年々こだわりが無くなり・・・・。

　私が大学生の頃からフリーの奏者としてやり始めた頃まで、日本経済はバブルをむかえてました。1億総金持ちみたいな気分で、ずいぶんと贅沢な浪費社会でした。超有名ホテルで結婚式をあげて、私達演奏家を雇い生演奏をBGMにおふらんす料理などを食べて、しかも私達演奏家に「スイートルームをとったので泊まってって下さい」なんて羽振りの良い仕事もよくありました。東京在住でしたので帰りますと申し出たら、約束の何倍ものご祝儀をくれたり・・・・・。良いのか悪いのか？判断しかねますが。

　私は普段はジーパン（今はデニムって言わないと駄目なのかな？）にTシャツ&シャツみたいな服装がほとんどなのですが、これは中学生の頃からしている、所謂慣れた服装です。そのバブル期はいっぱしにジーパンは、リーOイスとかエOウィンはたまたアルマーOとかこだわりがありました。今考えると学生風情が恐ろしい贅沢をしていたものです。友人なんかはルイOィOンのバックを誇らしげに脇に挟んでいつも持っていましたっけ・・・・・。

　今はその時の見栄っぱりな～時代に流されていた時のような感覚は全く起きません。はいユOクロで大満足です。昨日もとうとうお尻に穴が開いてしまって履けなくなったジーパンを涙ながらに捨てて、ユOクロに買いに行きました。同じものを2本とTシャツ2枚。締めて1万円位なものです。ユOクロも一時と比べて質が良くなりましたよね？？店に入ると店員さんの対応が心地よいです。色々選択肢も増えているので、あれもこれも目移りします。完全にユOクラーになってしまいました。

　（着る人が着る人ならば、）鼻高い何も知らない見栄っぱりなガキだった当時の私が着ていたリーOイスのジーンズより汗水たらして働いて買った今のユOクロのジーンズの方が高級に見えるのは不思議です。少しは成長したのでしょう。自分で言うのもなんですが・・・・・・。

　（写真）新しい膝が出ていないジーンズはやはりかっこいい！！