自粛生活の時から始まったエチュードの旅〜9冊目が昨晩終了しました。
前冊に続き、J.Palaschko(ヨハネス,パラシュコ、1877〜1932)のエチュードを練習してみました。
今回は、10 Künstler Etüden Op.44 (10 Artist Studies 1907)。
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正直に言ってしまうと、今回のOp.44は、面倒くさく、そして難しいエチュードでした。曲として良いなぁと思うところも随所にありましたが、披露するというのが前提で話すと・・出来ません。
前回、エチュードを仕上げたのが、9月の終わり頃で、そこから約2ヶ月頑張ったのですが、たった10曲練習するのにかかってしまいました。ヨハネス,パラシュコという人は、よほどのヴィルトゥオ〜ソだったのでしょうね。凡人音楽家にはとても難しい曲集でした。
コロナ問題で、急に出来てしまった自粛期間中に始めたエチュードの旅は、ひとまずこの辺で終わりにします。
理由は、第一に、今は自粛期間はとうに終わって、通常業務状態になっている事。
第二に、色々な有名エチュードを練習してきて気づいたことは、J.S.Bachのソナタ&パルティータとN.パガニーニの24のカプリスで、ほとんど色々な技術を網羅できる事。特にこの2冊は、学生時の先生に一生付き合えと卒業間際に言われたこと。なので、これからはこの2冊を粛々やっていきます。
BachとPaganiniは難しいので、また見直したい基礎があれば、今までに仕上げたエチュードの中から再びやり直します。CDで古今の一流の演奏家が弾くような演奏(テンポ)では弾きません。テンポを落としたり、色々なボウイングにしてバリエーションを楽しんだり、フィンガリングを色々試してみたり、どの曲か取り出して、無数にやることは増えるのです。曲が良いので飽きないで練習できるというのは、この2曲集は、超名曲の宝庫です。
またエチュードの旅に出たくなるまで、チャオ!