秘かに入手していた社外リアサスペンションに交換したよ。
YB/YBR界で大人気なYSS社のDTG 350mmハイブリッドサスペ
ンション。(ア〇ゾンで約8千円)
昔あったスタンダードモデルは青・赤の二色が存在していたけど、
このタイプになってから赤しかなみたいだ。
さて、問題は付属のカラー(金属の筒)を抜かないとYB/YBR系
にそのまま装着できない事なんだけど、カラー抜きの方法は色々
ある。
ネット検索すると幾つかの説明例はあるけれど、どうもうまく
説明してるサイトが少ない。
ここはかなり分かりやすい。
リンク バイクのリアサスのカラー交換
俺も今まで似たような方法でやっていたけど、焼き直しのつもり
で少し書く事にした。
カラーを抜きやすいように一工夫。
ドライバーを差し込んで斜めにこじると隙間が出来るので、
そこへシリコン潤滑剤スプレーをひと吹き。
全周に渡るような感じで4か所くらい行うと良い。
『電工ドライバーで抜く方法』
電工ドライバーの形状で都合よく押し出せる。
ぐりぐりと円錐運動させながら押してあげるとカラーが徐々に
抜けてくる。
半分以上抜けたら手で引っ張れば完全に抜けるだろう。
『クランプで抜く方法』
ラバーブッシュを残しつつカラーだけを押し出すのに、こんな
構成の道具類でやると簡単。
事前にドライバー方法と同じシリコンスプレー処理をする。
なお、カラーの長さはソケットより長い関係で完全に抜けない
から締め込みが急に固くなった時点で終了してカラーを手でぐり
ぐりさせて抜くと良い。
都合の良いソケットを持っていない時は、代用品を使うと良い。
例えば水道配管用の部品でホムセンで数十円。
TSユニオンソケット・16が都合よくカラーが中に入り込む。
これを17mmソケットの代わりに使うのだ。
こんな感じに作業する。
余談だけど、秘蔵の水道配管部品類。
1個数十円だから何種類も買っておいたので、こんな時に役立つ。
さて、カラーを全部抜いたから、ついでに観察してみた。
バネを押す強さを調整するためのイニシャル調整機構は裏側を
見ると分かった。
階段状の機構になっている。
調整時はガタガタと階段を越えるので、動かしやすいように
スプレーグリスかスプレーオイルを少し吹いておくと良い。
YB125SPでの交換方法はこれを見れば分かるだろう。
リンク: YBのリアサス交換について
YBR125/YX125系は単にサスを入れ替えればよい。
車体に装着。
下側はオフセット構造なので写真の通りに組むとチェーンガード
と干渉しなくなる。
反対側のサスも対称に合わせれば良い。
もう一工夫。
リンク:リアサスにシュッ! で体感したので、今回は最初から
行う事にしたよ。
上側にシリコンスプレーをシュッ!としてスプリングを回す。
下側も同様にシュッ!
これで新品時のゴリゴリ感が無くなってスルスル回るようになった。
イニシャル調整方法はこんな感じ。
俺が入手した物は最初から最強にセットされていたので、左回転
で回すと徐々に柔らかくなったよ。
6mm弱の穴が前後2箇所あるので、軸径6mmの2番・+ドライ
バーを差し込んでカタカタ回すとスプリングを押す強さを変え
られる。
このモデルは7段階可変だ。
本当は「サグ出し(サグ調整)」を実行するのが一番だけれど、
2名以上で行うため、簡単にはできない。
好みもあるから、とりあえず1番弱くセットしておいた。
交換作業が終わったから、昼食を食べに行くついでに試走して
きた。
愛川の工業団地内で見つけた寿司屋。
半ソバ+握り寿司セット730円也。
食後にクネクネ道を徘徊。
最弱にセットしていた純正サスと比べてもギャップ通過や舗装の
つぎはぎ、減速帯でゴツゴツ感が随分減って走りやすくなった。
コーナリングもリアタイヤが吸い付くようになり、安心感が
増したよ。
一番弱くセットしていたが、少し路面状況がつかみにくい印象
もあったので2段硬くしてみた。
この手の調整は多めに変化させて、やりすぎ感が出たら少し戻
す方法で追い込むと分かりやすい。
結果的に最弱から1段硬めに落ち着いた。
赤いリアサスに変えてから見た目の印象も変わったね。
テールランプやサイドカバーのロゴ、ウインカーとのバランス
は良いと個人的に思う。
イニシャル調整は状況しだいなので、キャンプ道具や大荷物、
タンデム走行では硬めに変えると走りやすくなるだろう。
好みもあるので各自うまく最適な設定を見つける事を祈って
ますよ。
さて、今年もあとわずか。
注文しているフォークブーツが届けば交換し、ついでに
フォークオイルとエンジンオイルを交換すれば年内の作業は
終わる予定。
自分はyb売ってからマニュアルバイクがなく禁断症状気味です。
s125の納品後の春にでも自分も花見兼小食堂散策してみたいですね。
YSSはサスが純正よりも柔らかめなので345mmにすると結果的に余計に尻下がりになると予想して、汎用の350mmを選んだしだいです。
最弱でも良い感じのセッティングです。
YB純正フロントサスでも水平ラインがビシッと出ると思います。
たった5mmの差なので気づく人は居ないでしょう。
新バイク、楽しみですよね。
スズキのバイクは意外と寸法共通な部品が多いので、GN/EN系のタオバオ部品で流用が可能かも知れません。
オイルフィルターや消耗品などで使えそうな物があれば便利でしょう。
色々なレポートを期待しています。