らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ゲルハルト・オピッツ氏 賛

2020年11月28日 23時59分59秒 | 山形交響楽団

 Beethoven 生誕250周年記念に良い思い出が出来ました。

 今週の山形響は、定期演奏会のリハーサル・本日土曜日、明日日曜日の本番。

 久しぶりのお客様上限無しの定期演奏会です。

 新鋭の粟辻聡氏が、指揮台に登場し一生懸命勉強してきて、魂のこもるタクトを振っています。

 そして、なんと言ってもゲルハルト・オピッツ氏のピアノ。

 ケンプ氏のお弟子だそうで・・・・ケンプ氏は母校武蔵野音楽大学のパイプオルガン設置にもご尽力いただいたそうですし、ゲルハルト・オピッツ氏も武蔵野音楽大学でリサイタルを行った事がございます。

 東日本大震災の後に、日本人へのエールのように、邦人作品ばかりのCDを録音して下さいました。気に入って聴いていたので、そのCDにサインをいただこうと思いました。

 しばらく使用していない拙いドイツ語でリハーサルの合間に話しかけると・・・・悠長な日本語が返ってきます。

 奥様が日本人でそれも山形にゆかりのある方だそうで・・・・納得。

 快く、サインをいただきました。

 その際「Moroiは良い曲ですよ」。

 そして、そばにいたスタッフのおかげで、一緒に写真を写すことになったのですが、「マスクを外しましょう!!」と笑顔で言ってくれました。

 2日間、誰も真似の出来ないBeethovenを共演してくれました。(合計4曲も!!)。

 素晴らしい音楽をする方は、人としても、あらためて素晴らしいんだと再認識。

 自分が素晴らしい音楽が出来ないのは、人として素晴らしくないからなんだ・・・・・と今更ながら突きつけられてしまいました。

 三つ子の魂百まで・・と言いますが、少しは人間成長出来るように!と思うのでした・・・・・。

コメント
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