DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

後悔

2016-06-01 07:46:47 | 【DV加害者更生教育プログラム】
30代男性からの投稿

あなたは今どんな状況で、このリエゾンのブログを見ていますか。
あなたは女性ですか、男性ですか。
DVを受け、悩み苦しんでいる女性ですか。
それとも、女性パートナーから、あなたのやっていることはDVだと言われ、DV加害者プログラムに通うように言われている男性ですか、

または別居状態になり離婚を迫られている男性ですか。
もし、あなたが女性なら、決して一人で悩まずに相談してください。
もし、男性なら、あなたがしていることは、多くの場合、あなた一人で頑張っても解決できることではありません。
今まで解決できなかったからこそ、このHPを見ているのではないですか、あなたの大切なパートナーである一人の女性をここまで苦しめてしまったのではないですか。
あなたにとって、今のパートナーは初めての結婚相手ですか。もし初めてなら、あなたは今まで、初めてやることで何でも最初から上手くできましたか。
もし、体の調子が悪くなれば医師に診てもらうでしょう。車が壊れれば車屋、家電が壊れれば電気屋に頼みませんか。


物事には、専門家がいます。
結婚しただけで、二人でいるだけで、子供が生まれただけで、パートナーとの生活がうまくいっているなら、それはとても素晴らしいことだと思います。
しかし、あなたは今、パートナーとの結婚生活がうまくいっていないのではないですか?
うまくいっていないからこそ、このリエゾンのブログを見ているのはないですか。
どうか手遅れになる前に、これ以上状況が悪化する前に、あなたの人生にとってパートナーとはどういう存在なのか、もう一度考えてください。
怒りをぶつける存在ですか、争い、いがみ合う存在ですか、憎しみ、バカにする存在ですか。相手の反応が怖くて、思ったことも口に出せない存在ですか。
それとも、何でも話し合える信頼できる親交親密な存在ですか。
きっと多くの人がパートナーと後者の関係になれると思い、結婚したのではないでしょうか。

今のあなたは、パートナーとそういう関係になっていますか。もし、そういう関係でないなら、その原因はどこにありますか。
パートナーですか。あなたですか。それとも、両方にですか。
結婚前に思い描いていた仲のよい関係になるには、あなたは今何ができますか。相手に何かを求めるのではなく、あなた自身に今できることは何ですか。

あなたのイライラ、パートナーへの怒り、不満はどこからくるのでしょうか。もしかしたら、あなたの親のあなたを育てる態度に原因の一つがあったのかもしれません。

あなたは親から虐待を受けていませんでしたか。
殴る、蹴るだけが虐待ではありません。大声を出す、物に当たる、親にされて嫌だったこと、今まで誰にも言えない、言ったことのない、親に傷つけられた体験はあなたにありますか。
家庭の中で、あなたでない誰かが虐待を受けていたり、大声を上げたり、物に当たったりする大人はいなかったですか。
もしかしたら、自分の記憶の奥のさらに奥に閉じ込められている記憶があるかもしれません。

自分でも忘れている、遠い過去の記憶があるかもしれません。

また、あなたが無意識に生活の中で守ろうとしていること、守らなければならないと思い込んでいることはありませんか。
目に見えない、自分に課した、自分でも気づいていない束縛によって自分自身が苦しんでいませんか。

あなたが思っていること、信じていることは本当に正しく、他人の言うことは間違っていますか。

あなたの親が言っていたこと、言っていることは全て正しいことですか。


自分が受けているストレスを認識できていますか。
そのストレスは本当にストレスに感じるべきことですか。ただイライラすること以外に、あなたができる解決方法はありませんか。



自分の特性を理解していますか。何が得意で、何が苦手ですか。

自分の苦手なことに目をつむって、見ないふりをしていませんか。逃げていませんか。


あなたとパートナーとの大切な生活に何らかに問題があり、このリエゾンのブログを見た、この機会をどうか逃さないでください。

もし、パートナーにリエゾンへの参加を求められているのなら、どうか、このチャンスを逃さないでください。

パートナーと同居しているのなら、なおさらです。

これ以上悪化しないうちに、あなたのために、あたなのパートナーのために、

もしお子さんがいるのなら、子どもの人生のために、リエゾンに参加しませんか。



私は後悔しています。大きな大きな後悔です。

もし、もし、妻と子供と同居しているときに、妻の求めに応えて、DV加害者プログラムに参加していたなら、

2年半以上も、妻と二人の子供と別居することにならずに済んだかもしれないと。

今は、妻には直接の連絡は一切できず、自由に自分の子供とも会えず、1か月に一度ほどの子供との面会日に会えるのみです。


その日は、私にとってみれば、突然やってきました。

リエゾンとは別のDV加害者プログラムに通うよう、妻から求められていましたが、

そんなところに行かなくても自分は変われると思っていた私は、妻の求めを拒否していました。

そんなある日、また朝から妻に怒ってしまいました。

ああ、またやってしまった。

昼過ぎに、出先から妻に謝罪のメールをしましたが、妻は子供を連れ実家に帰り、2年半経ちました。

そのうち帰ってくるだろう、話せばわかってもらえる、そんな風に考えていた私は甘かったです。

妻が大きな決心で別居に踏み切るまで、事の重大さが全くわかっていませんでした。

自分がいかに妻を傷つけてしまってきていたか、全くわかっていませんでした。


もしかしたら、これを読んでいるあなたも、数か月後は私と同じ経験をするかもしれません。

だから、特に同居している人は、今のうちにリエゾンに通ってください。

あなたとあなたの大切なパートナーのために、ここで立ち止まり、自分の考え方、行動、人生を振り返ってみませんか。




リエゾンからのコメント

 Kさんは文中にもあるように大きな大きな後悔をしました。まだまだ平気、大丈夫と、起きていることを軽く考えていました。
そして今、後悔で胸を押しつぶされそうな日々を送っています。
なぜ、あの時に気づけなかったのだろう、軽く受け止めてしまったのだろう、チャンスはいっぱいあったのに、なぜ、なぜ…
人は大事な時に、タイミング良く気づくことがなかなかできません。なぜかというと、考えられる一つにはプライドというものが邪魔をするからです。
プライドよりもっと大事なものなんだ、と気が付いた時にやっと行動できるのです。でも、その時にはもうかなり難しい状況になっていることでしょう。でも、今からでもあきらめないでください。自分が本気になったとき、脚本を変えられるチャンスも生まれます。
脚本とは、幼児期に自分で決めてしまう人生のおおよその道筋です。
交流分析では脚本は変えられないと創始者のエリック・バーンも言っていました。いわゆる三つ子の魂百までにあたります。その後エリック・バーンは変えることができると理論を変えました。
ロバート、メアリー夫妻が再決断療法(インナーチェンジングセラピー)を生み出したからです。
すべては自分次第なのです。
何をするにしても遅いことはありません。
気が付いた、今が、あなたの動く時なのです。
どうか一歩を踏み出してください。

Kさんは、俺みたいにならないように、迷っている男性に訴えたい。と言います。その気持ちは尊いと思います。思いがいっぱい詰まった記事でしたね。いっぱい泣いたことでしょう。

今、Kさんと妻との間には弁護士さんという厚い壁が立ちふさがっています。してしまったことの結果です。
今のKさんなら弁護士さんはいらなくてもすむのだけど、時間は前には戻らないのです。

でもね、あなたもまだまだこれからだよ。あきらめないで行こうね。
今、Kさんは自分を変える努力を続けています。


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