っていきたいものです。
戦艦「武蔵」を発見したというニュースは
当時の事を知る関係者や遺族に驚きと戸惑いを与えている…
そんな記事を目にするに当たり
ふと、以前読んだ本に書いてあった
日本人の死者への弔いの概念が海外のそれと異なるという事を思い出しました。
米の大富豪による引き上げの話が出た時
、海底に沈んだ武蔵の艦内にある
乗組員の遺骨をどうするか…が問題になるのは
はやり、日本人の宗教観が原因だろうと思うからです。
他国の人から見れば、
日本人の遺骨への拘りが不思議で仕方ないらしく
死後何十年も経っているのに
遺骨収拾に行くという事は、考えられないのだそうです。
死者の魂はすでに亡骸を離れているという思想によるものです。
もう一つ、引き上げに反対する人たちに共通するのは、
興味本位で人目に晒されることへの抵抗感です。
戦艦武蔵と一緒に海底で眠っている日本海軍の英霊たちを
今更、起こしてどうする…
そっとしておいて欲しい…という思い、
私が遺族なら、その考えは自然だと思うのです。
元海軍の実父は、
昭和19年の夏頃?呉の第4ドックに、
まるで、高射機関銃をハリネズミのようにたくさん付けた武蔵が、修理の為に入っているのを見たと言っています。
武蔵は当時としては、最新鋭の軍艦だった事は間違いないようです。
今後の武蔵の、処遇に注目しつつ
生々しい記憶を呼び覚ます事で遺族の方々が傷つくことがないよう
静かに見守っていきたいものです。