YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

純正BS25キャブの寸法(VM24、VM26のポロリもあるよ!)

2013年05月11日 | YBR125改造

読者さまからの貴重な情報が舞い込んできたので一部加筆して公開します。
我がYBR125は年式の関係で純正キャブレターの型式がVM22なので、負圧式のBS25を搭載した
YBRの詳細がいまいち把握しきれていなくて、キャブ改造などの助言がしにくい状況なのだが以下の
画像の寸法からみさなさんは独自に強制開閉型の国産VMシリーズやOKO製のPWK型などを流用
するときの寸法資料にすると心強いだろう。
また、他のミニモト系にもYBR125の純正BS25キャブを流用するための資料にもなるだろう。


エアクリ側はこんな感じで外径42mmなので、これに近い社外キャブを探すのが手っ取り早い。
コネクティングチューブがモンゴリやAPEのように豊富じゃないから重要な要素だ。


次に気にすべきは入出力間の距離・86mmでこれに極々近いか同寸のキャブでないとつじつま合わせ
に苦労する。
コネクティングチューブとマニホールド間寸法が約60mmなのも注目すべきだ。


エンジン側は34mmなのでここが一番の課題かな?
BS25では内径25mmなので、う~ん、探せば最大外径35mm程度で内径が30mm程度までのキャブ
が見つかれば御の字だ。

社外キャブに関してはモンキー、ゴリラ、APE、XR系のマニア情報が一番豊富だけれど、他車種純正
品を流用してビッグキャブ化する際には約150~250ccの単気筒モデルを狙うと小さすぎす、大きすぎず
に収まるかもしれない。
案外仲間内で秘蔵してるキャブがピタリと合うかもしれないので、上記の画像から入出力ポートと距離を
メモしてサイフに忍ばせておくといざと言う時に参考にできると思う。
余談だけどキャニスターからのパイプは関してはガソリンタンク内のガソリン蒸気をキャニスターで液化
させてキャブに戻す環境保護規制対策機構なので、キャブ換装の時にはホース類を外して蓋でもして
おけばいい。

今のところ国産ミクニVM26に換装した事例があるけれど、寸法さえどうにか合えば強制開閉だろうが
負圧だろうが、加速ポンプ付だろうがエアーカットバルブ式補正機構付だろうがなんとでもなる。
モンゴリ系の血のにじむような試行錯誤の歴史に比べたらYBR系は歴史が浅い分、選択肢が限られて
るので悩む要素が少ない。w
だが意外な情報ではスズキのGNやEN系のキャブ系が寸法的に近いのも興味深いので、GN125系や
ジェベル125/200などの改造ブログもおおいに参考にできるだろう。
同じヤマハ系ならTW200、セロー225なんかも似たようなキャブだ。 ほら選択肢が増えて行く・・・w

追記:
せっかく頂いた寸法データがあるのでちょっとポン付けしやすそうな物を探してみた。

MINIMOTOから発売されてるVM24がこれ。
国産ミクニVM26のお値段が意外と高いので、このVM24で手を打つのも方法かと思う。
ただし、相変わらず肝心な部分の寸法があいまいだったりユーザーが採寸公開していないので、本当に
ポン付け可能かは定かでない。(なんで測らないんだろう?燃調よりも簡単な作業なのにねw)

KSR系の情報ブログによると国産と若干相違があるらしいけれど俺が使った中華VM26のようになんら
問題はなさそうだ。
このタイプなら2011年式以降のYBRにポン付けできそうだし直引きバルブの反応の良さが出るだろう。
YBR125純正のコネクティングチューブとマニホールドがそのまま使えれば楽だしね。
ケーブルは謎PD22で判明したように長さ1000mm~1100mm程度のモンキー汎用ケーブルで対応
できるんじゃないかな?
自転車のブレーキケーブルで自作する方が品質がいいって感想も見かけたので解決策はいくらでもある。
とにかく、楽に付けられそうな寸法のキャブ探しがポイントだ。
なぁ~に、一番大変なので付いた後の燃調だけどね。w
これさえ覚悟すればモッサリしたYBRが見違えることだろう。

最後に貴重な画像資料を提供していただいたuiui様にあらためてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!
みなさんも感謝しようね~~

追記:読者さまから国産VM24とVM26の採寸報告をいただしきました!
せっかくなので純正BS25との比較がしやすいように転載いたします。

まずはVM24(日本製?)。


そしてVM26(日本製?)


それぞれの寸法を比較すると数ミリ程度の差しかないので、ゴム製であるコネクティングチューブやマニホールドの
許容範囲内でポン付けできそうですね~~。
お気づきのオーナーも多いと思うけど、コネクティングチューブ側であるエアークリーナーボックスの固定ボルト穴は
長穴になっていて、数ミリ程度の範囲で前後にずらせるから位置決めに利用できて寸法差はどうにかなるだろう。

こうして眺めてみると2011年式以降のYBR125系に関してはポン付け可能なキャブが意外と多いって事だな。
また中国ミクニのフランジタイプVM22を搭載した年式に関してはホンダが得意とするケイヒンのPC・PD・PE・PZ系統
のキャブの方が見つけやすいと感じた。

キャブレターはいろいろと奥が深く、範囲も広いのでいろいろ遊べると同時に歯止めは効かない改造分野だw
泥沼にはまらないためには純正よりもほんの少し大きなキャブにするのがお手軽改造だと思うよ~~。

貴重の寸法資料を公開してくれたbo-chanさんに多謝!