DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

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題名:フラッシュバック(俺が悪いのか! 続編)

2022-07-19 21:34:09 | 【DV加害者更生教育プログラム】

題名:フラッシュバック(俺が悪いのか! 続編)60代男性Bさん

外出していたら都内に出かけていた妻から電話が来た。 家に帰ってきたが、家の鍵をどこかで落としたようで入れない。 至急帰ってきて欲しいとのことだった。

また鍵を無くしたのか。 バックの中にあるのに見つけられないこともあるので、気楽に考えながら家路を急いだ。 もし、本当に落としていたらどうするか。 1~2年前にあった、鍵のかけ忘れの件を思い出しながら妻への対応も考えていた。

家に着くと妻が玄関前で待っていた。 そして、カバンに付けた簡易ロック付きのフォルダを見せて「鍵をここにつけていたのに無い。」と説明してきた。 簡易ロックは押すだけで外れるので、鍵が見える場所にあれば盗られるリスクもある。 鍵を盗んで、後をつけて家が分かれば簡単に空き巣ができる。

そのように思ったことから、妻に「どこで落としたか想像つく?」と聞いてしまった。 多分、その言い方がキツかったのだろう。

妻が急に緊張し始めた。 その後、2~3言の会話の後に妻が、「私が一番気にしているのに責めること無いでしょ。」と興奮し始めた。 そして、今回の件とは別のことで、私から嫌な思いをさせられたことも含めて文句を言い始めてきた。

最初は、逆ギレ?と思いながら妻の主張を聞いていたが、フラッシュバックであることに気が付いた。

妻との関係改善が進み始めていたので、「地雷を踏んでしまった。」と思った。

私は、鍵の件は責めていないことと、不快な思いをさせたことの謝罪を伝えたが、妻の怒りは収まらなかった。 その他の件も、妻の気持ちを想像しながら謝罪を伝えた。

そして、今後数日は文句の嵐が来ることを覚悟した。 2020年5月に投稿した「俺が悪いのか!」を思い出しながら、妻とゲームにならないように注意していたつもりだったが、フラッシュバックまでは考えていなかった。 次はもっと上手く対応しないといけないと思った。

リエゾンからのコメント

あー、今さらながら夫婦関係は難しいですね。それにしてもBさんの成長ぶりは頼もしい限りです。

フラッシュバック…これは一番対応の難しいことなので、パートナーが一番苦慮するのです。

上記の例なら、逆切れにしか見えないでしょうし、学んでいない夫からしたら責任転嫁にも感じてしまいます。さらに揉めていくことになるでしょう。

フラッシュバックは地雷を踏まれると勝手に起きます。

急にムカつく、キレる、など、当人にしたらこの状態になりたくないのに「一体何してくれるの!」だと思います。

地雷を普段から探しておくことをお勧めします。

それでも地雷を踏んで何度も失敗するでしょう。でもそのことで一生懸命に対応している姿をパートナーは怒りながらも見ています。

フラッシュバックではなく、仕返しを行う場合も起きてきます。ますます子どもたちにとって厳しい複雑な状態になります。

仕返しに関して、何度かブログでも書きましたが、また改めて書きたいと思います。

 

 

 

 

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