下の写真はネットから取りあげてます。
タイ南部トラン県リボン島沖で泳ぐジュゴン。タイ国立海洋公園管理センターが公開した動画から(2020年4月22日撮影、同日提供)。
コロナウイルス騒動のために、タイの観光業で、何百万もの失業者が出てしまったことを知ると本当に本当に辛い・・・
でも、このニュースはそのことがメインではなく、コロナウイルスの影響で観光客がいなくなったタイの海に野生のジュゴンの群れが戻ってきた、という話。
元々は、野生の動物たちが住んでいた場所に人間がドカドカと入り込んで生き物たちを追いやってたんだな。。。と改めて考えさせられるのでした。
かくいう私も、これまで二度、タイに一人旅して楽しんでいた観光客の一人。
実は、2年前にチェンマイからチェンライに車で4時間かけて移動した時。
車の中から見た光景は、山を切り崩して大規模な道路舗装の工事現場ばかりでした。
その道路舗装のために、車移動が出来るようになったのです。
便利に移動出来てよかったとは思ったけれど、明らかに地球、自然を破壊している行為。見ていて辛かった。
世界中どこでも、このように人間が海や山に手を加えまくり、自然のそのままの姿はどんどん変容して開発されていく。
しかし、今まさに、人間がいなくなったので、追いやられた動物たちが元の場所に戻ってきたなんて、これは無視できない現実です。
観光地に限らず、世界各地で環境に関するニュースがどんどん入ってきます。
インドのニューデリーの昨年秋と今年4月の街の様子の映像を見ると、その違いは一瞬嘘じゃないか、と思うほど。大気汚染に侵されてほとんど白っぽくしか映らない昨年と、街がロックダウンされて、空気が澄んできてすべての色形がクリアになっている現在のニューデリー。
その差に愕然とします。
これはもちろん世界各地でもいえることですが、
環境啓発活動を行っているアメリカ人の女性は、この外出制限が環境に及ぼす影響に「希望の光を見た」と言っています。
私達は地球の水と空気をきれいにする力がある、と。
実は、旅好きの私はコロナ騒動が終わったら、あそこも行きたいここも行きたいと、夢は世界中を駆け巡っています。
でもこうして地球が息を吹き返している様子を知った今、
私たち人間が、
人間の欲望、よく言えば夢をかなえたいと言う思いと、健全な地球の姿を維持することの大切さ。
矛盾とも思えるこの問題を改めて思い、今のコロナ騒動、一度見つめ直すいい機会なのかもしれません。
さて、次回の演奏動画配信にそろそろ準備を・・・
次は何の曲にするか、だいたい決まりました。今までとガラッと雰囲気を変えるつもりです。
前回はショパンの「小犬のワルツ」でした。動画は前回のこのブログの記事と、ホームページのビデオコーナーに載ってます。
こちら↓