レ-ベン企画の公開業務日誌

イベント、講演会、コンサート、美味しかったものの報告、感想など

テレビに映らない、著名人の復興支援に感動!!

2011-04-27 10:30:07 | Weblog

この日は静岡で行われた、結成記念講演会に古田敦也氏が招かれました。震災もあり、余震や計画停電など不安定な予想もあり、開催も危ぶまれましたが、やれるところがやるべきことを変わらずに行うことで、これ以上の景気停滞を招き、ひいては復興支援にもつながっていくと信じ開催されました。冒頭は震災の被害にあわれた方々に哀悼の意を捧げるとともに、震災当日の古田氏の体験談などを話されました。また、テレビには紹介されてませんが、古田氏も2,3度NPOの人たちと被災地に入り、救援活動を行っていたそうです。その中で、テレビに映らない避難所もあり、避難所によっては必要なもの、状況に温度差があるので、その都度、その場所と密に連絡を取り合いながら、ピンポイントで支援していくことの大切さを話されてました。ネットで話題になった江頭2:50さんの話もありますが、テレビに映らなくても活動している著名人の存在を知り、とてもかっこよく感動しました!

そのほかにも、労組時代の交渉・ストの裏話や苦労、選手・監督時代の自己成長、問題解決能力の方法、今年のルーキー、祐ちゃんや沢村選手の評価など、野球ファンはもちろんそうじゃない方も古田氏のキャラとトークで楽しめる講演会となりました。

参加者の皆さんも、余震などで緊張が続くなか、働く仲間とともに楽しい時間を共有できたひとときではなかったでしょうか。

実行委員会の皆さんとの記念撮影も行われ、結成記念にふさわしい、記憶に残る1日になったことと思います。

私たちが日常を、日常どおり過ごすことで復興を支える基本となれば幸いです。これからも企画会社としてできることとして、様々な企画・アイディアで復興・運動を支えて行きたいと思います。


復興支援ボランティア

2011-04-22 14:28:28 | Weblog

先週になりますが、お付き合いのある労組の要請で復興支援のボランティア活動に1週間参加させていただきました。

 

この活動は6月まで続き、岩手県・宮城県・福島県に延べ約15000人が参加する大規模なものになり、これからの基礎となる第一陣として参加することにかなり緊張いたしました。

 

私の支援先は福島市内のある避難所になり、主な業務は食事配布・支援物資管理・ゴミ処理などの施設運営の補助でした。

 

 

 

施設に行ってみると落ち着いている印象を受けました。

市の職員の方のお話によると現在は200名ほどで以前よりは落ち着いたそうです。

当初は500名ほどの方々が避難しており、対応する職員の皆様は約15名体制で昼も夜もなく自分の家庭を後回しにして対応していたそうです。

避難されている方々はもちろん、職員の皆様もかなり疲弊している印象を受けましたので、ボランティアメンバーで話し合い、新規受け入れや安否確認対応などの行政業務を市職員、施設運営業務は私たちという許可をいただき、職員の方々の負担軽減に努めました。

 

 

 

バックヤードの物資

以前は山積みだったとのこと。今は多少混乱があるものの周囲の避難所と連携を取り、物資を調整しているらしい。今後は連絡を密に広範囲で分配することが必要とのこと。

 

 

 

避難されている方々が日々の生活リズムを取り戻そうと黙々とルールを守っている。そんな印象を受けました。

 

 

また、小さなお子さんの遊び相手にお兄さんおねえさんたちがなっていて、誰にも言われることなく、自分の今できることをやっているのだなと印象に残りました。

 

 

 

避難している方々は南相馬、原町、浪江の皆さんが多く、日々変わる原発関連のニュースを見ておりました。

そんな中、復興ソング『I love you I need you ふくしま』が流れてきたとき、皆さんが歌い出しました。おもわず涙がでそうになりました。

 

 

 

壁や窓には現在の避難者の名前・移転した方の行き先一覧、就職斡旋情報、近隣のお店情報、医療情報、住宅情報、保障・保険情報、イベント情報など各種情報がびっしり貼り出しており、日々、職員によって更新されていました。

 

 

 

また、ボランティア活動にくる方々も多く、

近隣の高校生や大学生のボランティア・炊き出し・タレントさんによるイベント・近くの学校教師の絵本の読み聞かせ・赤十字や医療法人の医療相談など多くの方が訪れていました。また、支援物資なども届いておりました。

 

 

 

 

24時間任務のため、隔日の休みがありました。

そこで、高湯温泉・土湯温泉に行ってきました。

桜が満開の季節にもかかわらず、閑散としておりました。

どちらのお風呂も最高でしたが、私個人は硫黄の高湯温泉がおすすめです。

肌の調子が良いような気がします。

 

 

 

その後、ある飲食店に入ると「今年はじめてのお客さん」と言われ、お店の方と観光客が激減している現状や原発問題などのお話しをお聞きしました。

 

 

 

今回、この活動に参加させていただき、たいへん勉強になりました。

私が行った福島ではまだまだ予断を許さない状況ですが、皆様はいつものの生活に戻そうとぎりぎりのところで頑張っていると感じました。

 

いまやれることは限られておりますが、それぞれの役に立ちたいという想いは強いと思いますし、その気持ちを胸に今できることを精一杯やって行きたいと思いました。

また、この想いが一過性でなく、長く続いていくことこそが大切だと思います。

今後も様々な運動サポートの中で生かしていければと思います。

 

 

 


南相馬市、飯館村へ

2011-04-14 17:21:46 | Weblog

先週になりますが、福島の南相馬市と飯館村に、参議院議員の現地実態調査と要望聞き取りの案内サポートとして伺いました。議員会館を出発し、まずは福島市内へ。県本部へ伺った後、その足で南相馬市役所へ向かいました。


食堂では避難所へ運ぶ食事の炊き出しが行われていました。



市の職員の皆さんに状況の報告を受け、被災地に向かいます。

海に近くなるにつれ、船が田んぼの畦に乗り上げていたり、車や家が滅茶苦茶になっていたりと想像を絶する光景が広がります。





海岸沿いに到着すると、そもそも何も無かったような光景に息を呑みます。



堤防は決壊し、津波の恐ろしさを象徴していました。周辺では重機による瓦礫の撤去、警察や自衛隊の捜索が続いており、以前の風景との比較や被害の状況などをご説明いただきました。

ひとしきり現地調査が終わった後、市長と面談するために再び市役所に向かいます。

庁舎ロビーは不明者の連絡掲示板や給水所となっており、甚大な被害状況を目の当たりにしてきただけに、本当に胸が痛みました。





櫻井市長に現在の状況や要望などをお伺いしたときは、すでに夕方近くになっていたのですが、20km圏内を経由して、飯館村に向かいます。



すでに真っ暗になった道を飯館村に向かい走ります。村役場についたのは19時近かったと思いますが、村長が迎えてくれました。どちらの首長も職員が不眠不休で頑張っていることを強調され、正確でタイムリーな情報を伝えて欲しいと切に願っておりました。



私たち自身も現地に赴き、様々な方々のお話を伺うことで、大変勉強になりました。
この得がたい経験を、今後も様々な運動サポートの中で生かしていきたいと思います。

現在も、弊社社員が要請を受け、1週間福島県に災害支援活動で入っております。
その報告も改めてさせていただきます。

私たちは皆さんの運動とともにあります。お手伝いできることがありましたらお気軽にお声かけ下さい。