夕張市の第三セクター運営施設、新規運営先決まる

　財政破綻した北海道夕張市の第三セクターが運営していた観光施設の新規運営先が決まりました。
　同じ北海道を本拠にレジャー施設経営をしている加森観光が、受託して運営を担当するそうです。

石炭博など１７施設の運営、加森観光が一括受託…夕張(読売新聞) - goo ニュース

　加森観光は、大分県別府の杉乃井ホテル・兵庫県姫路市の姫路セントラルパーク・国際興業が運営していた岩手県の夏油高原スキー場などの経営再建にも携わっている実績が評価されて今回の決定となったようです。

　先日見にいった映画の舞台となった「常磐ハワイアンセンター（現：スパリゾートハワイアンズ）」は、かつてその地で炭鉱を経営していた企業が従業員雇用対策・地域経済保持のために自社にて新規事業を起こし今日まで運営しています。
　夕張の場合は、地元で炭鉱を運営していた企業がそのようなことをせずに自治体へすべて丸投げしてしまった点がうまくいかなかった原因のひとつとも考えられると私は感じております。
　加森観光が運営することで夕張市の状況が少しでも良くなることを願います。