油水分離器(リンク)の話の続きで申し訳ない。
順調に水分が分離されているけれど、ちょっと気になる点が
あるのだ。
見ての通り、完全な水とはいかず少しオイルが混じって乳化して
いる。
本来はエアクリーナーボックスを介して燃焼室へと送り込まれる
はずのオイルミストの一部が落下しているみたい。
一方、分離器施工に協力していただいた方の分離水。
特に濁りも無くて綺麗な水という感じでしょ?
実は施工時にちょっとした細工をエアクリーナボックスにして
おいたのだ。
エアクリボックス内のブローバイガス還元穴はこんな感じ。
約1.5mm程度に小さな穴なので、油水分離器を付けた時の
流動抵抗と合わせてクランクケース内圧が上手く抜けないのでは?
と思って穴を少し広げたあげてたのだ。
これが上手く作用して透明水として分離されているのだろうと
思って、自分のエアクリにも同じ細工をしてみたよ。
ドリル工具の入り込む空間ではないので、手袋をはめてドリル歯
を直接回して穴を広げる。
いきなり大きな穴は開けにくいから2.0→2.5→3.0mmの順に
広げてみたよ。
さて、穴を広げた効果はこんな具合だった。
ホースはエンジンオイルで変色しているけれど、分離された水は
加工前よりも綺麗で透明になった。
これで2台の検証結果が出たので、油水分離器を付ける時には
エアクリのブローバイガス穴を広げると良いだろう。
ホンダやスズキ車のブローバイガス穴はもっと広いらしいから、
4mmくらいに広げても問題ないんじゃないかな?
しかし冬なのに湿気の多さにビックリしているよ。
以上、油水分離器の続報でした。