声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

もう一度聴きたい

2024-10-10 10:17:00 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
散歩中みつけたムラサキシキブ…

少し不揃いだけれど、可憐な実が目を惹く。


昨夜は仕事で日頃から付き合いのあるラジオ局の開局パーティに参加した…

昨年は胸椎骨折で行けなかったし、
その前はコロナ禍だった事もあり久々の参加だった。

多忙なスタッフばかりのラジオ局では、
滅多に全員が揃う時がない。

久々に合うスタッフや初めて会うタレントさんもいて、
楽しく語り合えた、あっという間の2時間だった。

出不精で人が多く集まるパーティや飲み会には滅多に行かないけれど、

行けばそれなりに楽しいし、初めて知る話も多い。

共通の知人や懐かしい名前も出てきて話題には事欠かない。

ただ、そんな中で悲しいニュースを耳にすることもある…


かつて私が一目置いていた、あるフリーアナウンサーの訃報を知ったのも昨夜の事だった…

私と、ほぼ同世代の彼女には何度か会って仕事の話をした。

代講を頼んだこともあったが、

彼女を推薦していた仕事が無くなって、迷惑をかけてしまった事もあった…

色々あって、もう何年も会っていないが、

朗読の得意な彼女は、地道にご自分の得意分野の仕事を続けられていたと聞いている。

その彼女が、病気で亡くなったと言う…

信じられない思いで、昨夜はその話を聞き、
帰宅後、床についてからも考え、

夜中の2時過ぎに目が覚めてからも暫く考えていた。

彼女の名前で検索すると、
情報は幾つかあったが全て過去のものだ。

一番最近は、昨年の12月
彼女が以前勤務していたTV局の後輩、Tさんの主催する朗読会…

写真には、はっきりとは映っていないが、着物姿の横顔は、間違いなく彼女だ…

それから1年も経っていないのに、
何があったのだろうか…

できればもう一度、彼女に会いたい…

私が思わず身を乗り出すほど引きこまれた朗読を聴きたい…

そして謝りたい…












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楽しく生きるコツ

2024-08-16 13:54:00 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
なんだろうなぁ…

まぁ、もともと世知辛い世の中だけど。

地震とか台風とか天災や自然災害が多くなると、
あちこちにプラスイオンが発生して
みんなイライラするんじゃないかな?

いやな世の中だなぁ…

そもそも
私のように人のことがあまり気にならないタイプの人間は、
人も自分のことは気にしていないと思っていたのだが、

昨今のSNSの世界は違っていたようだ。

なぜ、見ず知らずの他人の投稿が気になるのか…それに過剰反応するのかが理解できない。

第一、フォロワーをせっせと増やして承認要求を満たすことに何の意味があるのだろう…

増やしたフォロワーの半数はアンチだという事を知らずに自分の思うことを書くこと自体、
とても無防備で危険なことではないのかな?


ちなみに私の個人Facebookだが、実母の死をきっかけに始めて12年、

フォロワーやFBF(友達)も200人前後で推移しているが、

国際ロマンス詐欺らしき怪しい人物(ハーバー大卒、医師)からの友達申請があってからというもの、
無闇に増やしすぎないように気をつけている。
( ̄^ ̄)


最初の頃は使い方がわからず、
ファンクラブかと勘違いしたミーハーな私は、
やたらと名の知れた作詞家やプロデューサー、ピアニストやギタリストなどの著名人に友達申請した。

その結果、有名人でFBF(Facebook限定の友達)になった有名人が30%、

同窓生や知人友人が30%、
仕事関係者が10%
初めて友達になった人が30%

割合としては、そんなところだ。

私の投稿に「イイね」をしてくれる人は、そのうちの10%〜20%程度で、

あとの人は、友達申請したものの勝手が違った?と思ってスルーしているか、
利用価値がないとわかって知らんぷりしているか、
または既にFacebookを見なくなっているかだ。


山暮らしで仕事以外は人と会わない私にとって、
SNSは有名アーティストのコンサート情報や、
世間を知るために必要なコミュニケーションツールでもあるので、
実名登録必須のFacebookはありがたい。

X(旧Twitter)とLINEは、
仕事の連絡や友人たちとの連絡以外にほとんど使わない。

有名人ならフォロワーが多いのは当然だが、
昨今、一般人で炎上する人のSNSを見るとフォロワーが5,000人もいたりするのに驚く。

逆を考えればSNSでは、
一般人でもフォロワーを増やせば、
ある日突然有名になることが可能だということだ。

それは、選挙の場合も同様だろう…。

気をつけなければいけないのは、

多くの場合、
ポジティヴよりネガティヴな内容のほうが反響が大きく拡がりやすいという事実。

有名になりたければ、
フォロワーを増やしてネガティヴな投稿をすればよい…

YouTuberにも、その手法で有名になった一般人も多い。

それで顔も知らない人から口撃されたとしても自業自得だという意見もあるが、

SNSを無法地帯のままにすると事件化する。

そろそろ厳しく規制することも必要ではないだろうか。


ちなみにフリーアナウンサーという肩書きだが、

以前は私のような局アナあがりや、
TVやラジオ番組に出演するフリーランスのアナウンサーを指していたが、

最近は、冠婚葬祭の司会者はもとより、マイクの前で話す仕事をする人全般をフリーアナウンサーと呼ぶ場合もあるようだ。

フリーはフリーランスを縮めた言葉だが、
立場はフリーターと変わらない。

契約は業務委託が多く、喋ってナンボの仕事である。

講師業に関しても同様で、
エージェントやクライアントからの受注があってこそ成り立つ。

フリーアナウンサーも講師業も、外部の人から見れば楽に見える仕事にかもしれないが、そんなことはない。

汗をかき、恥をかき、文をかき…
日銭を稼ぐ仕事である。

キャリア=実績だと言われるが、
仕事がいつなくなるかわからない危うさは常にある。


そんなワケで、
昨夜は台風でキャンプをキャンセルした時間を有効活用するために、
何年もほったらかしにしていた個人用のHPを更新した。

このHPだが、完全に機能不全に陥っていたらしく、
問合せページの文字入力ができなくなっていた…
どおりで問合せが来ないハズだ。

どうせアップデートするならとTOPページも変えた。

表紙の画像がそれだが、コレじゃ何屋かわからない。

こっちは…


少々盛り過ぎか…(^^;;

ま、いいか。
HPを作るのは楽しい。

最近はもっぱら仕事用のSNS動画を作ったり、
GarageBandで音源を作るのが楽しくて仕方がない。

実益は少なくても、
SNSは、こういう楽しみ方もアリかな…

とりあえず、ムリをせず、のんびりやっていこう…
















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ホームカミングデイ

2024-02-04 09:04:00 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
今日は朝寝坊するつもりだったのに例のごとく、
Mにアタマをバンバン小突かれて起こされた。

時計をみると7時前だ。
カーテンを開けると曇り空で外は寒そうだ。

夫がコーヒーを淹れに起きてきたらしい。
キッチンでMに何やら話しかけている。

日曜だというのに平日と全く同じ、いつもの朝だ。

圧迫骨折で縮んでしまった背骨を伸ばし、
脚も思いっきり伸ばして起きる前の準備体操をする。

2日前の午後、右腰の痛みが気になっていたが、いつの間にか治っていた。

腹筋体操の効果が出てきたらしい…

が、
ふくらはぎの辺りが少し凝っている。

あぁ…そうだ。

昨日は仕事先のラジオ局で、元受講生と現役受講生を招いて《ホームカミングデイ》を開催したのだった。

ありがたい事に、
遠くは新潟県や埼玉県から駆けつけてくださった元受講生もいて、

満杯になった各テーブルでは、新旧の受講生たちの会話に花が咲いていた。

初対面同士でも盛り上がるのは、「話す」ことを楽しめる皆様ならではのことかな?

表現力ゲームあり、滑舌コンテストあり
講師のアバンギャルドなパフォーマンス(余興)あり…^^;

講師3人で企画した《ホームカミングデイ》は笑顔溢れる会になった。

コーヒー、紅茶とスイーツだけの、本当にささやかなパーティだけれど、

参加してくださった方々の笑顔が見られたことが何より嬉しかった。

ところでパーティのエンディング直前に
講師3人で挑戦したハモネプ《Dream》のせいで、
昨夜、悪夢にうなされた参加者はいなかっただろうか?

それだけが…心配だ。


















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コンサートには出ます♫

2023-10-05 07:35:00 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
ケガのことを書くと

「週末のコンサート、大丈夫?」

と訊かれるだろうから、早めに宣言します。

「コンサート、出ます!」

実際、そこまで重症ではないのです。

車を運転して仕事にも行っているし、
歌の練習もしています。

今のところ声には影響はなさそうです。

痛みも筋肉痛?以外はないのです。

1つ考えられる問題は、現地への移動ですが、
楽団のチャーターバスで行くか、
個人で電車移動にするか、
正直とても迷いました。

結論は、
行きは「チャーターバス」帰りは「電車」です。

「バスで腰、大丈夫?」

と、また訊かれそうですが

座っているのはバスも電車もさほど変わりません。


それより不安なのは、
《荷物持って乗り継ぎ移動》する事です。

その方が腰に負担がかかりそうです。

とりあえず、
予定通り、バス移動で現地に向かいますので、

関係者の皆さま、
どうかよろしくお願いします。


……

と書いてみた。


仕事関係者で
私の圧迫骨折のことを知ってるのは、ラジオ局の営業部長と業務室長のみ。

だいたい、
圧迫骨折なんてウッカリ言うと

「いつの間にか骨折ってやつ?」

と言われ、
すべて歳のせいにされてしまうのだ。
(−_−;)


なので、必ず
「犬の散歩で転んで」を最初に付け加えるが、
コレも本来、若い人なら骨折はまれだろう。

いろいろ言い訳を考えても、
歳のせいは否定できない。


今日は、
消化器外科の定期通院だが、

主治医も替わったし、
前のように親しく話せるドクターじゃないし…

なんか気が進まない。

まぁ、
こっちの通院も異状がなければ今年末で一段落だ。

血液検査、
今日もクリアできますように!













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青いパパイヤ

2023-09-14 08:56:00 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
講師をやっていると、
ありがたいことに仕事先で様々なお土産を貰うことがある。

昨日の出講先、県立農林大学校で頂いたお土産は珍しい青パパイヤだった。

聞けば、果樹栽培のプロを目指す学生たちが作った物だと言う。

(19や20歳の彼らが一生懸命作ったんだなぁ…)

そう思うと、ついニヤニヤしてしまう。

午前中のキャリアデザインの講義を2コマ担当した。
50名の学生たちと過ごした3時間で、私は彼らから元気をもらった。

学生たちの顔が目に浮かぶ。

(この青パパイヤは、彼らそのものだ)

ツヤツヤとした鮮やかな緑色がみずみずしい。
見ているだけでワクワクしてくる。


食べ方のレシピも一緒に入っていたが、
ビタミンCが豊富で栄養価も高いらしい。

レシピの中で1番、手軽にできそうなのがサラダとコンポートだが、

さて、どっちにしようか。

そのまま食べるとエグ味が強いので水に10分間さらしてアク抜きをする必要があるとのこと、

《肌の弱い人はビニール手袋をしてください》
とも書かれている。


私はツラの皮はぶ厚いが、肌は弱い。

年に何度か皮膚科にお世話になっているのもそのせいだが、

最近は、何が原因かわからないが
手のひらが真っ赤になって痒くなる事がある…


その私に輪をかけて長男も肌が弱い。

数日前に受けたアレルギー外来でのパッチテストでは、

ハウスダストとネコに強く反応したらしい。
キウィとバナナにもアレルギー反応が出たとあった。

果物にもアレルギーがあったのは意外だった。

掃除もして、常に空気清浄機を使っているらしいが、
ハウスダストをなくすのは難しい。

マンションの機密性がハウスダストを増やす原因になっているようにも思える。

本人いわく、
「リモワの前は、こんなに症状が重くなかったんだよなぁ…」
と。

「なら、通勤にすれば?」

と思うが、
余計なことを言うのはやめておこう。

今日も朝から湿度が高い。










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継続は力なり…でありたい

2023-03-09 22:02:00 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
昨日の午後はオンラインで来年度に向けての企画会議。

今、関わっているラジオ局の話し方講座が間もなく20周年を迎えるにあたり、

何か面白いことをやりたいね、と
講師仲間や局スタッフと意見を出し合った。

具体的なことはこれからだが、面白いことができそうな予感にワクワクしている。

面白いといえば、
先日、ネットの記事で《オジサンたちを相手に企画を通す方法》なるものを読んだ。

会議で自分の意見を通すには、やはり相応のテクニックがいるらしい…。

日本社会では、
ただ単に自分の意見を主張するだけでは、必ず年配者から反発がくる。

私も若い頃は、オジサンたちとよくケンカ腰でやりあったものだ。

今も覚えているのは、

林野庁主催の会議の席で、発言を求められ、
花粉症の影響による健康被害を訴えた際に、

林業家のオジサンから
「花粉症はスギのせいじゃないよ!」
と突っぱねられたことだ。

今思えば、あのオジサンの持論はメチャクチャだったが、
その時の私の言い方も悪かったのだろう。

関連記事には、発言する際には《上目遣いで少し首を傾げてオジサンたちを見ると良い》とあった。

そんなシナを作るのは私には到底ムリだが、

発言するときは、反対の立場も尊重しつつ、まず相手を認めてから、

やんわりと
「それについて、2つだけお願いがありますが、聞いていただけますか?」

と笑顔で丁寧に言えばよいとか。

この手法は今、話題の国際政治学者さんが使っているらしい。


今の私は講師として、
なるべく敵を作らないためのコミュニケーション術を提案する立場だが、

思えば若い頃は、相手を炎上させるのが日常茶飯事だった。

そんな失敗体験を重ねてきたことで、
今の自分があるワケだ。
(^_^;)


それにしても、20年もよく続けて来られたものだ。
ラジオ局には感謝しかない。

今年は、記念すべき年、
攻めで行くと決めてから、まめにSNSも更新してもらっているが、

それだってラジオ局の公式Twitterを使わせてもらっているからこそ、
多少なりとも反響があるように思う。

私のような者が個人でPRしたところで誰も気に留めてはくれないだろう。

画像は、
たぶん7年前にラジオ局で撮影してくれた写真。
当時は髪も長かった。

《おかげさまで20年》

よろしくお願いします。












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偶然の出会いに思うこと

2023-01-12 07:03:00 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
ラジオ局で午前中の仕事を終えた後、

午後の仕事までの1時間半のインターバルにラウンジでひとりお弁当を広げていると、

入り口から見覚えのある長身の女性が関係者と一緒に入ってきた。

思わず互いに

「あ〜っ!」

と言いながらハグのマネをして久々の再会を喜びあった。

彼女は昔、一緒にバンドを演った仲間だが
今は様々な雑誌に記事を載せている活躍中のライターである。

聞けば、当時まだ4才くらいだったお子さんが高校生だとのこと…

ということは、
十数年ぶりという事になるだろうか…。

偶然とはいえ、嬉しい出会いだった。


次の仕事に向かうためにエレベーターで1階に降りていくと、
目の前にスラリとした長身の男性。

どこかで見たお顔が…と思い、

「青木さん…ですか?」と声をかけると

「そうです」とニッコリ。

自己紹介もそっちのけで、

ラストラン 拝見しました、お疲れさまでした」

と言うと、

一瞬ビックリしたような表情で私を見て、すぐに好相を崩し、
改まった様子で丁寧にお辞儀をした元GPレーサーは、
とても気さくな印象の人だった。  

短い会話の後、別れ際に

「私も昔、KR250に乗っていました!」
と言うと、

「また、クセの強い…」

と笑ってエレベーターに消えて行った。


(あぁ、そうだった…こう言う出会いもあったのだ…)

ここ数年の私は、
仕事で出会う人、いわゆる利害関係のある人は別として、
プライベートで人と会う事を、ほとんど経験していない事に気づいた。

コロナのせいか?
多分それもあるが、それ以上に時間的余裕のない生活をしていた…という事に愕然とした。

仕事が終われば一目散に家に帰る生活が当たり前だった。

留守をさせているHalが気になって仕方ないのだ。

Halを最優先するライフスタイルが4年近く続いたせいで、

知らず知らずのうちに人との出会いを遠ざけてしまっていたのかもしれない。

一つのことにのめり込むと周りが見えなくなってしまう私の悪い癖でもある。

視野が狭くなっていた事を反省した。

それで思い出した。
今、朝ドラのテーマ曲を歌っているバックナンバーとも、

以前の古い社屋では何度かエレベーターホールですれ違ったことがあった。

当時は名前を聞いても、

(知らないバンド名だなぁ)

と思っていただけだったが、こんなにメジャーになるんて。

だいたい、ラジオ局に出入りしていれば
多くの業界人や著名人に出会う機会があるのは当然のことだ。

それなのに、
ここ数年の私は何も見ていなかったし、
見ようともしなかったのだ。

やっぱり、これではまずい、
これでは、いけないと思う。

このままでは、
私は、近い将来きっと孤立してしまう。

どうしたものかなぁ…。


画像はラジオ局の壁にかかっていた有名アーティストのコレクション画像。







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仕事のありがたみを感じる日

2022-11-26 17:28:00 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
崩れると思っていたら思いのほか良い天気…
こんな日は散歩したくなるが、今日は朝から仕事なので、
Halのお守りを夫に任せて仕事先に向かった。

担当しているラジオ局の講座が、
新社屋の会場に移転して間もなく4ヶ月。
すっかり窓から見える景色が変わった。

7階の会場から見下ろしていた家々の屋根ではなく、
今では、近所のマンション群を見上げている。

四川風ラーメンの美味しい食堂や、
スイーツの美味しいカフェは遠くなり、
もう滅多に行くこともないのは淋しいが、

新社屋は、近くにお弁当屋さんやイタリアンレストランなどもある便利な場所だ。

だが、最近の私は、
お弁当持参なので、恐らく縁がないだろう…と思う。

外食が嫌いなのではない。
あくまでも体調管理のためのお弁当なのだ。

コンビニの味の濃いお弁当だと喉が渇いて滑舌にも影響しそうなので、
自分で作るお弁当のおかずの卵焼きや煮物などの味は極端に薄めにしている。

オーガニックの野菜と平飼いの玉子は、素の味自体が良いので、濃い味付けは不要だ。

そのうえ消化の良い食材中心で量も少なめ、
基本的に添加物は摂らないように気をつけている。

そんな食生活をしていると当然、エンゲル係数は高くなるが、
体調管理も仕事のうちだと割り切っている。

少し前までは、コロナ禍の閉塞感に苛まれていたが、
ここ数日は気分も良く、少しずつだが物事を前向きに考えられるようになった。

何より仕事が続けられる事がありがたい。

講師業はアナウンサーの仕事に比べると地味だが、長く続けられる仕事でもある。

派手なパフォーマンスより、今は堅実な講座運営が求められる時代だと私は思っている。

これからも長く続けられるように、地道に努力していきたい。

昔の出演番組の事が書かれたWebサイトを発見、

三遊亭好楽さんも私も若い!





















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唯一の鉄板ネタが使えなくなった

2022-11-12 21:37:00 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
今日は午前中が朗読講座、

午後はあがり症改善をテーマにした短期講座、
夕方は土曜講座と1日に3つの講座を担当した。

体力的には疲れはしたが、
脳をずっと働かせることの心地よさを感じた。

たまには、こんな日も必要だ。

しかし参ったなぁ…

講座終了後に世間話をしている中で、
元自衛官だという話をしたら

「セクハラ問題、大変でしたね」と男性受講者から言われてしまった…

私の中では、
それほど大きな問題だとは思えなかったのだけれど、
世間の見方は違うようだ。

そういえば、思い当たる節がある。

以前は研修で使う投影資料の自己紹介欄にも、
仕事を依頼してくるエージェントから、
わざわざ自衛官時代の写真など載せるよう言われたが、

来月の研修資料には、自己紹介ページ自体がカットされている…

当分、元WACであることを話さないほうがいいと言う判断だろう。

何の特徴もない自分の、
唯一の鉄板ネタが話せなくなったわけだ。

元WACのお笑い芸人もいるけれど、例の事件以来、世間の目が変わった事に気づいているだろうか…

迷彩服を着て自衛隊をネタにするのは、やりづらくないのかな…

いずれにせよ、
当分の間、研修現場で自分の経歴について話すのはNGという事だ。

さて困った。

次なる自己紹介の新しいネタを考えなくては…。

(~_~;)

































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成功談より失敗談を喜ぶわけ〜ウケる話

2022-09-05 12:17:00 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
息子から送られてきたのは三溪園の写真。

昨日、自転車で訪れたらしい。

歴史的建造物が好きな私のために気を利かせてくれたようだ。

見ているだけで落ち着く。






一度ぜひ訪れてみたい。


古いものはいい。
つくづく私は昭和の日本人だと思う…


今日の朝ドラの中を見ながら、そう考えた。


高級料理店の現役シェフが
「私も昔、自分の店を潰して自分なりに地獄を見ました」

というセリフがあった。

主人公に雇われている料理人も

「かつてのオレは事業がうまく行かないのを人のせいにして八つ当たりした…」

と吐露するシーンがあった。

なぜか私は、
それを聞くだけで

(本当は、この人いい人なんだなぁ)
と安心する。

そして、
誰にでも苦労した時代があった事に親近感を抱く。

これは、
感情に訴えかける常套手段でもあり、

例えば事業で成功している有名人の講演でもよく使う手だ。

ウケる話は、サクセスストーリーや自慢話ではない。

私も以前から、
講演や研修時には自分の失敗談をよく話している。

…と言うより、
私には成功体験が少ない。

表向きそこそこの評価をもらっても、
自己肯定感が低いせいか、

(これは社交辞令だ、本心はそうではないだろう…)と思うことも多く、

《自己満足は敵だ》と自身を戒める。

実際、私のような仕事は時間と対価をクライアントから支払ってもらってなんぼだ。

評価が悪ければ次は無い。


自衛官から局アナ、ラジオパーソナリティそして講師業…

「うまく方向転換できたね!」

と、言われたこともあるが、

若い頃から知識不足で何度も恥をかいたし、
他者からの口撃で崖から突き落とされたような経験をした事もある。

その全てが講義のネタになっている。

それに加えて年取ってくると、
良いことは覚えていないが、

(あの時、こう言われた)

(身に覚えのない事で、疑われた)

と、悪いことは鮮明に思い出す事がある。

当時は言った相手を恨んだし、
できることなら全部消してしまいたい記憶ではあるが、

冷静になって考えてみれば、その相手にとっての私は、

《言いやすい人間》であったり
《誤解されやすい人間》であったワケだ。

これは明らかに私に原因がある。

私が信頼に値する人間になるには、どうすればよいか…と考える。


人との付き合いも同じだ。

自分の弱点を語ることは、
自分を曝け出すことでもある…

それができた時に、初めて心が通い合う。


気をつけなければならないのは、

失敗経験を語る事で感情に訴えて金銭を要求する輩もいることだ。

オレオレ詐欺は、まさしくその類である。

つくづく人間は感情の動物なんだなぁと思う…

最近のSNSなどをみると、
まさに感情に訴えかけて集客する手法が多く使われている。

『お客さんにドタキャンされて損害が出そうです、助けてください』とか

『コロナでバイトなくなりました、仕事ください』とか、

SNSがなかった時代の日本人には考えられない手法だ。

私は、
明治生まれの厳格な祖母から

《武士は食わねど高楊枝》

と言われて育った。

それは今でもどこかにインプットされているが、
これは、もう死語のような気もする。

なりふり構わず、
窮状を訴えることが今は普通なのだ。

岸田首相も、
国葬実施を押し切るのではなく

「ついあの時は感情論で国葬実施を決めましたが、やっぱり反対が多いので国民葬に変更します」とか、

「反対意見が多いのは重々承知のことですが、国益のためです。どうかやらせてください」とか、

「その代わりに所得税を減税し、消費税のインボイスを延期して所得倍増計画の実施を必ず約束します」とか

政治家の大好きな《しっかり》と《丁寧な説明》を実行すれば、
少しは皆んな納得するのではなかろうか?

でないと、
このまま支持率は下がる一方だと思う。

あくまでも原稿を読むのではなく自分の言葉で感情に訴える事ができれば…の話だが。

さてと、
どうするかな…インボイス。

完全スローライフは、
もう少し先の話だな。


























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