DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

良い影響

2015-08-03 20:54:05 | 【DV加害者更生教育プログラム】
50代男性

リエゾンの参加者が増える時は、2~3名が纏まって加わることが多いです。
それぞれの方の状況(別居や同居、家族構成)は全く異なりますが、パートナーとの関係に自信を無くし、対応方法が分からないのは共通しています。
グループで行うエンカウンター(本音での話し合い)でも、自分の問題を理解出来ていないことが分かり、パートナーとの関係改善の道のりが長そうだなと感じます。
でも、数ヶ月過ぎて誰かが改善の切っ掛けを掴むと同期は誘われるように気付きが進んで行きます。
別居が続いている方も、パートナーがチャンスを与えてくれれば、すぐに関係改善が進むだろうと思うレベルに成っています。
それを感じた時は、「良い仲間が集まったな。」と思うと共に、この場を用意してくれたリエゾンに感謝しています。



リエゾンからのコメント
 グループを毎週参加しているとそれぞれのメンバーの「夫婦とはどうあることが幸せなのかの理解度」が見えてきます。
それは本人にはわからない進行度なのです。わかるのは、周りにいる仲間たちです。

・俺はわかっているのかな
・どうしたらいいのかわからない
・みんなは俺に何を言いたいんだ?
・何か真剣に言われているけど、まったくわからないなぁ
・おれがいけなかったの?
・なんかわかってきたぞ。

・ダメだよ、それじゃ
・どうしたら彼に伝わるのだろう
・あれ、どうしたんだろう、彼が成長しているぞ
・何とかしてあげたいなぁ
・変わってほしいなぁ
・ああ、また優しく言えなかった
・俺と同じ失敗するなよ。
 などなど…

来た当初は自分の正当性を一生懸命に訴える時間が多い時期です。それから、先行くメンバーからのアドバイスを抵抗して受け付けない時期があります。その後にだんだんとみんなが何を言っているのかが少しずつわかってきます。ああそういうことかと、理解できる時期が訪れます。そしてそのことを今度は自分が新しく入ってきたメンバーに伝えていくのです。伝え方も変わってきます。初めは気持ちだけが先行して感情的に言ってしまう事もあります。でもそれでは相手は自分の言葉を聞いてはくれません。どうしたら相手に伝わるかを考える時期がきます。これも先行くメンバーがお手本になっていて、この人の意見の伝え方は一目置かれているな、とか、なるほどな、こういえばいいんだな、とか感じていくのです。確実にエンカウンターは人を成長させていくのです。

本音でのディスカッションはそれぞれが真剣に考える時間になっています。
それは普通の社会生活の中では、おそらく手にすることのできない時間と私は思うのです。

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