声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

フレッシュマン

2015-03-20 17:23:02 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス

毎年のことながら、

3月と4月は、新入社員を対象にした研修が集中します。

昨日は、新入社員70名のセミナーを担当しましたが


ほぼ一日、フレッシュマンたちと同じ空間で過ごし、

彼らに接しながら思うこと…、


それは、「みんな良い子」であるという事です。(*^^*)


ここ数年、

今の若者はおとなしくて消極的で目立つことを嫌うし、覇気がない


とよく言われていますが、


消極的という言葉は、

裏返せば他者に気を遣い過ぎている面が多々あるからです。


例えば、

グループワークなどでも、

自分がやっていいのか、やると他者から何か言われないか等、周囲の目をいつも気にしている節が見えます。


それをすかさずツカツカと近づいていき

「はい、私と最初に目があった◯◯さん、どうぞ!」

と言いながら発言を促すと

たいてい、きちんとした答えが返ってきます。


やはり、失敗をしたくないから目立ちたくない…というのが

今の若者の本音であるように思います。


そういえば、昨年の新人を

「自動ブレーキ型」と名付けた某研究会から

まもなく今年の新人の「型」が発表される時期ですが

今年の新人たちには、どんな「型」のネーミングがつけられるのでしょう。


ちなみに私の頃は、

「カラオケ型」といわれていたらしいのですが、

「伴奏ばかりで他と音程が合わず、不景気な歌に素直」という解説の意味が、

未だによくわかりません。
(^^;;


そのカラオケ型新人だった?私が、

都内の某企業で担当した新人研修は


確か「ブログ型」辺りからだったと思いますが、

当時、この「ブログ型」というネーミングについても

「はっ?なにそれ。」

というシラけた表情を浮かべた若者がいました。


いずれにしても、「◯◯型」というネーミングをつけるのは、

若者の気持ちを、すでに忘れてしまった?世代の大人たちですもの、ムリもありません。


上司のみなさん、
「型」を鵜呑みにして、指導するのは危険です。

なるべく個々をみてあげるようにしてくださいね。


そして、その「型」にはまらず

たまに「型破り」な言動があっても

どうか、大目に見てやってやってください。


みんな素直で、良い子ばかりなのですから…。



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