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灼熱の魂

2012-01-25 10:31:39 | 映画



先日有楽町近辺に用事がありました。
そこで、せっかく一ヶ月無料パスポートの期間中なので、地元のTOHOではやってないものを観てみようということで、日比谷の方へ足を伸ばします。
そして選択したのが『灼熱の魂』。

どんな映画かというと、中東系カナダ人の家族の話です。
お母さんと双子の男女の3人家族。
ただ、そのお母さんはとても変わり者で、双子の二人もいつも持て余し気味です。
で、そのお母さんが亡くなってしまうんです。
お母さんが亡くなったところから映画は始まるんだ。

お母さんが秘書をしていた弁護士の元に双子のふたりが集められ、遺言書を開くことになります。
そこでお母さん、変わり者の持ち味を発揮。
双子の姉の方には叔父にこの手紙を渡して欲しい。
双子の弟には、兄にこの手紙を渡して欲しいと新たに2通の手紙が用意されているのです。
そして、二人がそのどちらも成し遂げたときには最後に遺言を読んで下さいと。

なんで、それが無理難題なのかというと、双子の二人とも、叔父はもちろん、兄がいるなどという話は聞いたこともなかったんだ。
また母が訳のわからないことを始めたといぶかる弟。
しかしながら姉の方は、そもそも変わり者でほとんど口をききたがらない母のことはまったく知らないので、母のことをもっと知りたいという想いもあって、叔父を探してみようと母の故郷に旅立つのです。

と・・・どうですか?興味をそそられないですか?
私もそう思ったのでみてみたのですが・・・
何年かぶりで観ながらウトウトした笑

いや、だって雰囲気は地味だし、暗いし、きれいな女の子が出てくるわけではないし。
人が死ぬのもハリウッド映画みたいに派手なドンパチではなくて、ほんとに地味に人の命が失われていく。

なんで、こんなあらすじを書いたのかというと、この映画は私みたいになんの予備知識もなく観始めると、途中で観るのを辞めたくなってしまうんじゃないかと思うから。
もし観るとしたら、双子が探求していく謎は、徐々に解決されていくのでそこを楽しむということと、そしてその謎が明らかにされたとき、お母さんの壮大なメッセージに我々は圧倒される・・・

と、そんな映画です。

レバノン出身のカナダ人ドゥニ・ヴィルヌーブ監督がワジディ・ムアワッドの舞台を映画化したものだそうで、もう一回この映画を観るよりは舞台の方を見てみたいものだなと思わないではありません。

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