質問
「子どもが小さいとき、 親の自分勝手を強いてしまい、 大きな声で責めたりしました。 大人になった子どもに対して どうつぐなえば良いでしょうか?」
答え
今の大人たちに、間違った子育てをしていないと言える方は果たしてどの位いるのでしょう。多分、ほとんどいないのではないのでしょうか。
それだけ人は完璧ではない、間違える存在である、それでも私は生きる価値がある、
これは交流分析の人生態度OK-OKの立場です。
人は間違えるものであり、やってしまったことの否定と、存在を否定することとを分けて考えるのです。
今、間違いに気が付いたのですね。
大人になったお子さんは、建設的に希望を持って生きていますか?
それとも、腐っていてあなたに対して批判的な態度を向けてきますか?
傷ついた子どもたちが親に求めてくるとしたら、「心から謝ってほしい」ことなのです。
もし、そのチャンスがあるのなら
・弁解はしない。パートナーがひどい人だったとか言わない。子どもはあなたから怖い思いを受けているのです。
・大泣きをしない。親に泣かれると子どもは言いたい気持ちを引っ込めてしまうことがあります。
・責められた時、反論は絶対しない。子どもが暴力を受けてもいい理由は存在しません。
・ただ、心から謝るだけです。何度でも、話された時に謝るだけです。
間違えていけないことは、謝罪を物やお金にしたり、子どもの言いなりになったりすることで償いになると思う事なのです。
この間違えた謝罪の方法は子どもの支配欲を膨らませる結果となり、もっともっと、とキリがなくなっていきます。
子どもの言うとおりにしなかったら、ああだったくせに、とあなたを責めることを止めない大人になるでしょう。
心から謝ること
それを続けるだけなのです。
自分から「お母さん、未熟だった。」と話を向けても良いと思います。
気が付いた方もいると思いますが、これはDVの場合も同じなのです。