YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

サイドスタンドの傾き改善方法

2012年10月02日 | YBR125改造

リアタイヤのサイズは純正で90/90-18なんだけど、これを例えば3.25-183.50-18などへサイズアップをすると、
もれなくサイドスタンド停車時に車体の傾きが大きくなる
荷物満載だと今にも倒れそうな感じで、キャンプツーリング時にかなり気を使う。
また、リアショックアブソーバを少し長めの社外品に換えてる場合も同じく傾きが大きくなる。

スタンドを調べてみると動きが円滑になるようにけっこうガタが有って、これのおかげでスタンド自身も傾きに影響を与えている。
それならばちょっと改善してみようと思い立って実行したのが以下の方法。

用意するのはキタコが発売してるスクーター用のスペーサーシム
ガタの隙間はおおよそ1mmだったけれど、ピッタリにするとたぶん精度の関係で入らないはずなので0.5mm厚を選んだ。

スタンドのボルトの径が12mmなので作業のしやすさから内径が13mmのシムを選ぶ

メインスタンドで車体を立てて、サイドスタンドのボルトを抜く。
最初に裏側のセルフロックナットを外すんだけど、片口スパナやラチェットレンチなどヤワなものは使わずにメガネレンチで
作業しないと外れにくしナメる可能性が高い


17mmメガネレンチ。 回す方向を間違えるなYO!!

そしてスプリングを外すんだけど、俺はスプリングプーラーなんて気の利いた工具を持ってないのでハリガネを
輪にしてスパナにかけてエイヤッ!と引っ張って外した。

スプリングには上下方向があるので観察して覚えるか写真でもとっておくといいだろう。

次に表側からボルトを抜く。
構造を見て分る通り、ロックナットを外さずにボルトを抜こうとすると絶対に回らないどころか頭をナメることになる。

ここも17mm。

これでサイドスタンドの構成部品は全て外れる。


さて、用意したスペーサ-シムを隙間に入れながらスタンドの穴位置を合わせて、ボルトを固定する。


裏側のセルフロックナットを裏表に注意しながら固定する。
セルフロックナット構造なのでボルトもナットもガンガン締め付ける必要はない。
固くなったらクィッって軽く増し締めする程度十分。
最後にハリガネ法で頑張ってスプリングを装着して完了。

これでガタがほぼ無くなり、非常に安定した接地になった。
車体の傾きも少し改善されて、この“少し”が転倒防止になれば安い費用と労力と言えるだろう