声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

ダルメシアンのオバさん怒る

2024-02-21 08:35:00 | まちづくり
恐らく家に帰った中学男子は、
家族にこんな報告をしたのではないか…

「こわいオバさんが、からんできたんだよ」
と。


昨夕のこと、
公園の遊歩道を夫とM嬢連れでゆっくり歩いていると、

背後から、いきなり誰かが走って近づいてきて、
どけとばかりに私と夫の間を突っ切って行った。

夫も私も反動でよろけて転びそうになった。

見ると自転車に乗った赤いヤッケの中学生くらいの少年だった。

「あぶないなぁ」と夫がつぶやいた。

その瞬間、私は無意識に、

「待ちなさい!ルール違反だよ!」と

叫んで少年を呼び止めた。

20mほど先で止まって振り向いた少年は

「ごめんなさいっ!もうしませんっ!」

と、
まるで覚えたての芝居のセリフのような声を私たちに放った。

170mはありそうな体格のよい男子だったので、ケンカになったらどうしよう…

と一瞬怯んだが、

一応謝ってくれたのでホッとした。

「もし、お年寄りなら転んで大怪我してたよ」

実際に、狭い遊歩道では避ける場所がない。

「歩行者優先だからね!」

と念を押すと、

「ハイ、ごめんなさいっ!もうしませんっ!」

と言って、
走り過ぎていった。

同じトーンで繰り返した詫びの言葉は、
常習を感じさせた。


歩行者の間に割り込んで突っ切る行為は
スリリングだし、
彼にとってはゲーム感覚でやっているのかもしれない。


この日も別の中学生が、まるで自転車レースでもやっているかのようなスピードで私たちの横を疾走して行った。

公道では、できない事でも公園では大目に見てもらえるのではないかと思っているのだろう…

夕方の公園を自転車で走る少年たちの中には、
塾へ行くために急いでいる子たちもいる。

公園の中を突っ切るのは、一瞬でもスピードを出せるし、爽快だろう。

気持ちはわかるが、歩行者にとっては迷惑な話だ。

自分さえ良ければいい、と言うような安易な考えも困る。

うるさく言いたくはないが、
やはりルールは守るよう教えなければいけない。

自転車レースの公営競技場を持ち、

ヒルクライムなどもある《自転車の街》でアピールするのなら、

まず、安全に乗るためのルールをしっかり伝えるべきではないのかな、

大人にも子供にも。








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迷惑な置きみやげ

2021-04-07 17:06:00 | まちづくり
近くの道路で工事が始まって2週間、

先週から反対車線での工事が始まったと思ったら、

我が家の私道の入り口に停止線が設けられた。

おかげで、
入る時も出る時も時間がかかる…


それも、しばらくの辛抱と思いつつ
なるべく早めに家を出るようにしているが

今日、
新たな問題が発生した。

堆肥の原料を運んでいた大型トラックから落下したらしい《汚物》が、

我が家の入り口と道の間に置かれていたのだ。

いつもならトラックが通った直後に悪臭がする事はあっても、

しばらくすると消える臭いが、いつまでも消えない。

おかしいなぁ…と思って見に行くと

“例のモノ”がこんもりと3m半径に渡って大量に撒かれていた。

行き交う車の多くはソレを避けるようにして通り過ぎていったが、

大型トラックは、その上を踏んで通るものだから半径3mは、

あっという間に5m以上に広がり、
風とともに、なんとも言えない悪臭を放っている。

私はクレーマーではないが、
こういう時はすぐに市役所と警察にTELする。

市役所の道路関連の部署の職員さんは、
丁寧に話を聞いてくれて、

すぐに担当課を手配してくれたが、

警察は、通報があった事は記録するが
落としていった業者が特定できない限り、
どうにもならない…という。

電話してから45分後に訪ねてきた市役所の職員さんが、

近くにいた道路工事の警備員さんから聞いた話によれば、

落とした大型トラックの運転手は、なにくわぬ顔で立ち去ったらしい。

本来なら落とした業者が引き返して清掃する義務があるらしいが、

30分経っても来ないという事は知らんぷりするつもりだろう…。

と、
市役所の職員さんは話していた。

ありがたい事に、その直後に
清掃課の職員らしき人たちが数人やってきて、

スコップによる手作業で《汚物》を片付けてくれた。

多くのトラック業者はモラルを守っているが、
こういう業者が現実にいるのは残念だ。


街づくりを考える時、忘れがちなのが、

我が町のような“ルーラル”で問題となる悪臭公害である。

外に洗濯物が干せない、

せっかくベランダ用のベンチを買ったのに
外でコーヒーが飲めない。

そんな場所が多いのだ。

理想のスローライフを求めて移住してきたのに、理想とは程遠い現実に、

ガッカリする事も多い。

これから田舎物件を買うつもりの方は、
くれぐれも御用心。

(ー ー;)

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暮らしやすさって.

2021-02-06 20:26:00 | まちづくり
在宅ワークの疲れは散歩で癒す。

ここ数日は

鄙びた別荘地も賑やかだ。


たった今、名前を連呼しながら選挙カーが通り過ぎて行った。

《聴く》のがメインの在宅ワークには

大声の名前の連呼は妨げにしかならない。

昨夜は、

19時過ぎまで『お願い』をやっていた候補者の選挙カーが通って行ったが、

(あの候補者に入れるのはやめよう)

と思った、


そんな候補者には、

「暮らしやすいって、どういう事?」

と訊いてみたくなるのだ。


もう名前の連呼は時代遅れですよ。

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銀のスズメ

2020-10-16 18:02:38 | まちづくり
たまに、訪れる公園の入り口です。




銀の金属製ガードの上に同素材のスズメが4羽ずつ止まっていましたが、

右端のガードには3羽だけ。

数ヶ月前に訪れた時は、
いつの間にか取れちゃったのかしら?

と思っていましたが、


念のため、

他の入り口を見てみると…




よく見れば誰かが抜いた跡。
(ー ー;)



ここも…

無理矢理こじ開けた?


いったい誰が持って行ったのでしょう…


これは器物損壊と窃盗罪ですよ。


こう言う事があると、

どこもかしこも安全ではない、

心ない事をする危険人物が往来しているのだ…と

思ってしまいます。

この近所では、つい最近、殺人事件も起きています。


一時期、

“安心安全な町づくり”

というキャッチコピーが流行りましたが、

現実は、

こんな田舎にだって不審人物や犯罪者は来ているということです。

防犯カメラに映らない場所が多く

玄関開けっ放しで、
防犯意識が低い高齢者が多いのも事実です。


“人を見たら泥棒と思え”は

いやな言葉ですが、

神社のお賽銭箱を盗む人のいる時代…


そういう人には、

きっと罰が当たるでしょう。

銀のスズメを盗んだ人にも…

天罰がくだるはず。

(*`へ´*)


不届き者はどこにでもいるわけで、

“安全”な場所はないと思って構えるほうが
“安心”だし、

“安心”せずに常に防犯意識を持っていれば
“安全”に繋がる、


“安心安全な町づくり”を目指しましょう!







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傷んだ道路

2018-10-12 10:56:10 | まちづくり
島根から帰ってきて感じたのが

なぜ、
島根の従妹の家では熟睡できたのに

自分の家では眠れないのか…、という事でした。


その原因の一つに、凸凹に傷んだ道を大型トラックが深夜に猛スピードで往き来する度に、

ドッカーンという音と共に家が揺れる…




特に傷んだ道路の先にある3つのマンホールをトラックが踏むたびに、大揺れする…

その度に、地震かと思って飛び起きる…


その繰り返しで、
すでに私の睡眠負債は、相当量たまっているらしく、

安眠のためのグッズや、サプリメントなど試しても全く効かない状況でした。


原因となっている道路は2年前にも一度、
そして1週間前にも補修しているのに

揺れも音も治らず、一向に改善しないため、


わたくしは意を決して、市の道路管理課に電話をかけたのです。


クレーマーだと思われないように、
努めて冷静に、やんわりと事情を説明して

「どんな補修をしていただいたのでしょうか?」

と訊いたワケです。


予想通り、

「そんな場所はたくさんあるので…優先順位からすると、きちんと治すのは難しい…」

と、取り合ってもらえませんでしたが、

道路補修専門の出先機関があるらしく、
そこで、補修の方法を訊いてほしいとのこと。

早速、道路の補修を専門に行なっている出先機関に訊くと、

そこの職員は、とても丁寧に説明してくださったうえ、

今、説明した方法は応急処置でしかないので、本格的に補修を依頼するには、

地域の支所の中にある道路管理課に根気よく働きかけてみてはどうか…と提案されました。


早速、支所の道路管理課に電話して相談してみると、

個人ではダメだから自治会長に相談してはどうかとのこと。

ごもっともなことです。


そのアドバイスどおり、
今年就任したばかりの新自治会長に電話すると、

現場を見たいからといって、すぐに飛んできてくださいました。

そして、現場を一目見ただけで

「こりゃぁ、ダメだ!」

と言って、
その足ですぐに

「支所に言ってくるわ」

と言って、
支所の道路管理課に働きかけに行ってくれたようです。


おかげで、

今日は、先程から大掛かりな道路補修工事が始まっています。


ちなみに、
自治体の管理する道路に関しては、

『舗装長寿命化計画』というものがあるそうです。

毎年のように“掘っちゃ埋め、掘っちゃ埋め”を繰り返すのではなく、

ぜひとも、

今後は、その計画どおりに“長寿命化”を実行していただきたいものです。








清水由美

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なんじゃ?もんじゃ?

2018-09-20 22:33:42 | まちづくり


本日夜の出張セミナーで出会った

“もじゃろー”さんです。


伊勢崎商工会議所青年部・所属だそうです。


玄関マットまで…

踏むのが申し訳ない感じも。



いくら“ゆるキャラ”とは言っても

ココまでゆるいのは珍しい!!

この開き直りは見事なものです。


ピンバッチも戴きました。



B級グルメのもんじゃ焼きがモチーフだそうで

ピンバッチには、焼く時のヘラまで付いています。



終了後にお祭りのPRポスターとチラシを預かって帰ってきました。

B級グルメが盛りだくさんだとか。


食欲の秋ですね!

ぜひ、お出かけください。


しみずゆみ







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名物おっきりこみ

2018-02-10 06:57:01 | まちづくり


上州富岡の名物は数あれど、

上州に嫁いで30年以上経つのに“おっきりこみ”だけは

なぜか、食べた記憶がなく…。💦

単なる食わず嫌い?だったのかもしれないけど、

看板を見た途端に食べたくなって注文。



つくづく、

体の芯まで温まる食べ物だと感心…。

それに、見た目以上にボリュームがあって満腹感も充分です。



ご馳走さまでした!



街は一時ほどの賑わいもなく、のんびりと散策するのにはぴったり。💦

市営宮本町駐車場の近くで川柳を見つけました。



ちょっと不思議な空間…



このセンス、好きです。

タヌキの置物と一緒に寄植え作るのよりずっといい。😅




目的地到着。

冬の上州富岡に、ぜひ…。



しみずゆみ

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スローシティの課題

2017-12-26 12:35:52 | まちづくり
回覧板を返しに班長の家の前を通ると、
軒先に大根が干されている。

去年戴いたが、ここの家のタクアンは最高に美味しい…。

無人の家が近くに二軒…。

一軒は入院中らしく、たまに親戚が掃除しに来ているらしいが、

もう一軒は、住人が亡くなってから一年以上、そのままの状態だ。

まるで、ゴミ屋敷状態だ。
どうするのだろう…。

このままだと、きっとハクビシンが棲みつくかも…。😰

他人事ながら、通るたびに気になっている。


そういえば、

スローシティ加入を軸に移住者を呼び込もうという計画があると聞いたが、進んでいるのだろうか?

自然の中で暮らすということには、

それなりのリスクもあることを移住希望者に伝えておく必要があると思うのだが…。


赤城スローシティに含まれる場所に3年半住んでみて、

ゴミ出し1つにしても、車なしでは暮らせないことや、

冠婚葬祭など地域の慣習を理解するのに、それなりの心構えも必要であることに気がついた。


それに加えて、

もう1つ、伝えておく必要があるのは“臭い”についての理解だ。


以前、住んでいた町の近くにも家畜の最終処分場があり、
そのなんとも表現し難い“臭い”が、その地域一帯に漂っていた。

小学校も近くにあり、スーパーができて
便利さを謳って売り出した新興住宅地に家を買った知人が、

夏は窓が開けられないという理由に

「こんなに臭いがするとは思わなかった」

とボヤいていたのも堆肥と家畜の臭いだった。


我が家の場合は、

前オーナーに“臭い”のことを訊くと

「風向きによって気になる時と気にならない時があります」

との感想を信じて、迷いに迷った挙句に購入を決めたのだが、

困ったことに、時期によっては
いくら晴れていても、外に洗濯物が干せない。


午前中は、風もなく臭いがないので安心してベランダに干して出かけると、
午後なって風が臭いを運んでくる。

洗濯物を取り込むのが、少しでも遅くなると

いつの間にか臭いが染み付いていて、
洗い直しをせざるを得ない事もあった。


嗅覚は麻痺してくるもので、慣れると気づかない場合もある。


それで思い出すのが、

かつて、四国の放送局にいた頃、よく一緒に取材に行った報道記者のKさんの臭いだ。


取材に行くタクシーの中で、
彼のジャケットから、物がすえような変な臭いがしていたことがあった。

それは毎回のことで、

エレベーターで一緒になった時にも、Kさんのジャケットからは、同じ“物がすえた臭い”がしていた。

もちろん、ご本人には言えなかったが

( 奥さんは、気づかないのかな?)

と思っていたところ、

ある大きな農家の取材に言った時に、臭いの原因に気づいた。

K記者のジャケットの臭いは、堆肥の臭いだったのだ。

そういえば、彼の家は新興住宅地で周囲は畑だらけだと言っていたことがあった。

ジャケットを外に干すことはないにしても、
窓を開ければ、臭いは家の中に入ってくる。


たまにクリーニングに出す厚手のジャケットだからなのかもしれないが…

奥さんの嗅覚も、だんだんと麻痺してきて慣れてしまって気づかなかったのかもしれない…。


臭いは、気にならない人と気になる人と極端に分かれる。

悪臭だと思う人もいれば、気にならない人もいるため、規制が難しい。

ましてや、農業や畜産業が盛んな地域では

“臭い”を気にしていては産業が成り立たなくなるため、

皆わかっていても問題にはしない「悪臭防止条例適用外」になる。

以前、市役所に電話して相談した時に、その事実を知って愕然としたが、

私のように気になって仕方ないという人間もいるのだ。


それと、花粉症がある人は要注意。

数日前にも来客が目がショボショボすると訴えていたが、

天気の良い風の強い日には、冬でもイネ科の植物の花粉が飛んでいる。

春先は、スギやヒノキの花粉攻撃に耐える日々、

自然豊かな場所とは、そんな所である。



後で悩まないよう、

赤城スローシティに移住計画のある人には

事前に何度か足を運んでもらい、
環境をチェックしていただくようお勧めする。


その方法としては、体験移住は必須だ。


NPOなどでの取り組みは始まっているのかもしれないが、
例えば、空き家を貸別荘にリフォームして
貸し出し、週末や休日に住んで貰う。

地域の人が参加する、
“どんど焼き”“町民運動会”“盆踊り”などにも参加してもらい、

田舎生活に自分が適しているか否かを判断してもらう。


もう1つは、自治会活動への理解。

活動が盛んな地域では、
病気など余程のことがない限り、全戸加入が基本だ。

また居住者が少ない地域では、自治会費が上がって行く場合もある。

我が自治会では、来年から月200円上がって、年間の自治会費が9600円になった。

年金生活が始まる頃には、けっこうな負担になりそうだ。😓

それらを覚悟して来てもらえれば、
楽しいスローライフが送れるはずだ。


私個人の意見を申し上げれば、

赤城スローシティには、
現状では産廃施設の問題など課題も多いと思っている。

“臭い”や自治会活動などの課題は、

言うまでもないが、外から来て住んでいる者だから気づくことがある。

参考にしていただければ、ありがたい。


そのうちリタイヤしたら

『スローライフ』を実践する方法をネットラジオで配信することも計画中だが、


それまで、もつかな??🙄



しみずゆみ 🍵



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上野三碑めぐり〜山上碑〜

2017-10-08 19:19:42 | まちづくり
三カ所目は、山上碑。

名前のとおり、山の上にありました。





木道の先は石段。



日頃の運動不足がたたって、
これが、けっこうキツイ。💦



休憩所を横目で見ながら、ガンバって一気に登ってみると…



正面に古墳、その横に石碑の入った建物がありました。



古墳の入り口を観ると、つい入ってみたくなる私ですが、



注意書きを読んで



やめました💦

コオロギとは限らないでしょ?

もしかしたら、インディジョーンズに出てくる蜘蛛とかスカラベとか…ハチの巣だってあるかも。

想像力たくましい私は、最悪の状況を思い浮かべるのです。 😰


お目当の山上碑は、こちら。







3つの碑の中では、一番古いのですね。

六世紀〜七世紀前半にこの地域を治めていた豪族の系譜と、隣の古墳に埋葬されている人物の供養のために建てられた碑だそうです。



イノシシ注意の立札が至る所にあります。

早めに帰りましょう。

オジサン、へっぴり腰になってますわよ。😅




群馬県って、遺跡の宝庫なのですね。

そういえば、数日前、東京行きの電車の中で大学生風のグループが

「ぐんまちゃんは好きだけど、群馬はきらい」と言っているのを耳にしました。

出身地が好きになれない、というのは若い人の特徴かも・・・。

私も、郷里を離れてみて初めて郷里、島根県のよさがわかりました。

都内にいる長男も、滅多に帰ってきませんが、

年を取れば、郷里である群馬のよさがわかるのではないかと思っています。


ついでに、群馬愛にあふれたオリジナル曲もLINKしておきますね。😅


しみずゆみ


走れ!ぐんまちゃん

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前橋文学館にて

2017-08-21 09:26:50 | まちづくり


「20年前に行った事があるけれど、新聞に出ていた文学館って、最近はどうなってるの?」

という義母のひと言で、


折しも前橋文学館で開催される「リーディングシアター」に、

義母を連れ立って行くことにした。


リーディングシアターなるものが、どんなものかを知らないだろうと思っていたが、

地元紙を毎日、隅から隅まで読んでいる義母のこと、
説明せずとも充分、理解している様子…

ただ、1つ気になったのは

高齢者特有の聴覚障害を持っている義母に
果たして、どのくらい聞こえるかだ。

開場30分前に入り、席を探す。

「私は右側がいいの」

という義母のために、なるべく前の方、上手側に席を取った。

開演直前、

「 声を鍛えている方々ばかりなので、きっと大丈夫ですよ」

と義母の耳元に話しかけると

こっくりと頷き、嬉しそうに微笑んだ義母だったが、

始まって30分くらい経った頃の表情は

淋しそうだった。

( やはり、聞こえていないんだ…)

高齢者の難聴には、

マイクを通しても聞こえない音がある…

その事を私は、いつも行っている高齢者施設でのボランティア演奏で経験している。


義母の場合も、やはり、マイクで拡声した音は聞き取りづらいらしい。


終わってから

「 聞こえていましたか?」

と訊くと

「半分くらいかな…」

と答えた義母だったが、

きっと、それは私への気遣いだ。全然聞こえなかった、とは言いづらいのだろう…。


「せっかく来たんだから、館内を見学して帰ろうっと」

と明るく言う義母のあとについて、

「月に吠える」関連の展示を見て回る...。


アニメの展示を後半から見ていた私が

「これは、何でしょうね。朔太郎の事をアニメ化したんでしょうかね?」

と義母と話しかけたとき、

たまたま横にいたスラリとした大学生風の女子が

「 朔太郎をアニメ化したわけじゃないんですよね」

と、答えた。

間違った私の解説に我慢ができなかったらしい…

ひと通り説明してくれたが、
正直いうと、ややこしかった…💦

礼を言ってから、

「要は作品からインスパイアされて描いたアニメってことかしら? … あなたは、ここの方?」

と訊くと、

「いえ、単にファンなだけで…」

と言いながら説明時の真剣な表情とは対照的な、ややはにかんだ表情で、

「うわっ、どうしよう!」

と、恥ずかしそうに笑った。

マニアックな大正ロマンファンや文学ファンしか行かないイメージを持たれがちな前橋文学館に、

若者が興味を持って集うのは、とても良い事だ。
街の活性化にもつながる。


思えば、

朔太郎は3年前に亡くなった義父の、青春時代からの“憧れの人”であった。

マンドリンも朔太郎の影響で始めたらしく、
詩を書いたり、エッセイを書いたりするのが趣味だった義父は、

自分のガソリンスタンドの看板に、
勝手に『広瀬川』を使い、

あとで聞いた話だが、

著作権の問題で物議を醸したこともあったらしい…。


「お父さんが元気で、ここに来たらさぞかし、喜んだでしょうねぇ」

義母にとって、朔太郎は義父の思い出の中に存在している。

そういえば私も、数年前、

この朔太郎のブロンズ像からインスパイアされてラジオドラマのプロットを書いたことがあった。

時間がある時に、脚本化できないものか…。


今年は、「月に吠える」発表から100年の記念すべき年なのだそうだ。


今日は、朝から曇り空 ☁️


しみずゆみ 🤔









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