YBR125のスイングアームピボットのベアリング化の実例を紹介するよ!
YBR125FIモデル所有の読者様・H氏から報告をいただきネタとしました。
使用するのはシェル形針状ころ軸受HK形(オープンエンド形) HK1816。
汎用品だから検索すれば販売店や通販も見つかるので4個入手する。
以前紹介したようにピボットのブッシュを加工し、ブッシュの代わりにニードルベアリング
へ置き換える事でスイングアームの動作をさらに円滑にする方法だ。
事前に当ブログ内のピボット関係および「セロー ニードルベアリング ピボット」で検索
して作業例や注意点などを理解する事をお勧めします。
断面構造。
ブッシュをいったん抜いて3mmほど残して筒の部分を切る。
ブッシュは硬くてもろいから注意すること。
挿入後画像。
ベアリングは叩き入れると外輪が歪んでしまうからソケットレンチのコマや適当なパイプ
とボルト・ナット・ワッシャーやCレンチで圧入するとよい。
手持ちの安物ソケット17mm用を測ってみたら外径が23.75mmでベアリングの
外径24.0mmより極わずかに細かったから臨時の冶具として使える感じだ。
ブッシュも叩き入れようとすると欠けるのでCクランプと当て木で圧入する方が安全だ。
当ブログは教科書では無いから作業の詳細はセローで行った先人達の記事を参考に
して各自できる範囲内で行ってください。
カラーとオイルシールは純正の再使用でOKだったそうです。
尚、YBRシリーズ無印2015年モデル以降とYB125SPに関してはピボットの構造が
変更になったのでこの改造はタオバオで適合改造部品を入手するしかありません。
2013年型以前のモデルのみの実例と思ってください。
詳しくはご自分の車体のパーツカタログで確認するか、実際にピボット構造を目視して
くだされ。
H氏が試乗した感想につきましてはコメント欄をごらんください。
以上、学生であるH氏の実行力で実現したYBRのスイングアームピボットペアリング化
でした。
農道は穴が開いたところにアスファルトを流し込み、そこがかえって盛り上がるなどして大変凹凸が激しく、今まではフロント、リアともにガツンと言うショックがありました。
今日、あえて凹凸の激しい所を通ってみたところ、第一印象は「こんなに快適な道だっけ?」というものです。
今までと違い、ストローク量が増え、瞬間的に浮けるショックはずいぶん減ったように感じました。
あくまで1個人の感想ですが、参考になれば幸いです。
予想通りに瞬間的な反応が機敏になってるようですね。
その分サスペンションの特性は表に出やすくなったりタイヤ空気圧の差が体感しやすくなるかと思います。
いいですね、ベアリング化。
YBRの乗り心地が少しグレードアップする感じの様なので私もその気になったら改造しようか思います。
問題は純正の正規カラーの入手が未だに頓挫してることで、タオバオで最近見かけるようになった純正
そっくりのコピー品を入手して採寸する予定です。
カラーの外径が17.90~17.95mmなら合格なんですけど、模造品にそこまで精度を要求できないのが中華の
限界かな。w