この日行われた講演会では、大阪大学フェローで内閣府参与、内閣府経済社会研究所所長の小野善康氏による講演会が開催されました。
工学部出身で異色の経済学者と自身を語る小野氏ですが、噛み砕いた大変分かりやすい解説と、復興に向けた財源の確保や義援金の問題など、現状把握したうえでの具体的な提案はとても説得力がありました。
日本経済を再生させるためには、とにかく雇用を増やすことが大切であると訴え、そのための財源をどうするのかまでを提案され、とても有意義な講演会となりました。
震災復興を見据えた、これからの新しい経済システムを学んでみてはいかがでしょうか。
地域活性・組合の幅広い連帯を目指して立ち上げた産直ネット：ＣＯＣＯ自慢ですが、２０１０年より消費者と生産者が直接やり取りをする方式に変更いたしておりました。
しかし、２０１０年に生産者への申し込みが１／１０となってしまい、２０１１年は再び弊社が窓口として紹介も含めて行って欲しいと相談をされていた矢先、３／１１・大震災が発生いたしました。
福島県・喜多方のアスパラはかなりの方にお買い求めいただき、その殆どがリピーターになっているほどのヒット商品でしたが、震災直後は原発から遠く離れた喜多方でも野菜が市場で受け付けてもらえない風評被害が起こりました。
幸い今年の東北は春が寒く、アスパラの育成が遅れており、これから出荷の時期を迎えます。福島県とＪＡで独自の放射の検査を行い、健康に被害の無いことが証明されておりますが、まだまだ風評被害は続いております。
アスパラのリピーターだった全国の組合の皆さんからは、風評被害を心配する声と、今年また買いたい、買うことで支援したいとの声が相次ぎました。
そこで弊社では復興支援の一助になればと、このたびＣＯＣＯ自慢を弊社を窓口で復活させることにいたしました。
もともとが地域・組合活性のためとはじめた事業でしたので、殆ど利益があがらない事業のため、躊躇もありましたが、生産者の皆様からのたってのご要望、そして私たちが出来る復興支援の一つとして今回は踏み切ることにいたしました。
どうか皆さん、美味しいアスパラを食べて復興支援にご協力下さい！！
■ＣＯＣＯ自慢はこちらから！！
ゴールデンウィークは連合組織内参議院議員の現地調査サポートで宮城県の石巻市、名取市、岩沼市に伺いました。海岸線沿いが跡形もなくなってしまった南相馬と違い、見渡す限り瓦礫が山のように積み重なってとても胸が痛みました。避難所に入っているボランティアの皆さんも、充実した面持ちで様々なことを話してくださいましたが、いまだにライフラインが復活していない海沿いの学校を避難所にしなくてはならなかったり、立錐の余地もない体育館の避難所があったりと、やはり現地に行かなければ分からないこと、場所によって状況がまったく異なることなどが分かりました。このような状況を目の当たりにしたり、見聞きしたことを国会で反映していただき、少しでも改善していただければ、私もサポートできてよかったと思えます。
瓦礫の中にこいのぼりと「がんばろう！石巻」の看板が見え、そこで作業している家の方にも話を伺えました。力強く瓦礫を撤去するその姿と、地面に書かれた「復興するぞ！」の文字に頼もしさと復興への希望を感じました。なんだかこちらが励まされた思いですが、これからも様々な形でサポートし、復興支援につなげていければと思います。
５月１５日（日）福岡県立福島高等学校の同窓会で講演したコウタローさん。昨年創立１００周年を迎えた歴史ある高校で、作家の五木寛之さんは同校の卒業生です。ミニライブは３０代から８０代までの卒業生１５０名とともに懐かしのフォークソングを大合唱。「青春は心の中に」ではサミュエル・ウルマンの詩を引用して、「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのです。皆さんは今も青春しています！」とコウタローさん。
今回のメーデーは、メーデー中央大会の規模縮小をはじめ、震災の影響で中止になったりと、なかなか大変な状況でしたが、わたくし山崎が毎年司会を務めるこちらのメーデーは、無事開催されました。オープニングには主催者の仲間で結成されたビートルズバンドの演奏などで盛り上がりました。
毎回山崎も抽選会では砕けた司会を行うのですが、今回ばかりは神妙に司会をし始めたものの、多少砕けだすと皆さんも笑っていただけたので、やはり笑って元気になるというのは大切なことなんだなと改めて感じました。今回は特別賞として被災地の地酒なども登場し、メーデーと復興支援へのおもいを共有できたのではないかと思います。
まずは被災しなかった私たちが元気を出して頑張りましょう！！
