声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

ジアルジア

2013-02-28 08:31:44 | Diary
塩素消毒では取り除けない寄生虫だとか…。

昨日の朝から、珍しく私の住む街がニュースで取り上げられたと思ったら、

水道水20㍑の中に一 匹だけジアルジアという目に見えない大きさの寄生虫が発見された、というニュースでした。

昨日午後、早々と安全宣言が出されたのですが、

家畜の糞尿に含まれる寄生虫ですから、

畜産業の盛んな群馬県では今後も、
寄生虫が混入する可能性は消えないな…という印象を持ちました。

「安全な水道水」「美味しい水」を売りにしているこの街にとってもイメージダウンには変わりありません。

煮沸1分で死滅するとはいえ、寄生虫という存在そのものがおぞましいワケで

野菜を洗う時などは、どうしようかと…。(~_~;)


ちなみに、夫はジアルジア発表の前日の夜、生水を飲んだらしく、

お腹の調子が悪いと騒いでいました。


写真は安全な「赤城の恵み」という地元産ミネラルウォーターです。




清水由美 

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トラブルメーカー

2013-02-23 20:18:12 | Diary
今日のNHKの朝ドラ「純と愛」には
とても心に残るセリフが随所に散りばめられていました。

せっかく夢に近付き始めたかと思った矢先に火事で燃えてしまった「里や」を前に茫然自失の純を描く場面は

朝から観るにはかなり重い、という印象も否めませんが、

愛が「一生懸命、真面目に生きている者が辛い思いをし、適当に狡くやっている者が楽な人生を送っている…」というような主旨のセリフには、

恐らく多くの視聴者が共感を持つだろう、という印象を持ちましたし、

若年性アルツハイマーの母親が、あまりにもショックが大きいため泣けない
純に、
「よく頑張ったね。辛かったろ?
我慢しなくていいよ、泣いていいんだよ」と、いつもと同じことを繰り返すシーンでは、

(ああ、なるほど、この場面で、はまるセリフだったんだ。)

と、改めて脚本家の意図を明確に感じ取ったものです。

このドラマ、「人の心が読める」登場人物の設定など現実離れし過ぎてはいますが、

一つだけ、現実味を感じるのは
純の周りに起きる不幸な出来事は、
彼女のお節介なキャラクターが引き起こしているかも…という点です。

トラブルメーカーっているのよね、
私もそうだけれど…と、

つい最近、自分自身のお節介が原因でトラブルに巻き込まれた事があった私には、
とても良い教訓になっています。(~_~;)



清水由美 

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卑弥呼の謎

2013-02-20 23:19:51 | Diary
「卑弥呼の墓」ではないかと言われている奈良・箸墓古墳で調査が始まったそうですね。

「卑弥呼」という名前を聞くと、
なんとなくワクワクしてくる人も多いようですが、私もその一人です。


かれこれ4年前になりますが、
前橋市内で開かれた奈良大学名誉教授
の水野正好氏の
「倭国女王卑弥呼の政治」というタイトルの講演を聞いた事があります。

講演では、
前半が邪馬台国の位置はどこか、
という長い間論争を呼んだテーマに
ついて水野教授の持論を紹介、

後半は銅鏡や銅鐸の発掘場所を分析し
ながら、
当時の国家がどのようなものだったかを推測しつつ持論を熱弁するというも
ので、

特に魏志倭人伝の読み説きは最高に面白くて印象に残りました。

教授の説は、魏志倭人伝の間違った解釈を指摘するもので、

その間違いを解明していくと謎が解ける・・・・その鍵が実は『隋書』
という聖徳太子の時代の書物にあるらしい
というもの、

そして、長い間の論争テーマになっている「邪馬台国の場所」についても、

その謎を解くと明らかに、
これまでの教授の持論である
「邪馬台国は奈良にあった」説が正しいという事になるのだそうです。

考古学って、こんなに面白いんだ・・・と、その時の私は目から鱗でした。

卑弥呼の時代のことは謎だらけですが
魏の国王から100枚もの神獣鏡を贈られているにも関わらず、
現在までに発掘されている鏡はないのだそうで、

当時の中国で作られた鏡はとても大切なもので、
富と権力の象徴のようなものだったらしいのですが

卑弥呼は欲張りな性格で、
教授は「ケチな女なんですわ」と
ボヤいてはりましたが、卑弥呼は
100枚もの鏡を独り占めしてしまったのだとか…。

これまで日本中で発掘されている400枚を超える鏡は、
実は豪族たちが当時の中国から贈られたのではなく、自ら買ったものだ、
というのが水野教授の推論でした。

三角縁神獣鏡は群馬でも発掘されていますが、
そうなるとあれも当時の豪族が金に物言わせて買ったものだということなのでしょうか…。

卑弥呼はどこに鏡を隠したのでしょう…。

そう言えばその時の講演の中で、
ちょっと気になる話がありました。

出雲氏の台頭について触れたとき、教授は「卑弥呼も出雲人かも知れない」
と言っていましたっけ…。

時間の関係で、そこまでで講演は終わったのですが、是非、続きを聞いて
みたいと思っています。

清水由美 

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ドラマの言葉

2013-02-19 10:03:20 | Diary
大河ドラマ「八重の桜」では綾瀬はるかさん演じる主人公の会津弁が話題になっています。

一回目の子役少女のあまりの熱演ぶりに

「この子は本当に福島の子なんじゃないかな?」

と、思える程、
会津弁のイントネーションが自然で、全く何を言っているのかがわからない程でした。(^^;;

最近は、耳が段々と慣れてきたのか

それとも、イントネーションは放送向きに、わかるようにアレンジしているのか、

どのセリフも意味はわかるようになりましたし、

「さすけねぇ、」などは、とても良い言葉だと感心しながら観ています。

方言の効果は絶大で、
幕末の会津の風土や、そこに生きる人物たちのキャラクターが活き活きと伝わってきます。


方言と言えば、
実は今民放でON AIRされている
「とんび」というドラマですが、

以前、堤真一さん主演のNHK同名ドラマではバリバリの広島弁が使われ、
中国地方出身の私は、とても親しみを感じましたが、

今放映中の民放「とんび」には、
方言が使われず

そのためか、
全くローカル色が感じられないのです。

そのためか、少し物足りない印象を持っています。

あの「やっちゃん」と呼ばれる人物の粗野で熱くなりやすい性格を描くのに、
方言は必需品だと思っていたのですが、

NHKドラマ「とんび」でのローカル色の濃さを払拭する狙いもあったのでしょうか…。

言葉のインパクトが少ないせいか、
人物たちの描写が、
全体的にサラリとした印象を受けました。

「仁」の時の内野聖陽さん扮する龍馬の土佐弁は完璧でしたし、
麻生祐未さんも、実力派の女優さんなのに、残念でなりません。

ドラマの中での言葉選びはとても重要な役割を持っています。

時代劇の場合に、
いくら分かりやすいとは言っても
現代語を使うと一気に興醒めしてしまうように、

方言があるはずの町に住む人物を描くのに、きれいな共通語だなんてナンセンスだと思うのです。

だって人物のキャラクターを決めるのは言葉なのですから…。

清水由美 

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大人の責任

2013-02-17 11:31:10 | Diary
とても残念な事件が起こりました。

学校の統廃合を苦にして小学5年生の男児が電車に飛び込んだという、

とてもショッキングな事件です。

なぜ、防げなかったのか…。

きっと頭の良いお子さんだったのでしょう。
年齢の割に大人びたところがあったのかもしれません。

私たちは、子供の能力を見くびっているのかもしれない、
だから、小学生が自殺すると驚いて戸惑う…。
自殺する子は、とても真面目で物事を真剣に考える良い子なのです。

そういう子供の声を聴いてやれないのは大人の責任です。

子供だから適当に説明しておけばいいと、言うような身勝手な
大人の論理がありはしなかったか…

統廃合を何故するのか、しなければならないのか…と言う詳しい説明があったのか、

そこが、とても気になるのです。

彼の抗議は「死」という、あってはならない結果となって表面化しましたが、

これを間違った判断だと決めつけたのでは、彼が浮かばれません。

私たち大人は、子供達の声を聴き、
それらを受け止め、

子供達が納得できるように丁寧に説明する手間を惜しんではいけないと、

この記事を読んで思います。



清水由美 

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仕事は学び

2013-02-16 11:10:20 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
音楽プロデューサーの小室哲哉さんが
C型肝炎に罹患されているとのことを
ネットのニュースで知りました。

すでにインターフェロンの治療も受けているとか…。


仕事柄、医療関係のシンポジウムの司会を頼まれる事があります。

これまでに、C型肝炎に関するシンポジウムを3~4回、乳癌と糖尿病、肥満学
会のシンポジウムをそれぞれ一回ずつ担当したでしょうか、

専門医の講演のあとで、患者さんや患者のご家族からの質問を紹介し、
専門医に答えて貰うよう進行するのが
私の役目です。

司会者としては、
当然ある程度の予備知識や専門用語の読み方なども調べておく必要があるので、

医療関係のシンポジウムは自分にとっても勉強になりますし、

また、実際にそのシンポジウムで知り得た事が何より貴重な経験となっています。


乳癌や糖尿病は患者数も多い事から、メディアでもよく取り上げられますが、肝炎に関しては知識もなく

B型とC型と比べた場合C型の方が怖い、C型肝炎は必ず肝硬変や肝臓癌になるものだと思っていたのが以前の私でした。

それがシンポジウムの場で学ぶ機会を得て、ますます「医学は日進月歩」という印象を強く持ちました。


今は、例え肝臓癌になっても、治療の方法がある時代だということ、

そして、患者にとっても様々な治療の選択肢が与えられている事を知りました。

治療はお金もかかりますが、
高額医療費の補助制度が適用になる
場合もあるなどの朗報もシンポジウムで知った事です。


司会が終わってロビーに出ていくと
患者らしき高齢の女性から

「司会者さんも肝炎なの?」と声をかけられましたが、

その理由を訊くと
「患者の気持ちをよくわかってくれていたでしょ?」

とのこと、

父方の祖母が肝臓癌でしたので、それも気持ちの何処かにあったのかもしれません。

それと、私も、なぜか肝機能の数値でよく健診に引っかかります。(~_~;)

昨年、C型肝炎のシンポジウムでコーディネーターを務めて頂いた大学病院の専門医に、肝臓のCTを撮って頂く機会があったのですが、

待合室でどの医師が担当になるか未定なので順番を待っているように言われ、呼ばれるがままに診察室に入っていくと、

「あっ、先生!その節はお世話になりました。」

…という具合いです。
これも不思議なご縁でした。(^^;;


様々な専門家と直接知り合える医療シンポジウムの司会は、

普段はグータラな私に、いつもどこかで見ているご先祖さまからの

「もっと勉強せよ」

という暗示なのかもしれません。

そして

「もし病にかかっても慌てるな、助かる道は幾らでもある」

と言ってくれているのだ、と思っています。


清水由美 

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同姓同名

2013-02-14 15:58:33 | Diary
ネットの検索で多かったキーワードが今日は「高野悦子」という名前でした。

岩波ホール総支配人の高野悦子さんが亡くなったとの記事によるものでしたが、

私がキーワードで瞬時に思い浮かべたのは、もう一人の高野悦子さん…

そうです、あの「二十歳の原点」の作者です。


彼女が亡くなったのは、
もう何十何も前になりますが、写真の儚くて美しい笑顔が印象に残っています。

私より7歳年上ですが、偶然にも誕生日が一緒という事もあって、
長い間、記憶の片隅に残っている存在でした。


検索キーワード急上昇ランキングとは別人ですが、
同姓同名という事もあって検索エンジンではtopに表示されるようです。


久しぶりに「二十歳の原点」を読んでみたくなりました。


清水由美 

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お家芸が…

2013-02-13 20:59:23 | Diary
「レスリングが何故、オリンピック競技種目から外れる候補になったのか」

…という話題が、メディアを騒がせていますが、

私の場合、レスリングといえば、
金メダリストの小原日登美さんもそうですが、
自衛隊体育学校を思い浮かべます。

昨年の全日本選手権でも、4階級で優勝しているほど体育学校には優秀な選手がいるのです。

http://www.mod.go.jp/gsdf/phy_s/album/pg414.html

オリンピックを目指して、訓練している自衛隊体育学校所属の自衛官達は、

今回の事を、どう思っているのでしょうか…。

吉田選手はインタビューで、
子供達の夢を奪う結果になる、と憤っていましたが、

お家芸とまで言われるようになった
競技だからこそ、

選手育成に力を注いでいる民間の警備会社などの企業が、
オリンピック種目で無くなった場合に
選手育成費を今まで通り続けて行けるのか等も、大変気になるところです。

オリンピック競技から外された野球やソフトボールとは違って、

観戦する機会も限られている競技だけに、人気は確かにイマイチなのかもしれませんが、

それより、もっとマイナーな競技が残っていますよね?

近代五種って…いったいなんですか??(~_~;)

清水由美 

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選挙カーにお願い

2013-02-11 10:19:20 | まちづくり
私の住む前橋市では、
昨日、市議選の公示があり17日の投票日に向けて、
選挙戦がスタートしたところですが、

候補者の方々にお願いがあります。

昨日も夜の7時半過ぎのゴールデンタイムに、住宅街の真ん中で、
大音量で名前を連呼している選挙カーがありました。

あまりの音の大きさに

( なんて無神経な…)と思い、

夫と
「さっきの候補者には気遣いが足りないね、絶対に入れないようにしよう」

という話をしました。

私も関西にいた若かりし頃、選挙カーのウグイスを担当した事がありますが、

その時は、住宅街を廻る場合、

特に日曜日の朝と、平日の夕方は必ずボリュームを落としながら、

「お寛ぎの時間に申し訳ございません」
「お休みの日に、朝からお騒がせして申し訳ございません」

という、ひとことを最初に入れたものです。

静かな住宅街を廻る場合は、大音量でなくても聞こえています。

「住みやすいまちづくり」を実現するためなら、

それくらいの気遣いは常識なのではないでしょうか?

清水由美 


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技術者の矜持

2013-02-10 08:17:45 | Diary

NHKドラマ「メイドインジャパン」
の最終回を見て、
複雑な思いを持ちました。

製造業の現実と生き残りへの模索、

日本人技術者の心に根付いている、ものづくりへの情熱との葛藤…。

今、リストラや企業再生に取り組んでいる企業人にとっては、
ドラマとはいえ、唐沢寿明をはじめとする登場人物の一人一人に
自身の思いを重ねながら観ているに違いない、という思いと

もう一つは、数日前放送された
「クローズアップ現代」での、
日本に在住している外国人の起業ブームについて…、での思いが重なりました。

「クローズアップ現代」では
日本で起業する事の意義について
ある中国人起業家が
「日本には、まだまだ高い技術力と信頼性がある」と述べていましたが、

その一方で、画面下に
「技術を盗まれるのでは?」
というTwitterが流れていたのです。

日本の「ものづくり」技術者がアジアに出て行き、技術が流出することが問題になってから、随分時間が経っていますが、
未だに、ある種の島国根性は根強く残っているようです。

“技術は盗まれるもの”だと考え、
他国に真似できない、より高い技術力を身につけていくのが
「日本のものづくり」だと思うのは
間違っていますか?

生き残りの道を中国企業との業務提携に求める、という今回のドラマ「メイドインジャパン」は、

国際競争に乗り遅れた現状の日本企業を皮肉ったものだと、

…そう思いながら複雑な思いで見終わりました。

今、特に気になっているのは後継者育成の問題です。

実は以前、技能新世紀委員会という「ものづくり」後継者育成プロジェクトに参加していた事があります。

「ものづくり」の技術に関しては
技能五輪国際大会という技術後継者を対象とした大会が二年に一度開かれているのですが、

その技能五輪国際大会で2007年以来、日本は金メダルの数では韓国にtopの座を譲り渡しています。

http://www.javada.or.jp/jigyou/gino/kokusai/kako_taikai_kiroku.html

とはいえ、2年前のロンドン大会では

自動車関連、特に部品製造部門のフライス盤や旋盤で金メダルを取っているなど、工業製品の分野に於いては

まだまだ高度な技術力を持っている将来有望な若者が国内にはいるのです。

今年は7月にドイツのライプツィヒで開かれる予定ですが、

日本の「ものづくり」を担う若者達には、ぜひ国際社会で生き抜くための高い技術力をこの大会で世界にアピールしてもらいたい、

そう、強く願ってやみません。

あっ、なんだか政治家口調になってしまいました。(^^;;

ちなみに、委員会に入ったキッカケは日曜大工が趣味だと答えた事からですが、最近は腰痛でノコゴリ持っていませんねぇ…。(⌒-⌒; )




清水由美 

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